KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均9000円割れに

今週のお題「母の日に感謝を込めて」
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日経平均は金曜続落。前日のNYは欧州不安が若干落ち着いて、ここまでの下落の反動から小反発。ただNASDAQfacebook上場を控えた換金売りが続き軟調でした。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQが9019円というところで決まると、当初はそれを下値に堅調な展開。ただ中国のCPIが発表されると9000円を割り込む流れに。CPI自体は予想を上回る内容でしたが、それによって緩和観測が後退したのが株式市場的な売り要因。

後場は週末要因の売りに押され、9000円を下回ったところでの推移に。9000円に戻しかける場面もありましたが、結局は安値圏で引けました。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはJPモルガンの巨額損失を受けて金融株が下落し軟調。ただ、その割には下落幅は小さかったという印象でした。一部で「ジブリの法則」(テレビでジブリ映画が放送されたら、その夜のNYは波乱)というアノマリーも囁かれていましたが、波乱という程ではありませんでした。一方でNASDAQの方はプラス引け。

為替がやや円安に振れ、とりあえず来週の月曜は小反発くらいはしてくれそうな感じです。個人的には少しずつ下げ余地も小さくなっていき、早ければ来週の水曜辺りから底打ち感が出てくる展開になってくると見ています。ただ本格的に上を目指すのは、為替の円安反転が明確になってから、と思います。

大体、売り方の気持ちを考えると、この前と同じネタ(欧州不安)で前回安値を割り込ませる程に売り煽るのは無理があるでしょう。各国共に金融緩和を進めているので、前回ほど事態がひどくもありません。下げるにしても、もう一度持ち上げてから下げさせたい頃合いと思います。

一部アメリカの銀行の格下げが噂されており、また今回の件を受けてJPモルガンは各社共に引き下げる形に。他の銀行への波及が気になりますが、何にせよ事前に予想されていることは出たら出尽くし。ここから暴落というのは見込み辛いと思います。

あとはアメリカさんが持ちこたえている間に何とか地合が好転するかどうか、というところ。株安を止めるには、現段階では金融緩和を拡大する以外には手だてが無いというところでしょう。


新興市場は「強気の買い」。金曜は両指数共に軟調。またSNSゲーム関連株が軒並み売られたことで、関連株のサイバーエージェント(4751)、ミクシィ(2121)などのマザーズ主力株が売られ、指数を押し下げました。

来週はアメリカでfacebook上場も控えており、ちょっと前までなら無邪気にこれらのSNS関連株も連想買いが入ったはずです。個人的にはここまで売り込まれてきたので、さすがに上場当日はデジタルガレージ(4819)を始めとして買い戻しが入ると思います。

そもそも、ITサービスを提供する大手の決算を見ると、軒並み今期見通しが良く、業界環境は引き続き良い様子。恐らく、これから出てくる新興のネット関連株でも好決算を出す銘柄が多いと思います。直近まで買われた株は別として、ちょっと新興株の決算が出てくる来週は、新興市場にとってフォローの風が吹く週になるのではないかと考えています。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は反落。年初来安値を付けて下げ止まりません。もう売りが売りを呼ぶ展開で、為す術無しという感じ。

ところで、金曜はビックカメラ(3048)のコジマ(7513)買収が報じられ、またヤマダ電機(9831)はハウステックHD買収が報じられ、それぞれ事業環境の縮小の中で、将来を見据えてM&Aの動きが活発化しています。

特にこの業界は電化製品不振による再編が不可避でした。個人的にはコジマはオーナー系企業ですから独立路線を貫いて、ビックカメラは持ち分のベスト電器(8175)辺りに食指を伸ばすのではと以前有料メルマガでも書いていたのですが、現段階では予想は外れました(とりあえず金曜は思惑もあって買われていましたが)。そういう意味ではサプライズ。

他にも国際石油開発帝石(1605)やらナブテスコ(6268)やらリクルートやら各社共にM&Aの枠を用意しているとの報道が。決算を終えて出やすい環境になっていると言えます。であれば同社の事業環境はやはり良好なのでしょう。

それもあって、相方の日本M&Aセンター(2127)は同社と異なり年初来高値をまた更新。同社も引き続き前年を上回るペースで実績が積み上がっているのですが、きちんと評価されるのはいつの日か。

それにしてもコジマは昨日の時点で既に大幅高を見せていましたが、インサイダー情報が漏れていたんでしょうね。FAはSMBC日興ということですが、一体誰が漏らしたのやら。こういうところがFA選びの信頼度に繋がってくると思うのですが。


コンドーテック(7438)は続落。引け後に本決算を発表し、前期は会社計画を上回り、今期も2桁増益の高成長持続という内容に。予想通りの好決算でしたが、これは予想の範囲内に止まる、という感じか。

足下復興関連銘柄は化けの皮が剥がれて下落していますが、同社に関してはとりあえず順調に今期に繋げることはできた感じ。本来であれば十分な数字とは思いますが、最近の決算の傾向は四季報予想に止まる程度ならば売られる、という厳しい見方が続いていますから、週明けにドカンと買われるという感じでは無いですね。

好業績以外にもう一つプラスアルファが欲しかったところです。もし500円を割ってきてしまうようであれば、昨年高値水準を割り込んで節目も割り込む形になりますから、損切りを考えないといけない水準になってきます。来週の動きに注目。


三和HD(5929)は小動き。地合が悪い中では頑張っていました。同業で業界第二位の文化シヤッター(5930)が決算後に動意付く中、連想から買いが入りやすかった様子。同社の決算も来週予定されていますから、十分に期待大。


売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は続落。前回指摘したように、やはりチャート形状は悪いです。75日線を割り込んで、一目均衡表の雲も下抜けてきました。遅行線と雲が接する16000円前半で一度抵抗があると思いますが、基本は下落継続と見て間違いはないでしょう。


【注目銘柄】
イトーキ(7972)は反落も、一時500円超え。この銘柄は好決算を見て9日の有料メルマガで紹介。10日は一旦売られた後に450円での底打ち確認後、反転を見せてきました。ちなみに以下のように取り上げました。

「仕手っぽさがあるのですが、本日引け後に第一四半期決算を発表。第一四半期の時点で通期並の営業利益を稼ぎ出し、上方修正は無し。じゃあ残り9ヶ月何もしないで過ごすつもりか、という感じですが、ここまでの株価は案外この業績に対する強気の評価がきちんと出てきており、単純な仕手株でも無かったのかな、という気にさえさせてくれます。

背景には首都圏での大型オフィスビル増がある、ということで、今期の大幅増益は十分達成可能な様子です」

この業績数字であれば少なくとも年初来高値は抜いてきてもおかしくないですが、さて市場では単なる仕手株という評価で終わってしまうのか。来週の値動きに注目です。


GMOペイメントゲートウェイ(3769)は続落。こちらは9日の有料メルマガで売り銘柄として取り上げました。決算は良かったものの市場期待値に届かなかったこと、そして同日発表されたソフトバンク(9984)によるPaypalとの合弁設立というニュースが同社にとって大きな逆風となりました。

ソフトバンクにとっては、しばらくは大した収益貢献も無いであろうことから、同時にソフトバンクも短期的には売り視点としました。それでもPaypalとの繋がりを持ったことや、それに付随する周辺への影響力の大きさはなかなか無視できないものになるとは思います。

まずPaypalは知っている人は知っている、という感じのサービスですが、世界のオークション最大手eBay傘下で、やはり世界最大手のオンライン決済システムを提供しています。各社クレジット会社と直接契約しなくても、クレジット決済を導入できるということで、私のような小規模事業者も簡単に導入できます。ただちょっと手数料が高いのですが。

それはさておき、iPhoneを利用して小売店でクレジットサービスを導入しやすくする、というのはなかなか画期的だと思います。さすが孫さん、一歩先行くサービス展開ですね。

今回の話は事業者にとってもメリットがありますが、今後少額決済もカードを使いやすくなる、と見れば、実はカード会社の方に恩恵のある話かも知れません。ただ手数料が5%と高いようなので、この辺りはいずれ改善されるべきでしょうけれど。

それでGMOペイメントに関しては、決算の失望からチャート形状もすっかり崩れ、需給も悪いですから、まだまだ下値余地は大きいでしょう。買い板も極端に薄いので、怖くて誰も近寄れない状態が続いています。

一方、同業のウェルネット(2428)は決算を受けて大きく買われ、対照的な動きとなっています。事業環境は成長が続くと思われますが、GMOの方に関しては、ここまで高値圏を保っていたことが裏目に出てきている感じです。


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お陰様で日々たくさんのお問い合わせをいただいております。この場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございます。

他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。