KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計待ちで軟化

今週のお題「私の七夕」
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日経平均は続落。前日のNYは中国やヨーロッパの金融緩和があったものの、アメリカの各指標の強弱感が対立した結果小幅安。

それを受けた日経平均は雇用統計待ちで様子見ムードが蔓延。後場は9050円を割れると、そのまま下落幅が拡大、一時今週初の9000円割れとなりました。最終的には9000円を回復したものの、重要イベントを控えたところでチャート上の節目75日線が意識されました。当然のように売買代金も1兆円割れ継続。


投資判断は「中立」に。金曜のNYは注目の雇用統計が発表。出てきた雇用統計の数字は市場予想10万人の非農業部門雇用者数増に対し8万人に止まる結果に。それによる失望売りから各指数共に大幅安。結局前回書いた「ジブリの法則」はまたもや成立する形になってしまいました。

個人的にはこの程度の数字であれば、むしろ金融緩和観測が高まって逆に株式市場的にはプラスではないかと思ったのですが、逆の逆にこの程度ではQE3発動にはならないという見方も。落ち込み方が甘いということでしょうか。何とも皮肉な感じがします。

ただ、何とかNYは下げ幅をドンドン拡大していくということにはなりませんでした。シカゴ225先物も一応は9000円には乗せている様子で、辛うじて命脈は保っている様子。

それでも思いの外戻りが鈍いので、投資判断を一段階引き下げて「中立」にしました。気持ち的にはまだ買いの方に傾いている中立ではありますが、一旦ちょっと市場の流れを見極めたい段階になったので。

直近の一番気になるイベント雇用統計が終わりました。本来であればここから上昇の流れを確固たるものにしてくれると思っていたのですが、残念ながらそうは問屋が卸さず。いつまでもモタモタモタモタしている感じがします。

あまり戻りに時間をかけると、また世の中の不安の虫がうずき出します。終わったはずの欧州債務問題に、また火を付けてくる輩が出てこないとも限りません。なので、早く世界的な上昇トレンドを形作るべきなのですが、なかなかそのきっかけがバシッと出てきません。

今週の予定はまず月曜に中国の消費者物価。国内では機械受注と、最近為替に影響を与える貿易収支が出ます。

水、木は日銀の金融政策決定会合があり、世界的な金融緩和圧力が強まっている中で日本も何か出るかどうかが気になります。ただ、緩和派の新審議委員である木内氏、佐藤氏の任命がずれ込んで、今度の会合に間に合わないということなので、日銀は最後の抵抗「何もしない」という可能性が強いような気がします。

そして週末はSQと中国のGDPが発表されます。雇用統計に比べるとそれぞれ需要度合いは小さいのですが、日本自体のイベントが多い印象。

今までは日本のイベントよりも海外のイベントによる影響度合いが強く、日本独自の要因なんてさっぱりでしたが、私は最近はそうでも無くなってきたと見ています。特に消費増税決定から政治的に動き出し、欧米の先が見えない中で相対的な日本買い要因が出始めている感じです。その漠然とした強弱感の対立から、出来高が薄くなっている感じです。

できればこれらのイベントを少しずつ好感する形で、アメリカの景気減速懸念に打ち勝つ流れが欲しいところです。ただそういったチャンスをことごとく潰しているのが政策。今週の最大の焦点はやはり日銀の追加緩和に対する期待でしょうが、今月も上述のように不発に終わる可能性が高いと見ています。

日米のチャートを眺めると、とりあえずそれぞれ底は打った形になっていますから、まだ底堅い展開は続いていると見ています。上値で出来高が膨らんだわけでもなく、特に日本は6月のメジャーSQ以降は需給バランスの改善から、しっかりした下値切り上げ相場を演出しています。

またドル円は案外しっかりしている印象です。今回の雇用統計を受けてもっと円高に振れるかと思いきや、79円後半をキープ。一方、ユーロの方は98円を割り込んで厳しい流れが続いていますが、この辺りは2月14日以後当ブログで「ユーロは定かでは無いものの、ドルは歴史的な円安トレンドに入った」との論を展開している通りの流れを汲んでいると思われます。

足下の相場は究極的には為替に連動しているので、為替が円安に続く限りは大丈夫です。少なくとも日本株に関しては。ただ、ユーロがしっかりしないので、結果的に効果が相殺されているという印象です。

なので結論としては、根っこは下値切り上げ相場がまだ続いているけれども、一段と買い上がるための説得力が薄らぎつつある、ということで中立(イメージ的にはまだ買い寄り)に引き下げました。

気持ちが悪いのは昨年の七夕天井の再来。次第にアメリカの中間決算が出てきますが、足下のアメリカ景気の方向性を見ると、あまり強気にはなれません。

そこで一段と金融緩和期待が高まるのであれば「景気回復期待から金融相場への移行」で株高も十分期待できるのですが、市場の気持ちは今どこに傾いているのか。売り枯れによるボーナス期間突入で悪材料が出る程に期待値が上がっていくのか、素直な更なる売りに繋がるのか。その辺りを少し見極めてから、次のポジションを組み立てたい段階にきています。


新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズ指数はサイバーエージェント(4751)やスカイマーク(9204)といった主力株の自律反発による上昇から4日ぶりの反発を見せました。一方、JASDAQの方は値動きの軽い銘柄は派手に上がっているものの、主力株が弱く指数は軟調

新興市場の活況は雇用統計が終わって重要イベントが出尽くすまで・・・と思っていましたが、来週も為替の円高などで大型株が買い辛い中、引き続き消去法的に選ばれる可能性が出てきました。バイオ株やら、値動きの良い銘柄で遊ぶ個人投資家がまた増えそうです。


ポートフォリオ銘柄】
NEC(6701)は大幅続落。足下で川崎汽船(9107)、全日空(9202)と大型増資が相次ぐ中、次の増資銘柄としてJFEHD(5411)やIHI(7013)、そして同社や三菱電機(6503)などの総合電機系も怪しいと見られて売りが集まる格好に。特に説得力のある同社は値下がり率上位に顔を出しました。

うーん、本当に増資の要に迫られているのであれば、4%近い配当利回りは早々に撤回しないとおかしいですし、海外のIT企業を数百億円規模で次々と買収しているお金があるわけですから、そのタイミングで行っていないと説明が付かないでしょう。ここまで株価が下がってきた今にやるのも得策ではありませんし・・・。

テクニカル的にはここまで120円を割らずに頑張ってきただけに、一度割り込んでしまうと機械的な売りが殺到する形で、幅が大きくなりました。金曜はさすがに売られ過ぎと思いますが、一方で上値も徐々に重くなってきたことは確かです。


売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は反発。そして引け後に出た第三四半期決算は2桁の増収増益ではあるものの、3〜5月期は減収減益。低温が続いた気候で既存店売り上げが減少したことや、海外事業、特にアメリカの赤字が拡大したことが原因とのこと。

それによって、今期業績見通しを下方修正。市場予想や四季報予想でも下方修正は見込まれていましたが、それを更に下回る内容ということで、ここは素直に週明けは売られてスタートするものと思われます。下期の既存店売上計画を−4.2%と見ているようですが、6月までで−5.8%ですから、残り2ヶ月は何とかして頑張っていかないといけません。


クロミル(3730)は続伸。年初来高値に面合わせまではいきましたが越えられず。その代わり終値ベースでの高値は更新しています。

非常に地味な銘柄ながらも、こういう為替が不安定なタイミングだからこそ、相対的な優位性があります。日足も週足もボリンジャーバンド+2σを越えているので派手な上放れは期待し辛いかも知れませんが、他方で上値に節が無いですから、着実に上値を追っていく形に期待します。


【注目銘柄】
ソーバル(2186)ストップ高比例配分。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、2日の有料メルマガで参考銘柄として配信。段々と相場がヒートアップしてきて、出来高は急拡大。上場後3日の出来高に次ぐ大商いになりました。

現状は上場来高値ですから、この銘柄で損をしている投資家はいない状態。金曜ストップ高で売りをこなし、何度か全株一致させて明らかに誰かが集めていますから、これはちょっと手の付けられない相場に発展しそうな感じがあります。引き続き上がっていく過程を楽しんでください。


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お陰様で成績が上向いてきたこともあり、会員数も着実に伸びてきています。この場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございます。

他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。