KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は反発。前日のNYは住宅関連の指標などの好調を受けて、ダウは終値ベースでの最高値を更新。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行し、本日の配当権利落ち分を寄り付きの段階から埋めてきました。ただ期末を控えてディーラーなどの参加は限定的に。権利が落ちた後の株を積極的に買う動きも乏しく、前日終値を挟んで一進一退の展開。値動きは60円に止まりました。売買高は24億株台、売買代金は1.9兆円弱と低調でした。


投資判断は「やや買い」。先週は週足の連続上昇が18で途切れた歴史的な週でもありました。今年1番目、2番目の大幅下落を含んだ週ですから当然の結果と言えるでしょうけれど、外国人投資家はさすがに先週に関しては売り越しに転じたのではないでしょうか。前回沖縄行った時にも書きましたが、私が遠くに行くと暴落のアノマリーは案外生きているのかも知れません。投資家の皆さんすみません・・・

という冗談はさておき、更新を休んでいた一週間の間にキプロスを巡る混乱から株価は乱高下していましたが、総じてアメリカ株の堅調さに支えられる形で、下値を切り上げる展開にはなっています。12500円での足踏みはあるものの、強さの方が感じられる印象。

目先のことを言えば、例年権利落ち前後の傾向として「期末最後の3日間は勝率が悪いけれども、最終週は高い」というのがあります。権利取り後の用済み売りよりも、期末のドレッシング買いや新年度の新規買い期待の方が上回るということでしょう。これらは単なるアノマリーというより、期末特有のそれぞれの事情に合わせた需給要因と力関係の結果なので、信憑性が高いとも言えます。

特に権利落ち後の二日間は自己売買を行う証券会社側の決算の都合上、積極的に売買を入れてくるような雰囲気にはなりません。また今週金曜はNYがお休みですから、金曜は一段と商いが細ることが予想されます。

そう考えると、明日・明後日は弱い値動きが予想されます。今の相場は需給相場ですから、買い手が引っ込むと自然と落ちる地合です。

しかし一方、4月上旬は持ち合い解消売りが無くなる(とされる)ので、上がりやすい地合です。機関投資家なども新年度入りで新しいポジションを構築しやすいですから。今週は権利落ち以外に国内外の目立ったイベントもありませんし、そう考えるとやはり4月日銀金融政策決定会合までは需給環境に関しては良さそうです。甘利発言「年度末13000円」の成否やいかに。

後はやはり海外次第です。一応キプロスの問題に関しては、以前にも述べたように「元々小さな話」ですから、本質的には問題になる必要もありません。キプロス全部の銀行の金融資産を合わせても横浜銀行(8332)以下ということですから、何とでもできる問題です。

そんな小さなネズミ一匹のために大山が鳴動する。ユーロは非常に単純でかつ致命的な構造上の欠陥をいくつも抱えており、売り手を誘因する材料がいくらでも眠っています。ユーロ号はたくさんの穴が開いていていつ沈没してもおかしくはなく、穴が目立ち始めたら埋めるという場当たり的な方法で何とかこれまで進んできました。これまでは。

そう考えると、チャート上の三角持ち合いを下放れつつあるユーロ円相場は、一相場終わったのでしょう。ここまでアベノミクス相場を支えてきた片方のエンジンが停止してしまったような印象です。幸いまだもう片方のエンジンであるドル円相場(=アメリカ市場)がしっかりしているため、何とか高値圏を維持できていますが、以前のように手放しで楽観できる環境ではありません。

先週の乱高下にしても、明らかに今までとは相場の雰囲気が違います。つまり相場は不安定になっています。少しずつ好材料に反応しなくなり、悪材料に敏感になっている空気を感じると、とりあえず3月は乗り切ったとして、4月のどこでポジションを解消するか、真剣に見極めないといけません。

今まではある程度失敗しても、地合が良いので傷口が拡がりませんでしたが、これからは違います。4月からきちんと利を取れれば、その相場観は本物ということになるでしょう。私自身、気を引き締めて注視していきたいと考えています。


新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。新興市場でも不動産関連株がしっかりしましたが、JASDAQの方は時価総額の大きいガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)がソフトバンク(9984)によるTOBの後遺症から続落。それを受けて指数も下落しました。

親会社に時価総額を吸い取られるような形になって、一方のソフトバンクは時価総額5兆円回復。無論これだけが理由ではありませんが、ガンホーが日本の時価総額トップ10の銘柄を動かしているとなると、そのパワーバランスにちょっと違和感も感じます。ひいては指数寄与度の高いソフトバンクの株価を押し上げることで、日経平均を押し上げる原動力にもなりました。

それはともかくとして、新興市場の方は相変わらず個人投資家が元気。値上がり率上位銘柄は派手に値を飛ばしています。個人的には100分割で単元を括り直した銘柄が多いですから、もう少しこれらの銘柄が活況となるかと思ったら、むしろこれまでそれを材料に買われてきたことから売られる動きに。段々と色々な材料を織り込むスピードが速くなってきた感じがします。

今週は上述のように1部銘柄がやや閑散とするでしょうから、そうなってくると新興市場の出番。まだまだ勢いは止まらないと思います。このタイミングでの堀江氏の仮出所も、一つ象徴的と言えるかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は反落。昨日はUBSによる投資判断新規に「Buy」、目標株価1050円を受けて急騰。本日も朝方は買われましたが、75日線に上値を抑えられて反落となりました。

確かに株価に出遅れ感が強いですが、これで6営業日連続の陰線。好レポートくらいでは流れが変わらないような感じになっています。またどこかの企業による大型買収が起こるなどのイベントが無いと、株価上昇の説得力は得られないのかも知れません。


ソフトクリエイトHD(3371)は続落。ただ以前にも宣言したように、権利付き最終日の昨日で一旦ポートフォリオからは外れています。今回も権利落ち前の上昇トレンド発生で、確実に取ることができました。地味な上昇ながらも3ヶ月で33%のパフォーマンスに。

で、同社に関しては先週金曜に広島でIRセミナーがあったので行ってきました。ただ内容は主に利回りの高さを強調することと、実際に構築したECサイトの成功事例を羅列するに止まったので、正直ちょっと期待外れでした。

何とか最後に社長への質問コーナーで「必要があれば業務提携は考えるものの、いきなりの買収は考えていない」と聞けたので、少し安心しました。一般的に買収は余程しっかりしたビジョンがないと成功しませんから。被買収企業には恩恵がありますが。

そんなわけで大した話は聞けませんでしたが、それ故に今までのペースで進捗していくのかなと思います。つまり来期も大幅な増収増益という感じではないですが、着実に数字を積み上げていく格好になるのでは、と。5月の本決算を見てまた考えたいですが、現時点では次の投資タイミングは夏場になるのかなと思っています。


カルビー(2229)は続落。この銘柄は先月に取り上げてから軟調な値動きが続いています。うーん、よりによって大天井で掴んでしまったような感じ。なのでこれ以上傷口が拡がり過ぎて塩味が効き過ぎないうちに、明日の寄り付きで損切りにしておこうと思います。ちょっと来月以降のポートフォリオを組み直して立て直しを図ります。


【注目銘柄】
ポイント(2685)は年初来高値更新も反落。こちらは前回も当欄でお伝えしましたが、13日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。

賃金上昇に対する消費意欲の回復期待と、売り長高値更新銘柄という点を買い材料としました。実際最近は2月決算の多いデパート各社や小売り各社に決算期待の買い(今期見通しに対する期待)が入っています。気温が高めに推移しているのも、春物商戦に追い風。

チャートでは窓埋め拒否後は相場がどうなろうと一貫した上値追いが続きました。本日の一服は自然なものとも言えましょう。上昇率は16%を越えてきましたから。

大量保有報告書によればフィデリティ投信などの買いが入っている様子で、売り方の買い戻し以外にも実需買いも入っています。目標株価はまだまだ上。引き続き強気で。


IBJ(6071)は反発。こちらも前回当欄で取り上げましたが、17日配信の有料メルマガにて取り上げ。ノバレーゼ(2128)やアイ・ケイ・ケイ(2198)などといった結婚関連株の堅調さが続いている中で、同社も出遅れ感が目立っています。景気回復期待を背景にした婚活意欲の増加に注目。


レーザーテック(6920)は反発。こちらも17日配信の有料メルマガにて取り上げ。足元で半導体関連株がしっかりしていることも材料ですが、同社に関しては何より1部昇格による来月末のTOPIX算入に対する実需買いが期待されます。東証上場来の高値を超えていることで、上値追いに拍車がかかりやすい点も強み。こちらも目標株価はまだまだ上に見ています。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
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そして次回は3月の成績発表です。個人的にはもう3月分か・・・と思うのですが、今月更新をさぼったせいですね。すみません。3月はポートフォリオの入れ替えも少なく、ちょっと流されてしまった月なので、成績は芳しくなさそうです。一旦清算して、また4月から心機一転頑張っていきたいと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。