KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

7月の成績発表

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随分と長い間お休みをいただきましたが、何とか生きています仕事がたてこんだことや、東京の方に行ったりしたので、過去最長の3週間も放置していました。今後なるべく更新するようにするので、懲りずにまたちょくちょく見に来てやってください

で、だいぶ間が開きましたが、毎月やっている7月の成績発表を。7月は順調に戻りを見せましたが、商いが細ってくる中で後半は乱高下の展開になりました。そんな中、私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。
(※一応毎月最終月曜を含む週の土曜に成績発表をしているので、全て8/2の数字で評価しています)


買い銘柄

みずほFG(8411)
206円→217円(24営業日保有 上昇率5.3%)

地合が戻りを試す中で、銀行株も再度上値追いにトライ・・・と見えましたが、結果的に「銀行株も買われるならば相場の最終局面」という5月高値と同じ症状。再度そこから相場の崩落が始まりました。

一応今回のメガバンクの決算は総じて良く、それぞれ国債の保有比率の引き下げも確認できて、将来の不安は払拭されています。ただじゃあ次に何で稼いでいくのか、という感じですが、例えば今回の決算で一番注目された三井住友FG(8316)は、ETF買いを行って今回のアベノミクス相場を上手く業績に繋げました。「まるでヘッジファンドのよう」というコメントも。

ともかく、足元では地合の悪さから再度下値を伺う形になってきました。一応これまでの下値は200日線に支持されていることから、下げはその辺りまでが一つの目安になりそうです。

一方で信用買い残は意外に整理が進んでいます。3.1億株台にまで減少し2月の、つまり半年前までの水準に改善しました。ちょっと地合が悪いので上放れにはまた日柄調整が必要と思いますが、下値も限定的と見ます。


三井海洋開発(6269)
2894円→2999円(24営業日保有 上昇率3.6%)

7月は全般的にじり高歩調になりましたが、地合に合わせて後半失速。2/27、4/2、4/15、6/6、6/27の安値辺りを結んでできる下値支持線を割り込んでくる形となりました。結果、一転その支持線の延長線、及び25日・75日線が上値を押さえ込んでくる嫌な流れとなっています。

今週出てきた決算でそれを上放れるチャンスと見たのですが、数字自体は為替の円安分を上乗せしただけのイマイチな内容。先般ガーナの鉱区向けの受注も発表したのですが、地合が悪くて評価されるような感じはありません。

相方の日本海洋掘削(1606)の方は好決算を出して一時買われたのですが長続きせず。こちらも結局25日・75日線に跳ね返される格好になっています。やはり材料が出た時に同業者が揃って上昇する相乗効果が無いと、株価は盛り上がりに欠けるものです。

この銘柄に関してはいつ何時材料が飛び出すかわからないですし、国策に合致している非常に将来性のある株だと思います。ただ短期的には一旦売ってしまって、ちょっと様子見が妥当でしょうね。また底堅さを確認した後に買い戻すのが資金効率的には良いと思います。


船井電機(6839)
975円→1010円(24営業日保有 上昇率3.6%)

決算は営業赤字拡大の嫌な内容に。ただ意外に液晶テレビやブルーレイプレーヤーの売上が伸びて増収とはなりました。経常利益は為替差益の計上で黒字転換。地域別に見ると日本国内の赤字拡大が目を引く一方、今新興国で一番伸びているメキシコの伸びが目立ちます。

ここからの景気回復が期待されている日本の割合が小さいのがこの銘柄の弱点とも言えそうです。ただ、一番家電が売れるのはどういう時かと考えると、家を新築するなりして購入した時に、新しいものをまとめて揃えると思います。

であれば、住宅が着実に回復しているアメリカや力を伸ばす新興国をターゲットにしている点は間違いでは無いでしょう。日本は確かに消費増税前の駆け込みで住宅需要は伸びていますが、その後の反動を考えると持続力には疑問符です。

今後は新興国をターゲットにしたフィリップスの音響事業買収やレックスマークのプリンタ事業買収効果が上乗せされてきます。豊富な現金残はその分ドンドン減ってきていますが、無計画に貯めこまず、きちんと投資に使って事業構造の転換を図っている点で評価できると思います。

株価は決算を受けて買われたものの、地合悪につられて再度売られる形に。今まで下落トレンドだった需給の悪さも上値の重石要因になっています。今回の決算が需給をひっくり返すほどの勢いがなかったという言い方が正しいでしょう。

為替は8月は円高トレンドなので引き続き上値の重い展開が続きそうですが、長期で見た場合は円安トレンドですから、もうしばらく長い目で同社の事業転換の成否を見極める必要があると思います。


京セラ(6971)
10100円→10160円(24営業日保有 上昇率0.6%)

太陽光関連事業の好調と日経平均の寄与度の高さを期待して買いポートフォリオに入れたのですが、今は双方共に逆回転している感じです。

まず太陽光に関しては総じて良かったと思います。ただ後のNPCや日新電機の話にも重なりますが、結局今回の一連の決算を通じてわかったのは「太陽光は一気に売れすぎた」ので、逆に設置が追いつかない状態ということ。それで全体の供給が詰まってしまったようです。

で、同じ太陽光をテーマにした銘柄でも好不調が分かれた感じになってしまいました。幸い同社はその好調部分を享受できたのですが、その他の事業、特にスマホ関連の事業が足を引っ張ったことで投資家の期待水準は下回った形。

また日経平均も下落基調に転じてきたことから、ちょっと先行きが怪しくなってきました。なので傷口が拡がらないうちに月曜の寄り付きで損切りとします。うーん、もう少し細めに更新できれば小幅利食いできたのですが・・・と言っても言い訳にしかなりませんね。残念。


NPC(6255)
256円→253円(11営業日保有 下落率1.2%)

こちらもやはり好調の太陽光関連株としてエントリーしたのですが、数年前に大型買収したドイツ子会社を早々に切ったので、超大赤字決算に。株価はその後意外に下げ渋っている感じもありますが、いかんせん地合が悪いです。

この銘柄に関してはまだブログお休み前の決算だったので、何とか早々に小幅損切りで逃げられました。同社も事業転換を模索中ですが、その結果がきちんと出るまで評価はなかなか難しそうです。


日新電機(6641)
6/30より 631円→630円(24営業日保有 下落率0.2%)

太陽電池用パワコンの好調さを期待してエントリー。しかし先に出た安川電機(6506)の決算でパワコン需要の失速が確認されてしまいました。太陽光パネルの設置が滞り、それで供給も滞っているとのこと。

「しまった」と思いましたが、以後のパワコンメーカー各社の決算は結構良いんですよね。ただそれ以外の事業が良いか悪いかで株価に明暗が分かれています。で、同社もパワコンは良かったものの、それ以外のものが思いっきり足を引っ張り、第一四半期は赤字転落となりました。結果、ポートフォリオ入れ後は急騰したものの、決算を受けて急落の行って来いに。

また、もう一つの材料「リニアコライダー」に関しても、識者の見解で「時期尚早」と判断されたというニュースが。「巨額の建設費用や世界中から研究者の参加を見込める保証がないなど課題が多く、数年かけて調査した後に判断すべきだ」とのこと。

というわけで、残念ですが同社を保有している理由が無くなってしまったため、こちらも傷口が拡がらないうちに月曜の寄り付きで損切りとします。やれやれですね。


ニトリHD(9843)
7/20より 8670円→8500円(10営業日保有 下落率2.0%)

Nクールの大ヒットでエントリー。しかしエントリーした直後に「今年は全国的にやっぱり冷夏」というニュースが報じられ、ヒヤっとしました。その後結局ドンドン買われ、一時9090円の実質上場来高値水準まで付けました。

ただ全体地合が悪化すると同社も軟化。特に1日に発表された月次が思いの外伸び悩んだこともあって、株価も伸び悩みました。

それでもご存じのように結局は全国的に「千年猛暑」の最中にあり、40℃を越える地域も出ています。他方では豪雨被害を受ける地域もあり、我々も振り回されっぱなし。やっぱり中国とか人口の多い国が自転車から自動車に変わったせいで、大気がおかしくなっているんでしょうね。

そんなわけで引き続きNクールの注目が高まる環境になってきました。また元々同社は円高メリット銘柄として株式市場では有名です。商品を海外から輸入するコストが下がるためですが、同時に円安デメリット銘柄とも言えます。しかし現に株価は昨年からの円安の環境下でも最高値を更新してきていました。需給は良い状態を維持しています。

今後円高地合になるのであれば、消去法的に同社のような円高メリット銘柄が買われることになるでしょう。チャート的には75日線や一目均衡表の雲に接したところで踏ん張っており、需給面でも売り長の状態を維持し良好さを保っています。単元株の括り直しに対する分割なども期待でき、買い安心感のある銘柄だと言えます。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.03(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 6/28終値 13677円→14466円(24営業日 上昇率5.8%) 0.23(%/営業日) 
TOPIX  6/28終値 1133  →1196 (24営業日 上昇率5.6%) 0.23(%/営業日)

今月もベンチマークに敗北。何とかプラスは維持できましたが、先月同様ブログをサボりすぎて暴落時に色々と手を出せなかったのが敗因でした。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数574.1ポイント
ほんのわずかに上昇。今月からまた頑張ります。


で、久しぶりにブログを更新したので残り文字数が少なくなってしまいました。簡単に今月の相場観を述べると「やや売り」です。例年8月は円高になりやすい季節なので、為替と日経平均の連動性の強さがはっきりしている以上、どうしても買われる展開にはならないと思います。

その他残りの売り材料も5つ程挙げられますが、また次の機会に回します。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。