KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ウクライナは売りかいな?

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日経平均は本日反発。前日のNYで株価はウクライナ情勢を受けて下がったものの、経済指標が良かったことで下げ幅は限定的。それを受けて安心感から買い戻しが入った格好に。中国株の落ち着きも買い安心感に繋がりました。

ただ11時過ぎに大証先物システムがダウン。それによって買いの手が一時削がれ後場は一時マイナス圏に。それでもその後買い戻しの動きが続き、結局高値圏で引けました。売買高は19億株台、売買代金は1.7兆円台と低迷。ウクライナ情勢や今週末に控える雇用統計を控えて様子見ムードが強まりました。


投資判断は「中立」に。引け直後にプーチン大統領が軍に帰還命令を出したということで為替が急速に円安に向かう流れに。それを受けて先物は買い戻しの動きが強まっています。とりあえずですけれどウクライナ情勢に一服感が出てきたので、3月上旬に控える重要イベントを前に投資判断は判断停止の中立に戻しておきます。

本日の値動きについてはとりあえず昨日下落した際に開けた窓を埋めたので一服感。ただし売買高が薄く、誰も本気で買いに向かっている雰囲気はありません。本日の上昇率トップが不動産株というところを見ても明らかな通り、あくまでこれまで売られた銘柄の買い戻しに過ぎないということです。(一応朝方発表された2月マネタリーベースの伸びが直近1年で最高だったことが火を付けたようですが、その他の金融系の株にはほとんど波及していません。)

海外はウクライナだけでなく、北朝鮮はミサイルを連射していますし、中国では全人代を控えてテロ事件が発生したりと、一気にきな臭さが充満してきました。それを受けて債券が買われ、原油や小麦、金といった商品市況にリスク回避の買いが入ってきていることから、明らかにリスクオフムードが漂っています。そしてこれがまた景気そのものを冷やす可能性にも繋がり、個人的にはまだ長期目線は元より短期目線も下向きです。

ウクライナ情勢に関しては引き続き予断を許しませんが、そのまま西対東の戦争状態にはまずならないでしょう。シリアですら制裁できなかったオバマ大統領ですから、その実行力の低下もありますけれど、50年前ならいざ知らず近年軍事力でねじ伏せることは愚の愚策であることは明らかです。あの北朝鮮すら最悪の結末を選択しません。

今の時代の戦争は人の命がなかなか損なわれません。無人機での攻撃もありますけれど、そもそもその手前のサイバー戦や経済封鎖で相手の戦力を削ぐという形を採っています。そしてその時点で勝敗は決します。

そういう意味では投資の世界に身を置く我々も普段から前線で戦う戦士なのかも知れません。もっとも日本の株式市場は外国人にだいぶ蹂躙されており、極めて劣勢ではありますが・・・。

ですから、今回のウクライナの件に関しては最悪のシナリオを織り込む必要は無いと思います。また株式市場もそこまでは織り込んでいない印象で、実際に戦争状態になったら日経平均1万円割れすら現実味を帯びるかも知れません。今まで特に地政学リスクが心配されてこなかったヨーロッパが矢面ですから、悪材料として新鮮味があります。

チャート的には日経平均TOPIX共に一目均衡表の遅行線が雲を下回ってきてしまったので、上値の重石懸念に繋がります。それぞれ何とか200日線に支持された形にはなっているものの、日経平均では昨年末から各月の高値を結ぶ上値抵抗線が14900円辺りに控えており、その上には1月以降の抵抗線15000円や2/25の戻り高値15100円などなど、越えなければいけない関門は多数あります。

足元のような出来高が続く限りはこれを上回ることができませんし、上抜くにはきっかけが必要です。そのきっかけは海外情勢の改善や今週末の雇用統計などに求められるので、イベントを上手く通過できないうちは、これらの抵抗線を意識した動きに止まると思われます。

一方、今週中に15100円を上抜かないと75日線が下落に転じてきますし、MACDも暗転してきてしまうのでタイムリミットが迫ってきています。しかしながら外部環境が悪い中では正直越えるべきハードルが高い印象です。

ただ需給面では3月相場入りしたことで、3月権利取りの動きが出てきやすい時期でもあります。そんなわけで積極的な買いは考え辛いものの、積極的な売りも出辛く、それ故足元の薄商いが生じているという見方もできるでしょう。


新興市場は「中立」。本日は高安マチマチ。やはり東証1部銘柄が安定しない中で積極的な買いも入り辛く、一方で手掛かりの核になる銘柄も見出し辛い感じです。ゲーム株一つをとっても買われる株と売られる株があり、方向感はバラバラな印象。薄商いの中で引き続き値動きの良い銘柄に集中して資金が集まってくるだけの感じで主体性を感じません。


ポートフォリオ銘柄】
東京ガス(9531)は反落。ここまで11営業日連続陽線を付けてきましたが遂に反落となりました。LNGの重要な調達先のロシアにきな臭さが出てくる中で、不安感が高まる格好か。チャート的には75日線が上向きかけた中で一目均衡表の遅行線が雲下限に沿って下落に向かう流れ。何とか3月配当取りの動きに期待したいところ。


アライドテレシスHD(6835)は反落。ただ引け後に自社株消却を発表。保有している10%近い自社株を消却するということで、残存株式の価値向上に繋がります。今年は自社株買いではなく消却で還元するみたいですね。そんなわけで材料が出たので、明日の寄り付きで売却とします。


そして本日は代わりに一銘柄買いポートフォリオに加えたい銘柄があります。それはノバレーゼ(2128)です。こちらは先月上旬に有料メルマガで取り上げましたが、本日再度高値を取ってきたのでこちらで取り上げることにします。

ウェディングハウスなどの運営を手がける同社は1月に発表した本決算で大幅な増収増益を達成。直近2年連続で減益となっていたところから下半期で切り返し、V字回復を果たしました。施行組数の増加によって、全部門での増収を達成とのこと。

今期も新規出店・既存店共に受注が好調だった勢いそのまま、首都圏に3店舗出店の予定で最高益更新の見込みです。私自身どうも結婚式関連株はドンドン結婚する人が減っている中で大丈夫かなと思っていたのですが、同社の資料によるとブライダル業界にはガリバーがおらず、トップのテイクアンドギヴニーズ(4331)のシェアですら3.5%。対して同社のシェアは0.8%に過ぎません。

たくさんの業者が1.5兆円産業の中でひしめき合っているようなんですね。であれば、同社もシェアをまだまだ伸ばしていく余地が十分あると。

あと、少子化によって親からの支援金が多いこと、晩婚化によって余力が大きいことを考えると、式一回当たりの単価も高水準を維持できます。そもそも前年の全国平均で親の援助とご祝儀で410万の収入、対して式の費用は340万円と差し引き70万近く黒字だそうです。へぇ、そんなもんなんですねぇ。ちなみに6年前の私たちは総額50万円という非常にリーズナブルな神前式でしたが(;^_^A

ということで、事業環境は悪く無さそうです。消費増税前に駆け込み結婚・・・というのも無いでしょうから、逆に反動減も無さそうです。みんなのウェディング(3685)が今月下旬にIPOしますし、全般的に結婚関連株は花盛りな感じ。

テクニカル的には各移動平均線を上回り、上値が軽いところです。07年10月以降分割考慮後の上値抵抗線750円を11月下旬で明確に突破し、以後は750円が下値抵抗線として機能している感じで下値安心感があります。

MACDは暗転してしまったもののパラボリックはすぐに再好転。一目均衡表は三役好転の形を維持しており、ストキャスも好転。週足でもそれぞれ上昇トレンドの継続を示唆しています。

需給面では足元の株価水準が07年以来の高値で、上場時の初値が分割考慮で953円に当たり、ここを上抜いてきたらいよいよ上値のしこりが小さくなる印象です。と言うより7年も経っているわけですから、ぶっちゃけ今更やれやれ売りも出てこないでしょう。

短期的にも決算直後の出来高を伴った大陽線でスイッチが入った感じです。唯一のネックは差し引き約15.5万株ある信用買い残。ただし少しずつ返済売りをこなしながら改善してきています。

予想PERは8.5倍でテイクアンドギヴニーズ(4331)の17.1倍との比較では割安。予想ROEも18.6%で同8.3%との比較では高く、配当利回りは2.8%で市場平均の1.7%との比較でも高いです。

目標は分割考慮の上場来高値水準である1200円に。今期最高益更新見込みであるのなら、クリアは十分できるはずです。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
名村造船所(7014)は反発。ただ昨日は急落で下落率ランキング上位に。こちらは2/25配信の有料メルマガで売りで取り上げ。その後は地合にも助けられて無事目標株価1000円到達となりました。

また例によって取り上げ根拠の一部を以下に記します。

「中堅造船。今期は大幅な増収増益。主力の造船事業が円安を背景に業績急回復。それ以外の事業も全般的にしっかりしており、受注も向こう3年分残っていることから、当面先行きの心配が無い状態。

ただ来期はリーマンショック後に受注した低採算船の消化を控えており、減益が見込まれている。足元では中国を始めとする新興国景気の成長鈍化懸念を受けて、景気敏感な事業環境はやや変調気味なところ。第三四半期のみで見ると営業利益の伸びに鈍化傾向が見られたことから、ここからの利益減少を見込んで決算翌日の6日は株価が急落。好業績は既に株価に織り込まれているものと見たい。

テクニカル的には200日線も下回ったことで、今度は200日線が上値を抑える流れに。MACDパラボリックは暗転。一目均衡表は三役逆転の形となっており、ストキャスも暗転。ボリンジャーバンドは-2σの拡大が続いており、下値余地が拡大しているところ。

需給面では昨年10月の高値形成以後下落局面が続いており、上値にしこりを残しているところ。短期的にも6日の大陰線で需給が崩れた印象に。信用買い残は差し引き約85.7万株で昨年9月以降悪化傾向にある。日々の出来高との比較では返済売りがやや重石に感じる水準」


・・・まだまだ書きたいことはたくさんありますが、いつもの文字数制限の都合上ここまで。

その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください(なかなか更新できませんが、今月中には何とか更新したいです。すみません)。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。