NY話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160515.html
バスの車内ではガイドさんと隣同士になったので世間話それで私が「投資助言の仕事をしているのでアメリカの経済動向などを調べに来た」と言うとガイドさんも(まだ利上げが行われる前だったので)「今利上げがあるかどうか注目だからねぇ」と。私は芸術家の方が経済に関心がある、というのは正直意外でしたさすがに金融の街NYというところでしょうか
なので私もスイッチが入って、あれこれ今の経済環境の話から、ひいては人工知能の話までべらべらとしゃべり続けましたそれを芸術に結びつけて「人工知能が価値を作り出せない分野の一つが芸術である」というような論調。
するとガイドさんが意外そうな顔をして「あなたの話を聞いていると人工知能はまるで敵のようだね」と返されたことが印象的でした。
なるほど、私の考え方は人工知能に対する脅威論が強すぎて、それとの共存性やメリットをあまり意識していなかったのかも知れません。むしろ芸術家の方が理解がある感じ。こんなところで妙に諭されて、個人的にはハッとする移動時間でもありました
そんなこんなで10分程の移動時間を経てバス停に到着そこから歩いてすぐのところに、目的地メトロポリタン美術館に到着しました
すいません。私メトロポリタン美術館は名前だけ知っていたのですが、ぶっちゃけ行くまで予備知識がせいぜい漫画「ギャラリーフェイク」の主人公フジタの出身地である、またNHK「みんなのうた」で大貫妙子がかつて歌っていた場所、というくらいしか認識がありませんでしたNYにあるからとにかく大きな美術館で色々あるんだろうなぁ、という程度。
↓子供の頃見て、恐いのでトラウマになったと評判(?)の歌
エントランスから入ると、ガイドさんがまず我々にパンフレットを渡してくれます「とてもじゃないですが展示物が多すぎで全部案内しきれませんから、まずこれを見てどうしても見たいものをリクエストしてください」と言われました。えっ、こんなに広いのパンフレットを見て衝撃を受ける私この時、私は初めてこの美術館の懐の深さを知ったのでした(つづく)