KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ボーン!と産まれる その5

出産話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20170314.html


翌日。昼から嫁の病室に行きましたが、まだ点滴とおかゆは続いていました。「夜はちゃんと眠れた?」と聞くと、やはりお腹が痛かったので眠りは浅かったけれども、痛み止めも効いて我慢できるレベルだったとのこと。

まだ嫁は何とかベッドに腰掛けられる程度で、歩くのもままならない感じではありました。それでも無事少しずつ回復しているようで一安心その日は嫁のご両親も埼玉からやってきて、初めて孫とご対面となりました皆で娘を囲んで喜びの表情

娘が外界に姿を現してから24時間が経過しようとしていますが、昨日ともう既に違うような顔を見せており、一瞬一瞬の表情が違いますそう考えると、この瞬間を撮り逃すわけにはいかないと思い、カメラで写真を撮りまくり私の姪っ子が3年前に子供を産んでから写真を毎日のように撮っていますが、その気持ちが初めてわかりました

ところで、娘はあまり泣きません。泣きそうな表情を見せて少し声をあげるものの、すぐに落ち着いてムニャムニャといった感じになります。私は夜泣きなどが心配でしたが、丁度嫁が子供の時はあまり夜泣きしなかったということで、嫁に似て手がかからないのかなと思い安心しました

そんなわけで、嫁と娘を病室に残し、我々は一旦昼食を食べに外出しました

ところが1時間くらい経って、また皆で病室に戻ると、嫁の表情が暗い感じになっています訳を聞くと、我々が出て行って間もなく娘が泣き出して、いくらあやしても泣きやまなかったのだとか。一方、自分は術後で身体が思うように動かないし、隣でワンワン泣いている娘に何をしてやることもできないので、徒労感と無力感にさいなまれて気分がすごく落ち込んでしまったのだとか

実際にはそんな大したことでもないようなことでも、体力が弱っている時、また特に出産後は女性ホルモンのバランスが崩れて「産後鬱」の状態に陥ってしまいやすいものだそうで。ご両親と話すこともしんどいくらいナーバスな状態になってしまったので、折角遠いところから来ていただきましたが、帰ってもらうことに

それからは私が嫁をなだめる形で面会時間ギリギリまで付き添って、娘よりも嫁のケアに神経を使った一日になりました出産というのはやはり人生で最も大きな仕事ですから、女性は何かと大変です正直、男で良かったと思った一日でもありました(つづく)