KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカの税制改正が明らかになり出尽くし感

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日経平均は本日反落。前日のNYは注目されたトランプ政権下での税制改正の中身が事前予想通りだったこと、またその実現性に対する不透明感などから、株価は発表後に下落に転じました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。円安が一服したことに加え、昨日まで4連騰で一気に850円値を上げてきた反動もありました。ただ寄り付きをほぼ安値に買い戻しの動き。昼に日銀金融政策決定会合で現状維持と伝わりましたが、全くの無反応。

後場も次第高の流れに。日銀ETF買い観測もありました。引けにかけてTOPIXはプラス転換する場面もありましたが、引けにかけてTOPIXリバランス売り500億円分が出て売り負けました。売買高は20億株弱、売買代金は2.4兆円台とリバランスがあった割には低調。一日の値幅は80円程度に止まりました。


投資判断は「売り」。またしばらくお休みしている間に、色々なイベントが通過しました。まず先週はイギリスでメイ首相が6/8にBrexitに対する信を問う総選挙を実施すると表明したことから、また混乱の種を増やしました。

しかしこれでまた欧州では一つ不透明が増えた感じになっています。本当を言えば「これでBrexitが無しになるかも」という期待感が出ても良いのかも知れませんが、EU側としてみれば「さっさとこちらが要求する条件で出て行って欲しい」という感じになっているので、いわゆる「ソフトBrexit」が一番望ましい着地点となっています。

が、むしろこれで逆に「残留色優勢」となってくると、今まで離脱前提でイギリスもEU側も準備を進めてきただけに、また不透明感が残るだけ(EU側がイギリスに振り回されるリスク)の形となってまずいような感じになります。

また、現状の予想ではハードBrexitを希望するメイ首相率いる保守党が優勢と伝わっており、これで一気に陣容を固め現在の国民の信を問うた結果文句なしのハードBrexitの可能性も高まっています。

ですから、今回の解散総選挙は世界のマイナス要因になってくると考えられます。6月という昨年のBrexitショックと同じ時期に、また懸念すべきイベントが増えただけでしょう。

それにしてもメイさんは元々離脱反対側の立場で昨年6月の国民投票を戦ってきたのに、今はBrexitを積極推進する側に(まあ国民の意思で方針が決まった以上は仕方ないですが)。一方Brexitを煽るだけ煽った元ロンドン市長は首相の座には就かず、今はどこで何してるやら。いつもこのEU離脱議論が進む度に皮肉を感じます。

月曜に結果が出たフランス大統領選挙は昨年からずっと心配され続け、あるいは今年一番のイベントとする人もいましたが、とりあえず5月の第二回選挙を待たずに安心感が広がりました。そもそもルペン氏が大統領になったところで実際のEU離脱までは様々なハードルがあるということで、あまり過度に懸念する必要は無かったはずですが、警戒感が高まっていたのは確かです。

ここからのイベントで個人的に最も注目すべきは北米の自動車販売だと考えています。毎月第二営業日に出てくるので、次回は5月2日に発表されるはずですが、つまり5連休前で、日本市場に織り込むのは5月8日になってくるわけですけれど、この辺りが最も波乱の芽になってくるのではないかと。
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_usa_2017

先般より指摘している通り、北米自動車販売が今年に入って毎月前年割れが続き、4月以降の日本株相場を崩している最大の要因と思っています。海外は大して下がっていないにも関わらず、日本株がどんどん下がっているのは自動車産業が日本企業に及ぼすウエイトが大きいからです。

セットメーカーのトヨタ(7203)などやその下請けの自動車部品メーカーなどは言わずもがな、例えば化学セクターや機械セクター、電機セクターそれぞれ四季報などを見ても「自動車向けが好調」と書かれている企業が多いです。

耐久財で価格の最たるものは住宅ですが、住宅は大体のものがアメリカ製ですから(建材や工機で入り込む余地はあるものの、労務などは完全に向こう)、日本企業に関連が強いのは二番目に高価な耐久財である自動車です。一応3月の自動車販売に関しては一過性ではないかと楽観視する声も聞かれますが、1月、2月とマイナスが続いていますし、現に株価は下がってきています。

その日本株外し→同時に円売りヘッジを行っていたものを解消→円高とつながり、それがまた自動車関連業態を苦しめ→日本株外し・・・という悪循環に繋がっているのだと思います。

原油に関しても少し触れておくと、さりげなく稼働リグ数は増加し15年4月以来の水準に。原油価格は限月交代後に一段と弱い動きになっています。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

もし減産延長が合意されれば少しは反発するのでしょうけれど、シリア情勢に絡んだロシアいじめの観点からも、政策的に簡単に上がらないのかもしれません。まあ足元原油の下落が金融市場の懸念材料になるような感じではないので、本来は原油輸入国のプラスメリットがもう少し勘案されても良さそうですけれど。


新興市場は「やや売り」。本日は各指数共に堅調。先週から新興市場は息を吹き返しており、大体決算シーズンが始まる直前は新興市場が強くなりますが、今回もそのパターンに入ってきています。東証1部の地合が良くなってきたので5月中頃まではしっかりした地合が続きそうですけれど、その後はちょっと厳しいのかなとみています。


ポートフォリオ銘柄】
日油(4403)は続伸。引き続き緊張感が続く半島情勢を受けて軍事関連株として・・・というよりは、全体地合が良いので買われている感じ。足元では売り方の買い戻しを誘い、2月以来の高値水準を付けてきました。原油安が原料安に寄与する格好。


売りポートフォリオ大東建託(1878)は続伸。4月はほぼ一貫した買い戻し局面で75日線を回復。明日発表の決算は既に日経報道で伝わっているもので着地しそうですが、同時に自社株買いがあるかどうかが注目点となっています。ただ昨年も自社株買い発表があっても大して反応しませんでしたから、今回もたかがしれているのではないかと思われます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は4月の成績発表です。4月は子供ができたことでバタバタで全然ブログの方は更新できませんでした。ともあれ一度きちんと精算して来月に臨みたいと思います。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。