防衛大学校入校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200510.html
4月5日入校式当日式に参列するため両親が富山からやってきて、角刈りになった私と初対面となります。この頃になると、もうすっかり気が滅入っていました
何とか親の前では強がりというか「全然大丈夫だよ」的な雰囲気を出したかったのですが・・・丁度前日の夜話で対番のBさんから「この入校式の日が一番まいった。親が来た時に何でオレを連れて帰ってくれないんだよぉ・・・って思った」ということを聞かされて、私もすっかりそのブルーな気分に捕らわれてしまいました
無事入校式本番を終え、しばらくテンションは低いまま親に「元気出され」などと励まされる始末そんな感じで何とか耐えてはいたのですが、その後親との会食会「午餐会」があり、その場でご飯を食べながらいよいよ堪えきれず涙がポロポロそれを見た母は「あんたが自分で選んだ道やろ」などと言いますが、それは十分わかっています。
後悔しているとかそういう問題では無く(まあ全く後悔しなかったかといえぱ嘘になりますが)、今までの人生から180度違う世界に飛び込んだカルチャーショックを心の中で消化するのに、5日間という時間はあまりにも短すぎるのです。なのに両親という「これまでの日常」がこのタイミングで目の前に現れるものだから、そのギャップに心が揺れ動いてしまうのです
ちなみに母には未だにこのことについて「入校式であんた泣き出したんやぜ」と嫁の前でからかわれ、非常にイラッとします
やがて無事入校式が終わり、親も帰っていきます。とりあえず一ヶ月過ごせばGWになり帰省できるので、ひとまずはそこを目標に頑張ることに(※今年の新入生はコロナの影響で帰省できなかったと思われますが、非常にお気の毒です)。
そして新入生はそれぞれ宿舎に帰還。そして部屋に戻ると大変なことが起きていました(つづく)