KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

米中間の険悪化は問題視されず

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日経平均は金曜反発。前日のNYは予想よりも悪い新規失業保険申請件数などを受けて朝方安く始まったものの、買い戻しの動きが強まる流れ。3指数共にほぼ高値引けの反発となりました。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行も、断続的な利食い売りに押されマイナス転換。前日安値を下回り、前場はほぼ安値引けとなりました。ただ後場は一転買い戻しが優勢に。日銀がETF買いを行ったことで20100円手前まで戻ったものの、引けにかけては売り戻され2万円はキープして終えました。売買高は13億株弱、売買代金は2.1兆円台と低水準。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは4月小売売上高が予想の前月比△12.0%を下回る△16.4%だったことや中国との関係悪化を嫌気して上値が重かったものの、3指数共に売り一巡後はじり高となり高値圏での引けとなるプラス引け。それを受けた日経平均先物は20010円となっており、週明けの日本株は小安いスタートが見込まれています。

日経平均は2万円辺りで踏みとどまっています。今年は決算発表延期も多く「Sell in May」のきっかけを失っているという言い方も可能かも知れません。ともあれ出遅れ感が強く、裁定売り残などが多くて需給的に安心感のある日本株に買いが入ってくるのは、個人的には特段不思議でもありません。この辺りは毎度毎度繰り返している通り。

投資主体別売買動向によると、外国人投資家は実に20年ぶりに4月月間売り越しでした。それだけ酷い月だったのですが、結局月間の日本株はプラスで終えたところが良かったですね。何故外国人が売り越しに回ったかということになると、そりゃコロナの影響を考えて買ってくるわけがない・・・というのはしごく常識人の回答になります。

一つは、例年は元々4月はアメリカで税金還付時期になり、その資金が再投資に回る→4月のアメリカ株も上がりやすいということですが、今年はコロナの影響で申告期限が延長になり、その資金が分散したという見方が一つあると思います。

もし本当にそういう理由であるならば、延長した分今後も税金還付が出てくることで、少しずつ買いが入ってくる余力がある、とも言えます。これでもし外国人買いが復活しようものならば、日本株はかなり強い動きになりそうですが果たして(以前も書いたように個人的には下旬辺りからまた買われる展開になるのではないかと予想していますが)。

一方、前週はアメリカの上値も重い週でした。経済活動再開に対する期待感より、第二波に対する警戒感が上値を押さえた形。ファウチ氏など基本的に感染症の専門家は経済の専門家では無い以上バランスなんて考えず、感染症に対してできる限り慎重なコメントをするのは当然なのですが、ネガティブコメントを素直にネガティブに受け取るようになった市場の反応は良くないです。

米中間対立も気になる項目になってきています。中国は表面上は農産物購入で丸く収めようとしていますが、新型コロナウィルス治療薬開発研究のサーバーにハッキング攻撃を仕掛けているという報道もあり、治療薬を巡るイニシアチブ争奪戦が水面下で繰り広げられています。

ただ以前程の悪材料には今更ならず、アメリカの年金などが中国株投資制限という話も出ていますけれど、その分相対的に中国との貿易量が大きく中国景気の影響が大きい日本株に資金が回ってきやすい環境になるというプラス面もあるとは思っています。

また金利が低下したのにREITが大きく低下したのは良くない印象です。日本のインヴィンシブル投資法人(8963)が分配金を(とりあえず半年とはいえ)前期の1725円→30円にまで一気に引き下げたように、世界的にREITというものに対する不信感が芽生えてきた感じはあります。

一方、例えば月次で現実を見せつけられたのは鳥貴族(3193)の前年同月比96.2%「減」という数字。にもかかわらず翌日の株価は1.6%しか下落しませんでした。とっくに空売りが入っていて信用倍率は0.4倍。もう売上が0の状態すら織り込まれているということです。であれば今後経済活動再開の方向に向かえばあとは株価が上がっていくだけ、というのが、今の株式市場を象徴しているようにも思われます。

まただいぶ出揃った決算を見ていると、やはり今期見通し未定のところも多くありますが、先般のトヨタ(7203)に触発されたのか、見通しを出してくる銘柄が増えてきたような感触はあります。この辺り、投資家にとっては有り難い話です。各企業毎において前提となるコロナ終息時期のメドはマチマチで、実際どの終息タイミングが正しいかなんて誰もわかりませんが、一応4月から一ヶ月半経過した状況を勘案した目安や基準、方向性が確認できるので。

ともあれ、そんなトヨタの今期見通しなどを反映する形で(個人的には全く参考にはしていないものの)日経平均EPSなどは急落。一ヶ月前の半分近くになってきています。となると自然とPERも急騰する形になって27.5倍に、配当利回りは1.6%となっています。繰り返しますが、この数字自体はあまり意味は無いと思います。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

日銀のETF買いに関しては、GW後その額はこれまでの1205億円→1005億円に減少。まあ日銀のETF買いもだいぶ効き目が無くなってきていましたし、株価水準もひとまず2万円を回復してきたので、幾分お役御免感があるのかも知れません。個人的にはまた大きく下がって来た時に増額してくれれば良いので、これで良いようにも思います。


新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に堅調。マザーズは前日とは逆に主力のメルカリ(4385)やフリー(4478)など時価総額の大きなところが一服も、アンジェス(4563)や遠隔医療、ゲーム関連株が買われ踏ん張りました。決算も大体一巡してきましたから、900ポイントくらいまでもう一段高くらいまではありそうです。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は続落。前日に出てきた決算はまた性懲りも無く赤字拡大の酷いものでしたが、今の決算シーズンは「許されるシーズン」なので、寄り付き後に売られた後は25日線を支持に戻す動きになりました。株主優待継続が表明されたのも下支え。Foot fitなどは巣ごもりを受けて人気化しているようですが、主力ではないですから微々たるものですね。


サニックス(4651)は反発。前日出てきた決算は案の定大幅な増益での着地となりました。一時急騰したものの、市場予想を下回っていたこともあり、上げ幅は結局限定的な形。今期見通しが出なかったのも残念。ただ同社を取り巻く環境はすこぶる良好ですから、コロナ禍で営業活動は縮小も、今期も増益基調は続けられると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。