丁度2年前の9月、母がNHKの「のど自慢」に応募して、予選落ちしたという話を書きました。当時父がまだ存命中だけども弱ってきており、母も何かと元気が無かったので「のど自慢が来るようだし、出てみれば?」と提案。最初渋っていた母も私が何度もプッシュするので渋々(・・・と言いながら本心はノリノリで)応募し、結果惨敗でした
当時私の頭に「自分が母を焚き付けておきながら、自分が出ないのは卑怯なのではないか?」と変な責任感がよぎりましたが、とりあえず母を立てる形で(?)私は辞退しました
以来、のど自慢を見る目がスッカリ変わりました。すなわち、のど自慢は歌が上手い人が出るだけではなくて、人生を歌に託して語る場なんだなぁ、とそうした観点から見ると、かつて父が毎週欠かさず見ていたのを「素人が歌っているのが何が楽しいのか?」と冷めていた私でしたが、案外日曜の昼に何気なく見る機会が増えました私も歳をとったのかも知れません
そして今回、またのど自慢が隣の市にやってくることになりました。今年は丁度娘が生まれた節目の年これはいよいよ私の出番なのではないか、この機を逃してはいけない、とまた変な責任感がぶり返し、実は応募して予選出場のハガキが来ました
ネットとかで調べると、予選を通過するだけでもなかなか倍率が高く、地域にも因りますが大体1000組弱が応募して250組になりますから、倍率は3~4倍。実際、私の従兄弟も応募したそうなのですが落ちたそうです。
この辺り、その曲を選んだ理由を書いて応募するわけですが、そこのエピソードに面白みが無いとダメなのでしょうね。単に歌いたいから、では、出場した時のトークが盛り上がりませんもんね。(つづく)