KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

湊かなわない

以前も書きましたが、湊かなえさんの作品にやられっ放しの私小説を全て読みたくて読みたくて仕方無いのですが、残念ながら子育てに忙しく、他にも読まなければいけない本もたくさん溜まっているのでパッと見られる映像作品に頼ってしまいますあんまり良くないのですが

今回、今更ながら彼女の二作目の「少女」を見る機会がありました。いやー、もうなんでしょうか。本当にまた見事にやられました

あんまり書くとネタバレになってしまうのですが、もうどんなに展開を予想しても無駄なんですね。最後の最後で全てひっくり返される感じ。オセロで途中までまあまあ良い勝負している・・・と思ったら、最後の最後で全部黒にひっくり返されて完敗という感じです放心状態に近い感じになります

私も大体人生40年以上経験してきまして、ドラマなどを見ると「あぁ、このパターンね」と冷めた見方になってしまいます。嫁に「もっと素直な気持ちで楽しめば良いのに」と言われてしまうのですが、全くその通りだと思うものの、先の展開が読めるとどうしても入り込めないのは当然です

しかしこの湊かなえさんだけは・・・本当にもう。見終わった後に全ての伏線が回収され「あぁっ、なるほどそうだったのか」とタイムラグがあって結び付いてスッキリするのです毎回毎回彼女の手のひらの上で転がされ続ける私彼女の頭の中が一体どうなっているのか知りたいです

見終わった後にネットで色々と感想を書いたサイトを見てみると、やはり小説と映画では色々と違う点があり、小説を読まないと本当の読了とはならない模様。うーん、これはまた一つ宿題が出来てしまいました私、大体どんな作品でも一年くらい経つと話の大部分を忘れてしまうという特性があるので、一年後くらいに改めて新鮮な気持ちで「引っかかって」みようと思います