高校生の時の青春の一ページとして「高校生クイズ」に出場したというのがあり、基本的には毎年見ていたのですが、ある年からサッパリ見なくなりましたところが昨年たまたま見るといつの間にやら「ウルトラクイズ」的にアメリカ横断型になっていてすごく面白かったので、今年の高校生クイズも楽しみに待ち望んでいました
ところが今年から原点回帰ということで都内で全て完結してしまう大幅なスケールダウンやはり見るのを止めてしまいましたあぁ、超残念すごく楽しみにしていたのに・・・参加する高校生も、今年からアメリカに行かないと知った時にどう思ったのでしょうか?
それはともかく、その裏番組でNHKでやっている「透明なゆりかご」が超絶にズンと来るドラマで、毎週涙無しには見られません私も基本録画で後でじっくり見るタイプなのであまり視聴率が高く無いようですが、これは今年のドラマの中では最大の当たりでしょう
実は原作となっているマンガは読んだことがあり内容も大体知っています作者の沖田×華さんは富山出身の方ですが、自身の産婦人科看護師見習いだった頃の体験を元に描いた作品です。妊娠、出産を巡る様々な人間ドラマを赤裸々に、作り話ではないリアリティ溢れる話と(勿論多少フィクションのエッセンスはアリ)、比較的軽いタッチの絵のアンバランスさが絶妙です。
沖田さん自身も色々と波瀾万丈の人生を送ってこられたようですが、すごく感受性が強いのか、重い内容にも自身(主人公)の想像を通じて、前向きに受け止めるような結末になっています。そのため胸を締め付けるような内容の最後にパーッと一筋の光が差し込んで、その繰り返しに毎回感動と同時に感心させられる仕上がりになっています
特に自分が今子持ちになったので、余計に内容に対して感慨深くなり、無関心ではいられないテーマですその他沖田さんは「お別れホスピタル」もスピリッツなどで現在連載中ですが、こちらも終末医療をテーマにしていて、父との最期があった身としては、色々感じ入りながら読んでいます
ドラマ化するにあたり、脚本も見事ですし、配役などもバッチリ娘が寝静まった頃に照明を落としてボリュームを小さくして嫁と見ているのですが、見終わった後、二人ともしばらく動けなくなる程の衝撃を毎回受けていますよくNHKでこれだけ濃くて重いドラマを作ったなと思います
ちなみに先月地元で沖田さんのトークショーがあったようで行きたかったのですが、まだイクメンである身なので時間が取れませんでした・・・来週がいよいよ最終回となりますが、またハンカチを用意して、覚悟を決めて見ないといけませんね