KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ファーストリテイリング高が他の銘柄の株価を吸い取る

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本日の日経平均は反落。昨日のNYは新規失業保険申請件数が引き続き高水準だったものの、FRBが2.3兆ドルの地方債や低格付け債券購入策を打ち出したことでしっかり。一方、原油OPECプラスの会合で協調減産が決まったものの、日量1000万バレルに止まるということが失望に繋がり、WTI原油は一時28ドル超→22ドル台まで急落。VIX指数は41.7ポイントまで低下し、3/6以来の低水準となりました。

それらを受けた日経平均は朝方こそプラスでスタートしたものの、間も無く売られる展開に。SQ値が19577円と高く決まったことで、幻のSQの形で上値を重くしました。通期見通しの下方修正を受けたファーストリテイリング(9983)が買われ指数を支える一方で他の銘柄が一斉に売られる形。ここまでリバウンドしていた小売株の弱さが目立ちます。売買高は11時時点で5億株台と低調。


投資判断は「やや買い」。何とか市場のボラティリティが下がって来たところは良い点です。報道によれば「ローニン・キャピタル」という投機筋の業者が証拠金を払えなくなり、VIX先物の持ち高を強制売却させられたのだとか。規模は不明ですが損失を出したということはそのポジションは売りだったと思われ、以降落ち着いてきた経緯があります。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57059010R20C20A3000000/

個人的な感覚としては、パニック的な「Cash is King」の状態からは抜けだしつつあります。実際、アメリ長期金利はまた0.7%台にまで下落。低利でも米債を買おうという動きは現金よりも魅力的なものがあるという投資家の表れであり、戦闘意欲が残っていることを伺い知れます。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield-streaming-chart

一方、今一番気にしないといけないのは原油になってきました。WTI原油は20ドル台前半からなかなか抜け出せそうにもありません。原油が安いとジャンク債市場で主役となっているシェール業者の倒産に繋がりますが、一応、金融市場に関してはFRBがジャンク債購入も含めた巨額の資金供給でセーフティーネットは作っています。

首謀者とされるサウジの採掘コストは非常に安く3ドル弱(自噴するため)ということなのですが、他方、シェール業者の採掘コストは低くても40ドル台とされるため、30ドル前半くらいでジワジワとシェール業者を苦しめ破滅に追いやるのが得策というところなのでしょう。

ただ逆に20ドル近辺まで下がるとさすがにまずいと考えているとは思います。採掘コストは安いものの、ほとんど原油収入で成り立っているサウジは、その生産量と利幅で収入を得ているわけですが、財政収支均衡点は80ドルとも言われています。

サウジはアラムコのIPOで獲得した3兆円近い資金があるので、ある程度は耐えられます。ただ、今の水準が下がり過ぎなので、近々増産を止めるのではないかという期待感もあります。イラクなど周辺諸国が耐えられず、OPECプラスの臨時会合を求めたという話も出て来ました。ただ例え減産を決めたとしても航空機が飛ばないなど需要に乏しい中で、どの程度戻るかは疑問があります。

一方、個人的に怖いのは、ここでアメリカがイランとまたドンパチ始めやしないかという点。今市場が混乱しているドサクサで、また中東方面がきな臭くなっており、イラクにある米軍施設がイランに攻撃されたりしています。ここで中東リスクを高め、一気に原油価格を高めれば、アメリカのシェール業者にとっては恩恵があります。イランもコロナで大変なはずですが、大変だからこそ国民の目線を外敵に向ける必要があるのかも知れません。

ですから、原油価格は少なくとも30ドルは無いと、オイルマネーの換金売りや中東情勢の緊迫化など、様々な問題を起こします。勿論純輸入国の日本にとっては良い話なのですが、物事には何でも適量というものがあります。

先月、REIT指数は一時高値から半値まで下げる場面がありました。月足の陰線は誤発注ではないのかと見紛うくらいの大陰線になっています。日本ビルファンド(8951)からプレミア投資法人(8956)まで日本の古参J-REITが全てストップ安という大惨事もあり、日銀が毎日20億円ずつ買っても効果が薄い感じです。

REITに関しては、特にホテル系は以前から訪日外国人観光客数の減少が打撃ということで売られていましたが、オフィス系も在宅勤務が増える懸念で売られています。また一部では東京オリンピックの中止で日本の不動産に対するショーウィンドウ効果が無くなることを懸念する向きもあります。もっとも、巣ごもり消費で潤うはずの物流系も関係無しに売られましたから、そもそも業容は関係無いということも言えます。

地銀が3月期末向かいで右倣えで一斉に売ったこと、またオイルマネーも絡んで換金売りに動いているのだろうと思います。この場合のオイルマネーとは、世界最大の年金と言われるノルウェーの年金資金も含みます。アメリカの代表的なREITETFもやはり高値から4割下がっていることを考えると、単に日本の地銀が期末接近で売っているだけ・・・と言い切れない部分もあります。

現実問題としてコロナ騒動が収まった後にそんなにテレワークや在宅勤務が増えるとは思っていません。傾向としては増えるでしょうけれど、大枠としては満員電車に揺られて出社する率の方が高いでしょう。

特に在宅勤務はデメリットも多いです。私なんて既に在宅勤務状態ですが、確かに交通費や通勤時間がかからないのは良いですけれど、作業効率はやはりオフィスの方が邪魔が入らないで間違い無く良いでしょう。一日中家に居たら運動不足でストレスも溜まり、夫婦が二人ずっと家にいると離婚の危機も高まりますよ・・・。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に軟調マザーズ押し目を作っていたメドレー(4480)などの遠隔診療関連株が買われる一方、最近買われていたAI関連のKudan(4425)やゲームのミクシィ(2121)などが売られる単なる循環物色が継続しています。一方JASDAQでは引き続き低位株が軒並み値上がり率ランキング上位に並んでおり、短期資金のトレンドがそちらに移っている感じです。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は反落。7日にお得意の業績下方修正を出したものの、特段嫌気されるような感じにもなっておらず無反応。巣ごもり消費の恩恵も無いようです。同業のヤーマン(6630)は既にコロナショック前の水準に株価を戻しているのに情けない限りですね。


ホクト(1379)は続落。国連などが食糧危機発生の可能性を示唆ということで、昨日は農業総合研究所(3541)がストップ高するなど、食品に対する関心が高い割には同社は動きません。個人的には食品価格の上昇を見越して保存食を少しずつ買い集めていこうと思っています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。