KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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金曜の日経平均は続伸。前日のNYは新規失業保険申請件数の一段の低下や、始まった金融機関の好決算を受けて3指数揃って堅調。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が113円後半で高止まりする中、時間外でのアメリカ株先物の堅調ぶりも背景に、いきなり28800円を回復。その後も高値圏でしっかりしていましたが、香港ハンセン指数もしっかりしたスタートになったことから上値追いに弾みが付きました。

後場も一段高となって29000円手前での攻防となりました。ただ14時過ぎには週末を控えた売り方の諦め買い戻しを交えて29000円を突破。ほぼ高値引けで終了となりました。売買代金は2.8兆円台と前日より膨らみました。


投資判断は「やや買い」に。金曜のNYはゴールドマンサックスなど個別企業の好決算が刺激材料になり3指数揃って上昇。一方、中小型株指数のラッセル2000は下落。VIX指数は16.3ポイントに低下。天然ガスは急落したものの、WTI原油先物は82.6ドルで14年以来の高値引け。それらを受けた日経平均先物は29190円と、月曜の日本株はしっかりしたスタートが予想されます。

アメリカの社会保障法案は「やっぱり3.5兆ドル→2兆ドルに圧縮しよう」という話になっています。規模が減ってしまうのはマイナスと言えますが、そもそも今後10年での話なので、今後更に必要ならばまた追加案を議論しても良い話。

「目先多少小さくなっても構わないから、とにかく合意して、ちゃっちゃと始めましょうよ」というのが今の市場の催促のようです。また規模が小さくなれば、それだけ富裕層増税の程度の緩和されるという期待感もあるかも知れません。

実際、インフラに関してはトランプ前大統領の時代にもダムが決壊したり、老朽化が騒がれたことがあり、小さな政府を目指す共和党すらも必要性を感じている内容。それだけに合意は時間の問題のはずですが。

長期金利に関しては上述の法案の規模縮小も債券買いに繋がります。ただ長期的な方向性としては上がっていく方向にあります。実際、ドルはバイデン政権後の高値を更新。ドル高もまだ続くとみられます。

その他にも中国は恒大リスクに加え電力不足問題なども出て来ていますが、そもそも繰り返しになりますが中国の問題は本質的な危機には繋がらないと考えています。

結局日経平均TOPIX共に菅首相の辞意を表明した9/3の終値を10月に割り込む場面がありました。岸田政権に対する失望感が外国人の短期投資家から出たことは、一つ間違い無いとは思います。岸田さんにしてみれば「まだ就任してないもんね」とうそぶくことは可能でしょうけれど、その場合、9/14のバブル後最高値を取ったのは菅さんの功績になりますね。

まあ政治音痴の私の愚痴は聞き流してもらえれば結構ですが、今回の組閣人事はやっぱりガッカリでした。結局旧態依然の自民党の論功行賞で固まっていて、目玉がありません。外国人投資家も日本の政治に対する認識は私並くらいでしょうから、もし本当に9月の株高が政治の変化を期待する買いが入っていたのだとすると、その分のガッカリ感で巻き戻しが出たと評せると思います。

岸田氏は「数十兆円規模の経済対策を行う」というリップサービスはしているものの、そもそも菅政権時代に未消化のまま過去最高の30.7兆円が7月末現在で残っています。なのに数十兆円規模の・・・と繰り返されても、効果が無いとわかっていながら繰り返す黒田バズーカの財政版みたいなもの。ヘッドラインニュースで売買するアルゴトレーダーは刺激できるかも知れませんが、単にそれだけのことで終わってしまいかねません。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA29DQP0Z20C21A7000000/

9月の急騰分を打ち消してしまった下げの理由は勿論一つではないでしょう。アベノミクスに反して民主党政権に逆戻りさせようかというような岸田内閣に対する失望もわかりやすい売り材料ですが、半導体株の下落、日経平均のリバランス、下半期相場からの機関投資家によるポートフォリオリバランスなどなど、複合的な要因になっていると考えられます。

今年から日経平均の算出ルールが変わり「株価換算係数」が導入されました。それ故、株価の高い任天堂(7974)やキーエンス(6861)の採用が決まったわけですが、逆に以前から指数に採用されているファーストリテイリングソフトバンクG(9984)、東京エレクトロン(8035)などは今後も指数を支配する王者として君臨し続けることになります。

日経新聞社は従来ほとんど指数に寄与してこなかったような小さめの銘柄を排除し、任天堂などの大型株を入れることで、相対的にはファーストリテイリングらの影響度を小さくはできます。ただあまりにも修正が軽微なので、特定の銘柄の寄与度を落とすには抜本的な変化が必要でしょう。そして日経平均採用銘柄のEPSが今回の入れ替え時低下してしまった(2153円→2067円)ことも、日経平均の下押しには若干ながらも作用しているとは見られます。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

まあ9月分の急騰が行って来いになったので、また日本株の割安感は戻ってきたこと、チャート的にも一旦下値達成感があること、多少は新内閣のご祝儀買いがあっても良いのでは無いかとも思うので、売り買い交錯の上でちょっと買われてもバチは当たらない感じだとは思います。というわけで投資判断はひとまず一段階引き上げました。

一方、上値の売買代金が膨らんでしまったので、戻り待ちの売りも多いでしょう。本当にアメリカがインフラ投資法案の合意などで10月急速に持ち直せば、素直に年末高への期待感も高まると思いますけれど。日本固有の理由で買われる材料は減り、むしろ来月の総選挙での自民党議席数を心配しないといけないかも知れません。


新興市場も「やや買い」に。金曜はマザーズもしっかりした動きになり、終値ベースで今月2番目の高値を付けてきました。チャート的にも75日線を突破し、MACDが好転の流れ。9/14、9/27、10/1、10/11の高値を結ぶ上値抵抗線を上回ってきたので、とりあえず2番底を付けたという認識から投資判断を一段階引き上げました。


ポートフォリオ銘柄】

ネクス・インフラ投資法人(9286)は金曜小じっかり。引き続き再生可能エネルギーに対するESG投資期待や、最後となる11月一括分配の権利取りが迫って高値圏を維持しています。ただ足元では長期金利の上昇基調が出てきたので、本日寄り付きで利食い終了とします。10万円くらいは乗せて欲しかったのですが、まあ仕方無いですね。


アニコムHD(8715)は金曜大幅反発。前日に年初来安値に接近していましたが、東海東京による格上げを受けて急反発となりました。金利の上昇基調を考えると保険株の中でしっかりした動きを続けられると思いますから、ここは辛抱ですね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。