KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NYお休み前で小動き

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前日のNYは高安マチマチ。ADP雇用統計などの経済指標やFOMC議事録などを受けた利下げ期待感は強弱マチマチで反応が分かれました。また翌日が休場になることで様子見ムードも台頭。売買高は活況。30年債入札が無難に通過し長期金利は4.7%で高止まり。SOX指数は1%の下落。WTI原油先物は73ドル台前半に反落。


投資判断は「中立」。このブログでも昔から口酸っぱく繰り返しているように、世界の金融の軸は金利です。中でも最大の金融立国であるアメリカの長期金利グリニッジ天文台のような存在で、ここが動くと世界中のありとあらゆるお金の物差しの目盛りが変わってしまうことになります。

金利自体は日々上下しますが、その変化が緩やかならば、他の金融商品の値動きもついて行けるレベルなので問題ありません。あくまで過去に比べて極端に高い、低い位置になったり急変動することが問題なのです。

ただ最近聞いた話でなるほどと思ったのは「国債を無リスク資産として捉えることの愚かさ」です。債券はその性質上、ずっと持ち続けてデフォルトさえなければ全額償還されることから、先進国の国債は安全性が高い(無リスク)とされています。ただし投資した時点の100万円と、インフレでその価値が実質的に目減りして戻ってくる100万円では意味が異なります。まあ、その間の金利が変動しきちんとインフレ分をヘッジできれば問題ないのですけれど。

それはともかく、現実的に考えて、債券を満期まで持ち続けられる投資家は限られます。その大半は個人投資家に限られ、生保のように長期で運用するところも「運用」という意味でガチホよりも債券売買での運用益確保が重要になってきます。ですから、下落が明白な債券市場で運用するよりも株式市場で運用した方がマシだと考えれば、それは債券→株への資金シフトに繋がります。

ただし普通の株は勿論米国債の代替にはなりません。代替になるのは米国債ほどではないにせよ流動性が高く、また米国債ほどではないにせよ安定的と考えられるマグニフィセント7が適任。そしてこれらの株価も上昇トレンドを確固たるものにしています。その米国債→マグニフィセント7へのグレートローテーションこそが、22年10月以降続いているNASDAQ高の主因と言えそうです。

昨年は世界的に選挙イヤーで、実際インフレを背景に西側諸国はどこも現政権に逆風が吹く大荒れの年でした。勿論日本も例外ではないですし、選挙ではないものの韓国も戒厳令が出る有様。今年は2月にまたドイツで選挙があり、日本も夏の参院選に加え衆院選挙があるかもしれませんが、アメリカの方は大統領選挙も終えて議会も共和党が占めて安定的。昨年ほど不透明要因があるわけではありません。

難しいのは、アメリカ売りの結果としての金利高の見極め。本当にどうしようもなく株価が暴落するきっかけは、予想できる範囲内ではただ一つ。アメリカ国債の格下げだと思っています。特にまだ最上位格付けを残しているムーディーズによる米国債格下げが起ころうものならば、世界中に金融パニックが生じることになるでしょう。

12月にフランス国債が格下げされましたが、それはあくまでフランス一国の話に収まっています。しかしアメリカ国債の場合は当然そんなわけにはいきません。世界中の投資家がポートフォリオに組み入れています。特に今年はトランプ氏が大統領に就任。「就任当日は独裁者になる」といった主旨の発言をしており、また初日から様々な大統領令を出してくる可能性が高いです。

財政面に関しては大統領の一存で決められるのは関税に関することくらい。なので例えば1月にいきなり減税が決定→財政懸念増大で格下げ・・・ということは無いでしょうけれど、突然行われるムーディーズの格下げをとにかく警戒しないといけません。

日本株に関して言及すべきなのは、やはり昨年の買い主体が自社株買いだったという点。まだ12月最終週のものが出ていないので確定ではないものの、昨年の投資主体別売買動向で一番の買い手は事業法人で7.9兆円の買い越しです。

一方、現物のみに限りますが外国人は2.4兆円、個人は新NISA開始にも関わらず2.1兆円のそれぞれ売り越しとなっており(ただし昨年大型IPOが相次ぎましたが、IPOの取得は取引所で行われないためカウントされず、売却のみがカウントされることで売り越しになりやすい)、信託銀行(年金)も3.8兆円の売り越し。かつて日銀ETF買いの役割を自社株買いが担っているような格好です。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続伸。売買代金は1,276億円とそこそこ。日経平均TOPIXと異なり200日線に上値を抑えられている展開が続いています。ただCore指数はとっくに上回っていることで、ここから大型株中心の買い戻し相場が期待できそうです。


【注目銘柄】

キオクシアHD(285A)は大幅高。こちらは昨年末の有料メルマガで取り上げ。残念ながら未エントリーで終わってしまったのですが、その後順調に目標株価に到達してきました。海外同業と比べて圧倒的に時価総額に割安感がありましたが、今年に入ってからの半導体株高も追い風になっている形です。


日本マクドナルドHD(2702)は大幅安。12月既存店月次がマイナスとなったことを受けて大きく売られました。これまでシステム障害などの特殊要因でマイナスとなったことはあり、12月も北九州で中学生殺傷事件がありましたが、今回は許されなかった感じ。昨年11月、12月安値6100円を割り込んでしまい、目先の底打ちを確認しないといけない場面です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。