KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

永い旅路

今日はお通夜でした。亡くなったのは先日母の日に寄せたブログにも書いた新卒社員の男の子のお母さん。享年54歳ということでした。病気は骨髄腫瘍という癌の一種らしく、1年前に告知され、それから何とか持ちこたえていたもののGW前に悪化。残念ながら一昨日遂に帰らぬ人となってしまいました。

うちの母は新聞のおくやみ欄を見るのが日課。そこに住所や年齢の近い同じ名字の人を見つけて「もしやあんたの会社の人のお母さんでは!?」と言っていましたが、嫌な予感は的中してしまいました。

私事ですが1日に結婚式を挙げます。それまでは私の結婚でうちの会社は祝賀ムードだったのですが、突然の訃報にムードは一転暗く。本当であれば私にお祝いをくれるはずの状況だったのですが、そんな空気ではなくなってしまい、袋は香典袋に変わってしまいました。

そんな我々も何か手伝う事があれば、という事でお通夜に行ってみたのですが「お気持ちだけで」という事で一般参列者として参加しました。

お通夜が始まり住職のお経が終わると喪主のお父さんの一言です。新卒の彼から「父はとても厳しくて恐い人だ」と聞いていましたが、その声は涙で震えていました。「一緒に暮らしていたのに、病院に行く前に何故病気に気付いてやれなかったのか・・・」表面上は厳しくて頑固そうなお父さんの、実は脆い内面が感じ取られたようで、参列者の涙を誘いました。

お通夜後、新卒の彼は私に向かって「ありがとうございました」と頑張って笑顔を作って健気に挨拶してくれましたが、その内心はどうなのでしょう?幸い私の両親は健在です。父は相変わらず寝たきりの状態が続いていますがそれでも生きてくれています。そう考えると「いつまでもあると思うな親と金」という言葉は数少ない真理の一つであり、もう少し大切にしてやらないといかんなと実感しました。

さて、数少ない真理の一つである株式市場は本日反発。昨日下げ過ぎた反動もあって朝方から買いが先行。アジア株が堅調で円安に振れてきている為替も追い風に終日プラス圏で推移しました。

投資判断は「買い」。欧米の市場が休場だったということで出来高こそ薄かったのですが、ズルズルと下がっていく状況は何とか阻止できた模様。正直短期的には基調は弱めであると思いますが、テクニカル的には間もなく一目均衡表の雲が厚くなってきます。そこまで今の水準で粘ることができれば、6月からの相場はかなり明るいものとなるでしょう。

新興市場は「強気の買い」。しかし本日は3指数共に軟調。テクニカル的には3指数共にMACDが弱く、少なくとも目先は弱い動きになっている事は否めません。特に今日みたいに大型株が閑散としている時に盛り上がるべきなのですが、アリサカ(2328)が不適切な会計処理から会社更生法ということで、また新興市場不信を醸造させるような種が。こういった類の企業には早く退出してもらって、何とか信用回復に繋げて欲しいところです。

ソネットエンタテイメント(3789)は続落。新興市場安に引きずられる形となっています。テクニカル的には三角持ち合いの下限にほぼ到達。あとは反発するだけの予定ですが、一目均衡表の遅行線が実線を下回りそうで正念場。早期に上昇しないと苦しい局面に。

メディカルシステムネットワーク(4350)は大幅反発。ようやく売りが一巡し、ここから反撃というところ。テクニカル的にはパラボリックも好転し、長期的には上昇トレンド復帰が明確になってきました。

ダイハツ(7262)は反発。昨日は大和が投資判断を格下げした事により大幅下落。本日はその反動があったという場面ですが、実はコレ先月頭の状況に似ています。当時GSが投資判断を格下げして一気に値を下げた場面がありましたが、それから1ヶ月かけて株価は見事に復権し年初来高値を更新しました。その背景にあったのは超売り長の信用残でしたが、今も0.1倍の信用倍率は健在。歴史は繰り返すとすれば、今が買い時ということに。

みずほFG(8411)も反発。巷を賑わすTCIがみずほの株を買っているという話もありますが、テクニカル的に25日線を支持線とした反発という意味合いの方が説得力有り。一週間ぶりに5日線を超え、ストキャスも好転してきたことから目先は56万円トライの動きになると思われます。

そして昨日からポートフォリオ入れとなったSEH&I(9478)は連日のストップ高。いやー、これは我ながら見事なタイミングで入ったと思います。昨日は自社株買いも発表し、本日も買いが優勢で比例配分。夜間取引でもストップ高買い気配となっており、今まで溜まっていた長期下落トレンドの鬱憤を晴らすものとなっています。まだPBRは0.6倍前後。はっきり言って3万円までは割安であると言っても良いのでしょう。現実的には振幅しながら目指していく事になるかと思いますが。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→961円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→403000円 目標75万円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→37円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1885円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→124000円 目標20万円

新光証券(8606) 3月24日より 325円→367円 目標450円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1163円 目標1400円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→534000円 目標75万円

任天堂(7974) 4月20日より 56800円→59100円 目標7万円

SEH&I(9478) 5月24日より 10670円→12670円 目標2万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。