KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

さあ立ち上がれよ

今日は冒頭から珍しく時事の話題から。

↓生徒自殺後に教師が首吊りの絵
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100722-00000000-maip-soci

何か表題だけから読みとると「また教師の不祥事か・・・」と思いたくなりますが、今回のは外国人英語教師の仕業なんですね。で、今回の話の根っこは大きな誤解があると思うのです。

というのは私が中学生の時も、外国人教師が英語の先生として期間限定的な感じでやってきていました。彼らは彼らなりに英語の授業を盛り上げようと、色々なゲームを考えてきます。それでワイワイ楽しく英語を学んでもらおうと。

実際に向こうの先生と触れ合うことで、文化の大きな違いを感じる人生初めての機会とも言えます。例えば日本で正解の時は○を付けますが、向こうはペケ(チェックマーク)を付けます。

それと似た感じで私が驚いたのは、ゲームでミスをすると黒板に○を書いて、次にミスるとそこから一本線を引いて、次にミスると更に線を継ぎ足して・・・といって、ミスが重なると最終的に「hangman!haha!」みたいな感じで外国人教師が愉快に笑うのです。

これで出来上がった絵が首吊りの絵。つまり今回の記事の写真に出ているもので、これは「ハングマン」と呼ばれる一種のゲームなのです。ちなみにhangmanとは絞首刑執行人のことです。私も当時「こんなブラックなことやって良いんかいな?さすが外国やなー(××)」とカルチャーショックを受けました。

というわけで、今回の一件は多分そこから来ているだけ、つまり外国人教師は無意識にやってしまったと思うんですね。事件後に配慮が足りなかったと言えばそうかも知れませんし、遺族の気持ちを逆撫でしたのかも知れません。その辺りはやっぱり空気を読めていなかったのかも知れません。

しかし今回の報道は何か違うなーと思いました。書き手の毎日の記者の方はこのことをご存知なかったのでしょうか?もし知っていたなら、少なくとも記事の中に「こういうゲームが外国にはあるのだけれども・・・」的な書き方をして、記事の中立性を高めるべきだったと思います。でないと「ほら、また教師がこんなことをしでかしましたぜー。皆さん怒って怒って」というような悪意丸出しの記事のような印象を受けます。

今回「あれ?」と思って、これはちょっと私が代わって補足せんといかんなーと思ったりしたので、珍しく時事ネタの前フリでした。余計なお世話でした。

さて、あれ?というような感じの日経平均は本日続落。前日のNYダウはバーナンキ議長による先行き不透明発言を受けて急落。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。アメリカで追加の景気刺激策が出なかったことから、為替がまた86円まで円高が進んだ事も嫌気され、上値の重い展開に。だらだらと値を下げて、終始マイナス圏での推移となりました。一方TOPIXは年初来安値を更新し、非常に嫌な感じになっています。

投資判断は「買い」。もう毎回のコメントになりますが、とにかく出来高が薄いです。特に本日は売買高の約半分をみずほFG(8411)1銘柄が占めているという異常事態。売買代金も1割強を同社が占めており、実態は引き続き閑散相場です。これが解消されない事には、相場の反転も何もないでしょう。

ただ前回も書いたように、市場の流れが変わった印象は受けています。指数はだらだらと下げていますが、個々の銘柄を見ると個別では下値に買いが入ってきて「そろそろ良いんじゃないか」と感じている投資家の存在が多く見受けられます。本日でみずほFGの需給にまつわるエトセトラが終了し、全体相場に与える影響も消えました。なのでもう「強気の買い」に戻しても良いと思っていますが、やはりストレステストの発表を通過するまでは様子見にしておきます。

一方で不動産市況は外資によるオフィスビルへの投資や、個人の消費税引き上げ前の駆け込み需要によるマンション購入など、足下では回復傾向にありますし、バルチック海運指数も1ヶ月ぶりに反転してきています。勿論まだ悪いままの指標もありますが、総悲観というわけではありませんから、好業種毎の狙い撃ち作戦も有効でしょう。

また個別企業の決算も出始めています。本日は信越化学(4063)の決算が場中に出て、業績見通しは悪かったものの、アク抜け感から株価は上げてきました。同社はいつも先頭を切って決算を出して、他の銘柄の決算を占う上で重要なアンカーポイントとなっています。今回の同社の動きは、日本株の先行きに明るさを示す好印象を受けました。

私は今回の長いトンネルを抜けたら、日本株はアホみたいに上がっていくと見ています。そしてそのタイミングがそろそろと思っています。ですから様子見モードに徹していた方は、もう市場に戻ってくるタイミングでしょう。夏休みなんて取っている暇はありません。そんな時の銘柄選びに有料メールサービスがお薦めです(まさかのここで宣伝(;^_^A)。

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新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。昨日は野村によるネット関連企業の強気投資判断によりミクシィ(2121)を始めとして買い転換してきました。一昨日はマザーズの売買代金が今年最低と日経新聞でも取り上げられましたが、少しだけ注目が戻りました。

この辺りは本当にいつ突然反転のきっかけがやってくるかわかりません。逆に言えば市場流動性の低下時においては、少数の力のある者の好きなように操れる事を示しています。こういった場合は明確に方向性が出てから乗る方が無難かも知れません。来月辺りからぼちぼち出てくる個別銘柄の決算に注目です。

メディカルシステムネットワーク(4350)軟調。ただこちらは昨日の寄り付きで2年半にも及ぶ買いポートフォリオから外れる事になりました。さしあたって戻りの良いところで売れたと思います。チャート形状は崩れてしまいましたから、当面下落トレンドに入ると思いますが、業績不安の無い優良銘柄だと思いますから、また安いところで拾えたらポートフォリオ入れすると思います。とりあえずはお疲れ様でした。

ダイハツ(7262)は反発。何とか昨日の下落の反動でしっかりでしたが、ちょっと短期下落トレンドという形になってしまっています。ここは一旦900円での反発を見極めたい局面に。昨日発表の信用倍率は0.1倍と同社らしい超売り長になってきましたから、需給に関しての不安はありません。

みずほFG(8411)は反発。本日から公募株還流という事で、朝方から尋常ではない出来高が。ただ寄り付きが131円という事でスタートしましたから、公募価格も割らず、これで需給は一度に改善しました。引けにかけてもインデックス買いの需要が発生し大商いに。

出来高は13億株弱と個別銘柄では過去最高に。この1銘柄だけで、実に閑散相場の東証1部の出来高に匹敵する恐ろしい記録です。ライブドアショック以前の東証の出来高だったら、システムダウンしていたでしょうね。また日証金を見ると現渡しも一斉に出たようで、貸株は3億株の減。貸借倍率は一気に11倍まで悪化し、元の同社のバランスに戻りました。

アメリカでは大統領による金融規制改革法案の署名も終わり、金融株の決算が続々出てきています。あとはストレステストの結果だけという感じで、今週中に金融株を取り巻く大きなイベントは全て終了します。

そうなるとここからの同社を含むメガバンクはとにかく強気の買いでいけると思います。万一何かのきっかけで大きく売られ130円を割り込んでくるようだと、向こう半年は日本株も上昇力を失うでしょう。それ程に全体市場に与える影響力が大きく、注視すべき銘柄でもあります。ここからが日本株全体にとっても勝負で、差し当たって本日は良いスタートを切れています。

そして今回は1銘柄買いポートフォリオ入れする銘柄があります。アニコムHD(8715)です。

ペット保険を扱う非常に珍しい会社ですが、業績に関しては昨今のペットブームを背景に鰻登りです。言葉を喋れない弱者を守ろうとする人間の気持ちは日本もアメリカも同じようで、丁度昨日のニューヨークタイムズにも、不況の中でペットにお金をかける人達が取り上げられていました。丁度子供には高級ブランドの服を着させて、自分たちはユニクロを着ている親の心境と同じかも知れません。

それはともかく、チャート形状は底打ちの兆しが見えてきています。上場後の下落相場から5月中旬に安値を付け、そこから反転。戻り高値3300円を付けてから再度下落に転じたものの、75日線に支持されて再度上昇基調にあり、昨日その戻り高値を更新してきました。このまま上昇が続けば上場2日目の急落で空けた窓(3475円〜3750円)を一気に埋めに行く動きになると思います。

目標株価は初値の4000円。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。