KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

4月の成績発表

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今日は4月の成績発表です。4月はブログの更新も週一ペースだったので、ほとんど追加が出来ずポートフォリオもわずか4銘柄。ちょっと寂しい感じですが、5月に向けてまず現状を整理してみます。


買い銘柄

みずほFG(8411)
199円→215円(23営業日保有 上昇率8.0%)

地合の良さもあって上昇基調だったものの、上値抵抗線の220円がなかなか超えられず。現状5度目のトライに向けて高値圏を維持していますが、大型株が弱い中で精一杯な感じ。ちょっとずつ整理は進んでいますが、未だ差し引き4.5億株超ある信用買い残も重石になっています。

私はここからの全体相場一段高の条件として、ドル円が100円を超えること、またこのみずほの220円突破が成立すること、の二つを挙げています。共に突破はほぼ時間の問題と思われるのですが、思いの外手こずっている印象。

メガバンクの決算は揃って15日に予定されていますが、足元で縮小に向けて努力している「はず」の債券のトレード益が大きいことで、揃って好決算が見込まれています。ただ一般的に金融緩和は金融株にとって利ざやの縮小などから逆風と言われいますし、正直決算が今更評価されて上がっていくようには思えません。

上放れるにはどうしても外国人買いの一段の増加といった需給要因が必要です。これだけの巨体を押し上げるには多大な資金の流入が必要で、それには彼らの力に頼る以外に今のところありません。上述の信用買い残の整理にも、大きな出来高が必要です。

で、スケジュール的に考えてみると、一応45日ルールによるヘッジファンドの売りが挙げられることから(あくまで市場に売りが入る口実なだけで、実体面の影響は薄そう。ただし彼らが一旦換金して、投資家に配分しないといけないのは事実)、上述の決算に対する警戒感も含めて、5月中頃辺りまでは上値の重い展開が続きそうです。

ただそこを過ぎるとアク抜け感が出ること、また17日に野村が投信「高配当割安株ジャパン」の
設定を予定していますから、利回り2.8%の同社にも買いが入ってくることはほぼ確定的と見られます(募集上限500億円)。

と言うわけで、220円ブレイクのタイミングとしては少なくとも中旬以降に見ています。それでもし本当に明確に上抜ければ、今後は一転220円が強力な下値サポートラインになりますから、長期上昇波動入りが期待できます。逆に突破できなければ、上抜きに相当時間がかかることになりそうですから要注意です。


GCAサヴィアンG(2174)
928円→1204円(20営業日保有 上昇率29.7%)

4月は忘れた頃に突然上がり出し、年初来高値を更新の波動に。出遅れ感や相方日本M&Aセンター(2127)の上方修正に触発された格好になりました。

ところが25日に出された決算は、表面上は大幅な増収増益決算でしたが、本業の助言業の売上が前期比3割減と超絶に悪化。HP上の実績一覧がなかなか更新されないため懸念はあったものの、足元の円安からクロスボーダー案件が減少してきたことも逆風になった模様。

大体良いところまで株価も上がってきていたので、決算前に売りたかったのですが、ちょっとブログ更新をもたもたしている間に急落してしまいました。その時点で残念ながら撤退に。ちょっと今は旬ではない銘柄になってしまったので、また環境が良くなったら考えたいところです。


アライドテレシスHD(6835)
80円→92円(23営業日保有 上昇率15.0%)

自社株買い発表により低迷から反転。地合の良さも奏功して、90円台回復の動きとなりました。ただ以前も書いたように、同社の自社株買いは大体アナウンスメント効果を狙ったもので、ほとんど買われません。

その証拠に2日に発表された実績ではわずかに25万株弱。予定数の4%程度に止まります。このペースでいくのなら、取得期間が終わる頃にも大体25%程度しか買われない計算に。

例年、同社は通期決算は楽観的な見通しを出しますから上昇しますが、第一四半期決算時には現実を見て下落する流れになります。今回は通期で急落することになってしまい、例年と流れは異なるのかも知れませんが、どちらにしてもここ3ヶ月で同社を取り巻く環境が劇的に良くなった印象もありませんし、あまりパッとしない決算になると見ています。

というわけで10日の決算発表までには利確、終了としてしまいたいところ。一応足元の地合やチャートが良いので、とりあえず10日の寄り付きまで引っ張って売却とすることにします。それまでに下方の窓を埋める程の下落、すなわち84円割れが実現してしまう場合は、そこで利食い終了とします。次世代無線LANの売れ行きがもっと目立って良くなれば良いのですが。


三井海洋開発(6269)
2768円→2754円(23営業日保有 下落率0.5%)

4月もチョコチョコ海洋資源関連のニュースが出ましたが、3月に作ったしこりの大きさが重石になって低迷が続きます。正直一旦75日線割れもやむなしと思っていたのですが、地合が良いので何とか値を保ちました。

だいぶ日柄調整も続いたので、そろそろ底打ちの流れが出てもおかしくない頃合いだとは思います。きっかけとしてはやはり13日に予定されている第一四半期決算が挙げられるでしょう。同社は国内のメタンハイドレートレアメタルといった材料が出なくても、海外案件などの豊富さから元々業績が良く今期も最高益更新見込み。素直に好感する動きになってくると見ています。

特にブラジルが最近は海洋資源開発に力を入れており、それに一枚も二枚も噛んでいる同社の受注は大きくなっています。政府も海洋国日本の技術を売り込むことに積極的で、2日にも茂木経済産業相が直接現地で売り込みをかけました。ですから、かなりの国策銘柄であると言って良いでしょう。正直これで上がらないはずがないと思っているので、長期の強気で見ていきます。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.56(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 3/29終値 12397円→13694円(23営業日 上昇率10.5%) 0.43(%/営業日) 
TOPIX 3/29終値 1034→1153(23営業日 上昇率11.5%) 0.47(%/営業日)

今月は地味にベンチマークに勝利。GCAの復活が大きく寄与しました。ただ足元でのポートフォリオがわずかに3銘柄にまで減ってしまいましたから、5月はもっと色々と取り上げていきたいと思います。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数564.3ポイント
地合の強さにも乗り史上最高値を更新!今月は日経平均TOPIXにも勢いがあり、このペースをずっと続けていけるとは思いませんが、なるべく高リターンを目指して頑張っていきたいと思います。


さて、5月の相場展望に入る前に、一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄を挙げておきます。それは日立メディコ(6910)です。

日立(6501)の子会社で医療機器の製造・販売を行っているメーカーです。CTやMRIといった精密検査が必要な時の大型機器を中心に扱っており、同業のアロカを買収したことで日本ではシェア1位の会社に。私自身も先日脳ドックを受けに行った際にもお世話になりました。

先月25日に発表した本決算で前期は減収減益。医療情報システム事業でのソフトウェアの償却が大きく響き、大幅な減益となりました。

ただその分今期は、売上はほぼ横ばい見通しながらも、大幅な増益を見込んでいます。引き続き価格競争などで大きな売上増は見込めないものの、円安による海外での競争力強化、また国内も高齢化進展などを背景に、需要が増えることはあっても減ることは無い感じです。事業環境は良好。

加えて安倍首相がエネルギー大国を歴訪中ですが、その中で日本の医療技術・機器の売り込みも目立ちました。特にロシアでは癌治療に対するニーズが高く、病院を丸ごと輸出する戦略もあるとか。中期経営計画で15年度までに営業利益率5%超、海外比率を10%高めて45%にすると計画していますが、国策という形になれば、更に上積みされる可能性は十分に高いと見られます。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000004575.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013050200788

決算を受けて以後株価は弱い動きが続いていますが、1500円辺りまでの下落は想定線として、再評価余地は大きいと見ます。需給バランスはそれ程悪くなく、信用買い残も1月をピークに減少傾向が続いています。

そして私がさり気なく期待しているのが、親会社日立によるTOB期待。09年には子会社5社をまとめてTOBしたことがありましたが、もし株高が進む前の再編組入を考えるのであれば、早めにそういった動きが出てきてもおかしくなさそうです。PBR0.8倍の同社は、そうでなくても割安に放置されています。

まあこの辺りはあくまで希望的観測ですが、目先に出るとすれば同社自身の決算は終わってしまったので、日立本体の決算が出る10日でしょうか。

それはさておいても、今後の伸長に十分期待できる銘柄と見ています。週明け7日の寄り付きで買いポートフォリオ入れ。出来高が薄く売買単価も高めですが、地合が大きく変わっても影響を受け辛いディフェンシブ系の銘柄ですから、悪くはなさそうです。


そして5月の相場展望ですが、投資判断は「売り」を継続。今週は11月14日の衆院解散宣言以降の相場で初の日経平均4連敗となりましたが、これだけ「Sell in May」が警戒される中ではほとんど下げていないと言って良い感触です。

それで休暇中の海外マーケットが気になりますが、昨日のところはECBの利下げや新規失業保険申請件数の減少でS&Pは高値更新。シカゴ225先物も一時14000円を付ける場面がありました。

後は本日に出てくる雇用統計の結果を受けて、今晩、そして週明けの海外市場がどう動くか気になるところではありますが、これで下げなければひとまずドテン買いとすべきでしょうか。少なくとも5月中旬までの2週間程度は買っていって良いでしょう。

とりあえずその辺りの判断は月曜までお預け。基本ベースは高値警戒感を持って見ておくべきと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。