KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

大山鳴動したものの鼠一匹で急反発!

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日経平均は大幅反発。前日のNYはキプロスの預金者に対する課税への懸念から軟調に推移したものの、一時は切り返しの動き。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。為替が円安方向に戻ったことが安心感に繋がりました。前日に先走って大きく売られ過ぎた反動もあり、寄り付きから昨日の高値を上回ってくる強い動き。明日の祝日にFOMCの結果発表があるにもかかわらず、特に様子見の感じも無く。

春分の日前日は勝率が高い」という特異日アノマリーもあってか、終日しっかりの値動きでした。ただ売買高は28億株台、売買代金は2兆円割れと商いは薄めでした。


投資判断は「やや買い」。昨日は朝方為替が突然円高スタートした際、相場解説ではとんちんかんな解説が出るほど(つまりはキプロスの話に市場関係者ですら気付いていないほど)当初キプロスのニュースは小さい扱いでした。

個人的にはあんまり影響が長引かないと考えていたので、朝方下げて10時頃には切り返したらそのまま戻していくと思いましたが思いの外弱く。今までであれば、このようなニュースが出ても、日本の需給要因(つまりは徹底した外国人買い)で切り返していましたが、一日では切り返せなかった。つまり、今回のニュースを日本で消化できなかった点に今までと違う弱さを感じました。

で、蓋を開ければ本場ヨーロッパ市場の下げ幅は限定的。この辺りも11月以前の自信喪失相場に戻ってしまったかのよう。つまり結局日本が震源地以上にダメージを受けています。また西洋の混乱に引っかき回される程度の「ミクス」なのでしょうか。

そもそもキプロスなんて、私の住む富山県のGDPの2/3程度の規模だそうです。そんな小国の問題で世界中の資産がパニックになるなんて、とんだ茶番劇ですね。それなら何故「デトロイト市が破産寸前」というニュースにはニューヨーク株式市場も反応しないのでしょうか?ちょっと理屈に合いません。

冷たい言い方をすれば、最終的にギリシャやキプロス、ひいてはスペインやイタリアがどうなろうと、他国にはあまり関係の無い話です。関係があるのは取引先や債権者のみ。

で、今は債権者の保護=銀行の保護のため一生懸命セーフティネットを作ろうとしていますから、それが完成したらもうユーロ圏は不発弾処理して、元の各国通貨に戻っても大きな混乱が起こる必要がありません。ユーロ圏はいまや誰も得をしていない感じです。

話を日本株に戻しまして、基本路線は日本株はまだ上を目指す流れです。もう少し期末権利取りの動きも出ますし、次第に3月の持ち合い解消売り(ただし、実態面で持ち合い解消なんて動きは今となってはほとんどなく、あくまで季節要因につけた後講釈・もしくはそういった雰囲気を表す大義名分)も終了に向かう需給要因の逼迫感から、押し目は拾っていく場面でしょう。

特に需給バランスという点では、今の株価水準が08年6月から始まった急落時を通過している、という価格帯面を無視するわけにはいきません。今の株価は短期間に上がり過ぎている印象を受けますが「逆リーマンショック」と捉えると、一部肯定することができます。

それを見るとTOPIXは1400ポイント辺りまで上値余地がありますから、まだ上値余地があると言えます。ただ普通に考えて、株価は一般的に上がる時にはゆっくりで、下がる時には一気に下がります。何故なら「資産を失う恐怖」の方が「資産を獲得できなかったかも知れない機会損失に対する後悔(持たざるリスク)」を上回るからです。

と言うわけで、今回の上昇でTOPIXが一気に1400ポイントまで上がるとは考えていませんが、時間をかけて1400ポイント回復に向かう流れは出来ている、と思っています。一方、下値はこれまで09年~11年まで3度トライした1000ポイントが下支えてくれると思います。

で、話をもっと目先のタームに絞って3月いっぱいまでに限りますと、日経平均は12000円こそ簡単に通過しましたが、12500円突破は明確に果たせずまごまごしています。甘利ラインの13000円まで幅も日も少なくなってきました。

権利落ち後に少し需給バランスが崩れるかも知れませんが、基本はそれで地合が変わることはありません。地合が変わるのは唯一外国人の姿勢が変化した時のみ。その外国人の姿勢の変化にだけ全身全霊で注意を払っておけば間違いはなさそうです。

では外国人の姿勢がいつ変化するかと言えば、やはり本国がグラついた時でしょう。今の場合外国とは大体の場合においてアメリカを指します。その次は欧州で、次に中国という順でしょうか。中国に関してはブログにも書いたように、本国の景気云々というより、富裕層の資金が国外退避に動いていますから、当面その流れは変わらないと思います。

注意すべきはアメリカで、チャート的にもおっかなびっくりの上げが続いていますから、次に下落が起きた時はちょっと気を付けたいところです。NYの方も2日連続陰線となり、FOMCで出口戦略が意識されると、ちょっと売られやすい(=買いが入り辛い)地合になってきた印象を受けます。

タイミングとしてはS&Pが高値を更新して1600ポイントに近づいた時、やはり時期的には5月前辺りが下げるタイミングの本命。それまではあっても2月下旬辺りに見られたふるい落とし程度で終わるでしょう(ただ、結果としてふるい落としになった、という感じでしたが)。

買いの勢いが止まると裁定買い残や信用買い残がドンドン積み上がっている中で、受け止めてくれる人がいなくなります。下落はやはりドカンくるでしょう。今売り越している個人が買い越しに転じたくらいでは、外国人の売りは吸収できません。その時にも売りで稼ぐことが出来たら、いよいよ本当に投資益を誇っても良いのかも知れないですね。



新興市場は「強気の買い」。本日も両指数共に堅調。昨日あれだけ日経平均が下がった中でも新興市場はしっかりしており、個人投資家は元気いっぱいです。日経JASDAQ平均はまた07年12月以来の高値を更新。この動きはもうしばらく続きそうですから、下がるまで付いていくしか無いですね。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反発。昨日はキプロスショックで国内外の金融株が売られましたが、本日は安心感から買い戻しの動きが出ました。ただ、出来高はあまり膨らまず。

本日発表の信用残高ではまた信用買い残が一段積み上がりましたし、直近でも11・12日の商いが膨らんで上値にしこりを作ってしまいましたから、需給は非常に厳しい感じ。権利落ちまでに頑張って220円を超えていかないと、しばらくしんどい展開が続くことになりそうです。


ソフトクリエイトHD(3371)は堅調。相変わらず昨日の急落相場では我関せずの値動きでしたが、本日の大幅高相場も我関せずに小幅高。また地味に高値を更新してきました。ちなみにこの会社のIRが22日広島で行われるようなので行ってきます。何か目新しい情報があればお伝えします。


三井海洋開発(6269)は続落。ポンプの不調によりメタンハイドレートのガス産出試験を予定より1週間早く打ち切ったとの報道から、関連株が改めて売られる流れになりました。これは予想外の残念な展開に。良いニュースが出ることを期待していましたが、悪いニュースが出てしまいました。

とはいえ、同社はここまで連日売られてきたので、売られて寄り付いた後は切り返しの動き。テクニカル的にもストキャスの割安感台頭と25日線接近による下値が見えてきましたし、相方の日本海洋掘削(1606)の方もボリンジャーバンド+σが下支えしてくれそうな感じになってきました。祝日明けは一旦リバの動きが出ると思います。


【注目銘柄】
ポイント(2685)は大幅反発で年初来高値更新。こちらの銘柄は先週より有料メルマガにて買いで取り上げ。賃金上昇に対する消費意欲の回復期待と、売り長高値更新銘柄という点を買い材料としました。

先週はその後一旦下落する場面があったものの、下方に開いた窓埋めを拒否して切り返しの動き。むしろその動きがふるい落としとなって、上値が軽くなりました。本日は一時上昇率ランキング上位に顔を出す程の強さに。

高値更新から売り方の踏み挙げがまだまだ続きそうですから、目標はもっと上の水準に。また目標に到達し次第、取り上げ根拠を記します。


IBJ(6071)は反落。こちらは日曜配信の有料メルマガにて取り上げ。本日は反落となりましたが、昨日はあの地合の中で大幅高となりました。

各種婚活サービスを提供する同社ですが、足元での景気回復期待を背景に、テイクアンドギブニーズ(4331)、ベストブライダル(2418)、アイ・ケイ・ケイ(2198)といった結婚関連株の上昇が目立ちます。

同社は挙式ではなく、あくまで相手探しですから、どちらかというと同業はツヴァイ(2417)。もっと言えば、直接結婚までに行く手前の「街コン」などを企画する形で、もっとソフトで裾野が広い感じです。収益源も多様で、SNSサイトの広告収入やら、全国の結婚相談所の運営手数料収入やら、案外単純ではありません。

何にせよ、結婚しようとする人が増えれば収益が上がる企業です。今は賃金上昇の話も出始めて、将来の安定が見えてきた今のうちに結婚を考える、という人も増えてくるはずです。新四季報にも「最高益」の文字。

昨日の急騰で25日線を上回ってきましたから、あとは上値の窓埋めの動きに期待です。週末には25日線も上向いてくる見込みですから、そうなると下値不安は大きく後退しそうです。


ソリトンシステムズ(3040)は続伸。こちらは2月の急騰場面でポートフォリオ銘柄として取り上げていた銘柄ですが、足元調整一巡後に再度上値追いの動きが出ています。1000円も十分視野に入ってきました。売り方も力無い感じですし、四季報の中身もgood。上値軽く行けそうな感じです。


学情(2301)は大幅続伸。こちらも先月まで買いポートフォリオ銘柄としていたものですが、ここにきて急加速。本日は2014年春の大卒採用計画数が今年春の実績に対して10%増になると伝わったことを材料視。主力の「就職博」などの需要拡大に期待する買いが入りました。うーん、こちらは勿体ないことしましたね。残念。またこういう良い銘柄を掘り出していきたいと思います。


・・・ということで、まだまだ書きたいことがたくさんありますが、いつものパターン文字数制限に引っかかり、ここまで。


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最近は成績も良くなってきたので、会員様が急増中となっています。思った以上の反響で、大変有り難く思います。

地合的にも年初のような何でも上がるような感じではなく、決算後は特に銘柄選別の必要性が増してきています。そんな皆様の一助になれば幸いです。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。