KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

5月の成績発表

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公私共に急激に忙しくなってきたので随分とお休みをいただきましたが、今日からまたやわやわと(富山弁で徐々に)復活していきます。また宜しくお願いします(^^)


で、復活したらまずやり残していた5月の成績発表です。5月は下旬から日経平均も切り返し、今年初めて前月比プラスで終えました。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。
(評価は5月末時点の株価で行っています)


買い銘柄

みずほFG(8411)
204円→198円(18営業日保有 下落率2.9%)

地合が好転してもメガバンクの株価は遅行。6月になってからようやく戻り始めました。やはり信用買い残が多過ぎて、既に高値期日を通過して需給が軽くなった他の業種と比べると、需給が重石になっていた様子。その後買い残が1月以来の水準まで整理が進んできたので、多少は戻りやすくなっているところです。

チャート的にも一目均衡表の雲も上抜いてきたので、一山越えた形。現在TOPIX日経平均に比べて高値圏をキープできているのも、これらメガバンクのお陰でしょう。ここからの市場の牽引役として期待です。


三井海洋開発(6269)
2377円→2259円(18営業日保有 下落率5.0%)

公募後は少しずつ株価に戻り。ただ決算の利益進捗率がイマイチで、株価の浮揚力には繋がりませんでした。足元では相方の日本海洋掘削(1606)の方は原油価格の上昇に合わせて急激な戻りを演じていますが、同社はさっぱり。多少はご相伴しても良さそうなものですが。同社は主に設備建設ですから、影響が間接的と言えるのかも知れません。

ともあれ2200円前後での値固めが出来ており、週足ベースのMACDパラボリックもほぼ1年ぶりに好転してきました。日柄調整も十分ですし、いよいよ長期トレンド転換も近そうです。


ノバレーゼ(2128)
975円→914円(18営業日保有 下落率6.3%)

5月は全般的に結婚関連株が弱い値動きを見せ、同社もその影響を受けました。ただ足元では値を戻しつつあり、再度1000円をトライする動きになっています。もしここで抜けてきたら、3月からの三尊天井拒否の形から最高値更新を伺う超強気相場に発展する可能性があり、要注目でしょう。今期過去最高益更新見込みですから、その素質は十分あると思います。


岡部(5959)
1445円→1379円(18営業日保有 下落率4.7%)

建設現場での人手不足から日本コンクリート(5269)など「あらかじめ工場で工程を進めた製品」を提供する会社の株価はしっかりなのですが、同社は4月に高値を更新したということもあって、今の出遅れ株物色の対極に。信用の整理売りが続いて需給を崩しています。足元では200日線タッチまできたので、ここが踏ん張り所。


日本製紙(3863)
1920円→2084円(18営業日保有 上昇率8.5%)

1850円をボトムに切り返し、6月に入ってから上場来高値更新に。ただ大王製紙(3880)の公募を受けてポートフォリオリバランスの観点から、足元では業界全体に売りが波及している格好。それでも原料高要因となる為替の円安も進捗しませんし、同社前提の1ドル105円までは幅があります。また製紙業界は最早紙だけの業界ではなく、各社様々な方向に力点を移し始めています。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140607/bsc1406070500001-n1.htm

同社は特にセルロースナノファイバーやバイオマス発電に力を入れており、この辺りの話題がまた循環的に盛り上がれば買われる場面も出てきそうです。業績好調の売り長銘柄としても注目。


キッコーマン(2801)
2058円→2045円(18営業日保有 下落率0.6%)

順調に上場来高値を更新し続けていましたが、先月末にMSCIのリバランスに絡んだと思われる売りが突然入ってきて大陰線。その後すぐに持ち直したものの、足元では地合が好転する中で先月末しっかりしていた食品セクターはちょっと弱い動きになってきました。信託銀行の買いが先週やや細ったことで、買い主体の力の入り具合が弱っている印象。同社は食品株の中でもPERの高さがややネックに。

ただ今後も美味しい和食に必須な醤油は海外で売れると思いますし、訪日外国人の増加も和食の宣伝効果に繋がると思います。自社株買い実施中ですが、こんな高値圏でもしっかりと買ってくれていますし(先月は毎日平均6万株くらいずつ買っていた)、引き続き強気で良いと思います。


売り銘柄

KDDI(9433)
5643円→5852円(14営業日目保有 上昇率3.6%)

今回も結局また踏み挙げられてしまいました。何故かブログで取り上げると調子悪いですね。地合が好転してきたことで損切りに。足元では上値抵抗線も上抜いてきて空売り比率も高いので、むしろ買い転換している感じではあります。業界的には競争激化で先行き厳しいと思うのですが。


光通信(9435)
8790円→8080円(10営業日保有 下落率8.8%)

MSCIの採用が決定した後に出尽くし感が出たこと、また決算を受けて下落したところまでは想定通りでしたが、思いの外下がらず。地合も好転してきたので損の無いうちに終了としました。ただその後は緩やかな下落が続いているので、もう少し引っ張っても良かったですね。まあ結果論ですが。


日本取引所G(8697)
2150円→2330円(14営業日保有 上昇率7.7%)

地合の悪さを見越していましたが、その地合が良くなってきたので損切りに。売りにしている間も上がり続けて、全く良いところが無かったですね。どうも相性が宜しくない銘柄です。HFTの規制観測に対してアメリカでは実際に商いが細ってきており、日本も避けて通れないでしょうから、業績は厳しくなってくると思うのですが。


ファーストリテイリング(9983)
32040円→33305円(14営業日保有 上昇率3.8%)

取り上げてからは結構順調に下落していたのですが、急に地合が好転して戻してきたので損のないうちに終了としました。その後値上げ5%を打ち出して、全従業員正社員化に対応してきたのですが、株価は思いの外弱い展開が続いています。裁定買い残が積み上がらない中で、同社株の需要も以前に比べて落ち着いてきているような印象です。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
-0.09(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 5/2終値 14457円→14632円(18営業日 上昇率1.2%)0.07(%/営業日) 
TOPIX  5/2終値 1182  →1201 (18営業日 上昇率1.6%)0.09(%/営業日)

今月はベンチマークに敗北。まあ売り銘柄は良いところで全て逃げられたので由とします。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数511.6ポイント
なかなか500ポイントから上放れしていかないですね。今月は既に半分が過ぎようとしていますが、頑張って更新して銘柄の入れ替えを積極的にやっていきたいと思います。


さて6月の相場展望ですが、投資判断は「やや買い」を継続です。今月のメインイベントであるヨーロッパECB理事会、アメリカ雇用統計、そして金曜には日本のメジャーSQと日銀金融政策決定会合を無事通過してきました。

特に6月のメジャーSQ通過後は、例年需給好転のきっかけとなって1ヶ月程度の上昇が見られ、買い安心感に繋がります。元々裁定買い残も随分と減ってきていましたが、これで更に整理が進み、需給の重石が取り除かれました。SQ値がイラク問題を受けてNY株安から14807円と下値で決まり、幻のSQとすることが出来たので、金曜はその後の買い上げにも繋がりました。

8月から実施が言われているGPIFの運用方針変更もありますし、昨年末高からの高値期日が近づくことで信用買い残の整理売りが一巡することなどから、それぞれの需給要因は足元でだいぶ好転してきています。

今週はアメリカでFOMCがありますが、基本は日本同様問題無いと見ています。イラク情勢が急にきな臭さを出してきましたが、この辺りはシリア問題、ウクライナ問題同様に一過性と思われます。むしろ世界の関心事はワールドカップに向いているわけですが、こっちの方が平和的で良いですね。

日経平均はチャート的には包み陽線の形を作り出し、ここから再度上向きの流れが出来上がりました。6月は3日~10日までほぼ連続の陰線を形成していましたが、ここ3日間は陽線に転じ、NYダウが100ドル以上下げても切り返そうとする底堅さがありました。

一方のTOPIXはもっと頑強で、1月以来の高値水準を付けてきました。年初来高値まであと5%のところにまで付けてきて、ようやく遅ればせながら日本株も世界の高値更新波動にご相伴できます。

私はとりあえずあと一ヶ月はこのまま上昇が続くと思います。目標は無論年初来高値更新ですが、ガンガンと値が上がっていくというよりは、ジワジワと上がっていくパターンを想定しています。なので投資判断は「やや買い」程度に止めています。

国内には特に問題はありません。もう誰も期待しなくなった日銀金融政策決定会合及び黒田総裁の会見を受けて、今回の上昇転換のきっかけとなった先月同様、金曜引け後は先物は売られ、ドル円は円高に振れる場面もありました。ただその後は売り玉が一巡したことで、買い戻しからの戻りが見られています。シカゴ225先物は15100円となっており、月曜も陽線が期待できる流れになると思います。

問題があるとすれば海外のみ。個人的には先述のようにイラク問題は良いとして(良くはないですが)、アメリカの高所恐怖症な株価位置と、中国の地政学リスクがいつ襲いかかってくるかに細心の注意を払っておく必要があると考えています。

ただ、株価は大抵チキンレースの最後の方に旨みがあり、いつ起こるかわからない急落リスクに怯えて何も買わないのも機会損失が大きいです。ですから今のスタンスとしては「ある程度相場の急変に対応できる程度の買いポジションを構築して、何か大きな急落要因が発生した時に全て売り抜ける」という「下がるまで持つ」という感じで良いのではないかと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。