KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

指数は引けにかけて切り返し!

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日経平均は本日続伸。前日のNYはギリシャ債務問題や原油価格の下落を受けてエネルギー株中心に売られる動き。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日大幅高した反動も出ました。ただ後場は日銀のETF買いもあって下げ渋る流れになると、次第に値を戻す動きに。為替の円安進捗も手伝って、引けにかけてはプラス転換しました。売買高は27億株台、売買代金は2.7兆円としっかりでした。


投資判断は「強気の買い」。昨日大幅高しても更に伸びきれなかったことでやや息切れ感も出るか・・・と思いましたが、なんだかんだで切り返してきました。日経平均はギリギリのプラス転換でしたが、TOPIXの方は昨日開けたチャート上の窓を埋めてしっかり1600ポイントを回復。5日線や25日線に下値支持された形で、雰囲気は悪くありません。

市場ではギリシャの債務問題に対して警戒感・・・などとも言われていますが、本当に警戒している投資家は居るのでしょうか?であれば、もっとユーロは売られ、金は高くなり、そしてそもそも株もこんな高値水準で居られないでしょう。繰り返しになりますが、基本ギリシャ危機は株式市場的には終わった話(もうEU内部の一地方都市レベルの話であって、株式市場的には相手にしない)だと思います。それでも雇用統計の内容を吟味して週明けのNYは下げ、なかなか3月以降の上値抵抗線突破は実現しません。

気になるのは世界各国の国債の動き。本日は日本でも入札不調により債券価格が下がりました。ただとりあえず日欧は金融緩和が続いており中央銀行の買い支えがありますから、下がった時に買い手が不在になるリスクは今のところありません。一方、緩和が終了して利上げを見込むアメリカの方は債券市場が売り込まれた場合のリスクは気になります。

今回の債券価格下落は債券王と言われ、先般PIMCOを退社して話題になったビル・グロス氏が「人生最大のドイツ国債売りのチャンス」と語ったことがきっかけとなっています。確かにドイツ国債が異様に買われ、金利が既にマイナスに迫っていたところで、その割高感は皆意識していました。

が、自身の発言が市場に及ぼす影響の甚大さを考えると、この人がわざわざ親切心で自身のポートフォリオをリスクに晒しながらも全世界の投資家に売り時を教える・・・わけもありません。そう考えると当然既に自身のポジションは既に手仕舞い・売り仕掛け済みである可能性は十分想定できます。この手のパターン(著名投資家の発言)で相場が歴史的なターニングポイントを迎えた例を見たことは無いので、個人的には一時的な混乱と受け止めています。

もっと言えば先般のイエレンさんによる「割高」発言も同様。市場は一個人によって支配されているわけではないので、その人のポジショントークを本気にする必要はありません。無論、それを材料にする短期的な値動きは、短期売買であるなら気にする必要がありますが、本筋としての基調の変化は無いでしょう。

また株価が下がればヘッジファンドの45日ルールが意識されるのでしょうが、こちらも実体面ではあまり意味はありません。あくまで風評的なものと割り切って考えるべきです。

個別企業の決算は続々出てきますが、メジャーどころは大体既に出揃いました。あとは新興を含めた小型株くらいなので、大勢は定まった印象でもあります。

今回の決算はいつもの本決算シーズン同様、余程サプライズや自社株買いなどがセットで無い限り、決算を通過すると売られやすい傾向があります。すなわち期待値が高すぎるのでしょうが、その割には指数ベースでは値持ちの良い印象を受けています。


新興市場も「強気の買い」。本日は高安マチマチの展開。日経JASDAQ平均が売られる一方、マザーズの方は決算発表に対する期待感が高まったミクシィ(2121)が引けにかけて買われたことから、押し上げられる形になりました。そのミクシィは今期も大幅増益の好決算を発表。それを受けてPTSでは買われる流れに。正直個人的には株価を更に押し上げる程の数字には思えなかったのですが、ともあれ好感されています。ガンホー(3765)とは好対照。

そのミクシィ効果もあって、とりあえずマザーズの方は明日も堅調推移が見込まれます。IPOも当面無い分、また決算も段々と出揃ってきたこともあって、買われる銘柄はしっかり買われる動きが続きそうです。相対的にも新興優位の展開になってきそうな雰囲気です。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反発。金利の上昇による利ざや改善期待感や、PBR割安の銘柄に買いが入る地合などを受けて銀行株が堅調。本日もTOPIXを引き上げる原動力になりました。終値ベースで年初来高値更新に。昨日もそれぞれ高値陰線を付けてやや天井感を出しましたが、金曜から出来高を大きく膨らませて陰線・・・というわけではなく、単なる一服に止まっています。決算も今更関係は無さそうで、相場の牽引力に期待です。


ホシザキ電機(6465)は反落。昨日は寄り付きから勢いよく買われ、瞬間値上がり率2位の場面がありましたがその後あっさり失墜。本日は一段と売られる流れになりました。引き続き決算を受けて失望売りが続いている格好に。

それで本日売られてしまったように可能性は小さいものの、明日の朝発表されるMSCIの組入期待感もあるので、その辺りに注目。もし採用されるようならサプライズとなりそうです。

ちなみに可能性の高いものとしてアルプス電気(6770)や良品計画(7453)、逆に除外候補としては大和工業(5444)の名前が挙がっていますが、特に何銘柄採用などと決まっているわけではないので、色々悲喜こもごもありそうです。


テイクアンドギブニーズ(4331)は反発。ただ本日引け後に決算を発表した同業のエスクリ(2196)、ワタベウェディング(4696)揃って今期見通しは四季報予想を下回る内容になっており、どうも業界環境が芳しくない印象を受けます。

まあエスクリの方は新規出店などのコスト増による減益で、株主優待も倍にするなど理解できる感じではあるのですが、PTSでは大きく売られています。ここまで株価が買われた期待感の反動もあるでしょう。一方のワタベの方は純粋に弱いですが、PBRも低いですし逆にここまでずっと売られてきた分、底打ち感は出るのかも知れませんね。

そう考えると、同じような境遇であるワタベの動きが明日どうなるのかにも因りますが、同社も明後日予定の決算は厳しいのかも知れません。MBO期待は持ちたいですが、これは一種の願望に属する話でもあり、今回の決算シーズンで他にあまり例も出てないので、可能性としては小さいと見るべきでしょう(あくまで株価上昇の材料として見る程度)。

本当は多少悪い数字が出ても出尽くし、良い決算が出たら儲けもんの予定で決算持ち越しで挑みたかったのですが、他社の数字を見てちょっとビビリました。なので明日の寄り付きの損の無いところで終了とします。


【注目銘柄】
レオパレス21(8848)は大幅高。昨日NHKクローズアップ現代で、相続税対策でよく行われるアパート建設とサブリースの問題に関してやっていました。実は私も田舎なので個人的に色々相談を受けることがあり「止めておいた方が良い」と言うのですが、やっぱりというかトラブルが表面化してきました。これはちょっと社会問題化、国が動く可能性がありますね。

「こうなってくると大東建託(1878)、東建コーポ(1766)、レオパレスといったところは買えないですね。特にレオパレスは今日の場中に良い決算見通しを出しただけに残念な感じもあります」・・・と昨日の有料メルマガで書いたのですが、蓋を開けてみると全銘柄ガッツリ上がっていました。特にレオパレスは大きく上がってきました。うーん、正直よくわからないですね。

こういう問題化した事例は時間的にも(大体アパートを建設してから10年間家賃収入は保証するので、直近10年に建ったアパートはそもそもキレイですし入居率も程々ある)、また一部の大地主だけが被害を受けているのでコンプガチャみたいに表面化するのは時間がかかりますが、ともあれこれらの企業の成長モデルにも狂いが出てくる話だと思います。今後引き続き注意して見ておきたいところです。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。