KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMCを控えて警戒売り拡がる

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日経平均は本日反落。前日のNYはトランプ大統領が米中通商協議を巡り「中国が約束を果たさない」などと中国に対してネガティブなツィートを連発。それを受けて警戒感が高まったものの、引けにかけて下げ幅を縮めました。ただVIX指数は14ポイント近くまで上昇。一方、引け後に出たAppleの決算は市場予想を上回ったことで、時間外では4%程度の上昇に。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。為替も比較的安定していましたが、ドイツDAXが企業決算の不調を受けて大幅安となる中で、アメリカ以外の株が売られる流れに。今晩のFOMCを控えて警戒感も強まりました。中国の製造業PMIが好不調の分かれ目となる50は割り込んだものの、予想を上回ったことでやや下げ幅を縮める流れ。

ただ非製造業PMIが逆に50は上回ったものの市場予想を下回ったことなどもあって、中国株は軟調スタート。それに合わせて一段と売られる流れになりました。昼には先物に買い戻しが入り、後場は日銀ETF買い期待感も高く戻す展開。売買高は13時45分時点で8億株弱と、本日の日経平均銘柄入れ替えもあって最近では多い方。


投資判断は「やや買い」。アメリカではしれっと債務上限問題が解決。2年間は無条件で債務上限適用停止と、歳出増加が超党派での合意がなされました。まあ民主党にしてもここで無理にもめて株が急落し、その原因を「お前らのせいだ!」と昨年末のFRBのように言われても割に合いません。どうせいずれ合意することになるのですから、ここはさっさと矛を収めてしまった方が得策でしょう。

政治的には日本も参院選が株式市場的に無難なところで着地。改憲勢力が2/3に届かなかったことで、安倍首相の関心が景気対策に向くのであれば株式市場にとってはプラス・・・という意見もありますが、まああまり変化無いのでしょうね。

景気対策といっても、今まで金融政策以外にパッとした景気対策が出ていません。今回も消費増税に対してもポイント還元やプレミアム商品券がせいぜいですし。対象業種には物色テーマに繋がる可能性はありますが。

一方、オランダASMLに続いて台湾TSMCも米中貿易戦争や日韓摩擦が懸念される中でボチボチ悪く無い決算を出してきたので、半導体製造装置に強い日本株に買いが入ったのは正常な反応です。中国やあるいはそれ以外のアジア地域で需要が伸び、加えて5G社会に向けて新たな微細化投資が進められる中、足元の半導体そのものの減速懸念を上回る需要があるというところです。

また中国がある種日本に秋波を送る形でハイブリッド車の普及も認めたのですから、少なくともトヨタ(7203)には好材料でした。参院選を終えたので、アメリカからのプレッシャーが再開すると見られていた自動車株にとっては慈恵の雨と言えるでしょう。

その両者に重要な影響を与えるのは為替です。中でも一つ注意しないといけないと思うのは、通貨先物の短期ポジション。シカゴCFTCの円売りポジションはこのところずっと減少してきた(=円買い圧力になった)のですが、7月に入ってその動きが止まり、改めて円売りポジションが増えてきています。このポジションの巻き戻しが改めて円高を誘因する可能性があります。
https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5070

外需に明るさが見え始めた一方で、先んじて決算を出した2月、8月期決算の小売株のうち、決算を受けて株価が上がってきた銘柄が多いという点も朗報です。事前の駆け込み需要も薄いとされる中、消費増税による悪影響を既に織り込んできたような反応です。内需時価総額の大きい金融が金利の下落によって弱いのですが、逆に不動産には追い風。医薬品はアメリカ医薬品株の下落の影響もありますが、内需にも明るさは見られます。

市場が急に不安になったり楽観に傾いたりするのは紙一重の投資家心理です。空売り比率が18日に51.2%と過去最高を記録し、その後アメリカ株が落ち着いて返ってきたので、一気に買い戻し(あるいは買い戻しを当て込んだ買い)が入り、急落前の水準に戻っています。

一方、高値で足踏みが続くのはアメリカ株。市場の関心は7月利下げは確定として0.25%か0.5%かというところの綱引きになっています。個人的には0.5%を支持する程景気の悪化を示す材料が無いので予防的な0.25%で決まりなのだろうと思うのですが、勇み足で勝手に期待したりそれが剥落したりするのもまた紙一重

商品市況ではニッケルが7月に入ってからグングン上がって1年ぶりの高値に。こちらは主要算出国であるインドネシアの将来的な輸出規制が伝わったこともあります。
https://jp.investing.com/commodities/nickel-candlestick

そんな商品市況の影響を受けやすいバルチック海運指数ですが、こちらはホルムズ海峡でイギリスのタンカーが拿捕されるなど、イラン周辺にきな臭さがあることで一時2000ポイントを上回っていましたが、足元急反落。ちなみに昨日はダウ輸送株指数も小反発でした。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/BDIY:IND 


新興市場は「やや買い」。本日は高安マチマチ。本日月末で東証1部銘柄中心に412社の決算発表があるので、今は新興市場の方に買い安心感があるのは間違いありません。FOMCも直接的には大型株の方に影響が強いでしょう。なお本日IPOのツクルバ(2978)が初値同値スタートになったところはやや弱いですが、その後値動きがしっかりしているので安心感に繋がっています。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は堅調。同社にとってみれば本日1178円を上回って終わることができれば、8ヶ月ぶりの月間プラスがかかった瀬戸際。80%以上下落しておいてギリギリ上回れるかどうかなんて情けないにも程がある話ですが、こういうところから少しずつ変わっていく他ありません。


トッパン・フォームズ(7862)は大幅高で値上がり率ランキング上位にランクイン。昨日の好決算を受けて買い戻しが強まる展開になっています。令和改元効果で主力のデータ&ドキュメント事業がもっと伸びると思っていましたが、まあ及第点という感じでした。正直もっと良い決算かなとも思っていたんですが、ここからの伸びに期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は7月の成績発表です。7月はようやく止血できたと思うのですが・・・お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。