KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は金曜反落。前日のNYはトランプ大統領が中国との第一段階合意に署名する調印式を行うと述べたことで3指数揃って堅調。NASDAQは初の9000ポイント乗せとなりました。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行したものの、間もなくマイナス転換に。その後も前日終値を意識した推移が続きました。ファーストリテイリング(9983)が一貫した売りに押されたことも重石に。逆にTOPIXは10時以降は反転上昇となりプラス圏を維持していました。

ただTOPIXも13時半以降は反落。日経平均はジリジリと下値を切り下げ、87円安で結局安値引けでした。内訳は12月決算銘柄の配当落ち分約40円分とファーストリテイリングの下げ寄与48円分という形。売買高は8億株台、売買代金は1.4兆円台と前日よりは膨らむものの相変わらずの閑散でした。


投資判断は「買い」。金曜のNYはクリスマス休暇明けの閑散相場の中でNASDAQは11連騰でストップもダウやS&Pは堅調で最高値更新。VIX指数は13ポイント乗せとなりました。それらを受けた日経平均先物は23760円となっており、月曜の日本株軟調なスタートが予想されます。

とりあえず十分市場が納得する形で、リスクに対して答えが出ました。米中通商協議はまだまだこれからも第二弾協議と次のステージへ進み、今後また中国が農産物を買わないなど紆余曲折があるかも知れません。また大部分の関税は残ったままなわけですが、初めて米中で歩み寄りが見られたことで、将来への期待感が高まると共に企業の投資意欲が再開しそうという面でポジティブに働いています。

しかし一方で、それ以外にもまた強硬的になってきました。EUに対して追加関税を最大100%に拡大という話も先般出て、まだ原案の段階で1月に産業界の意見をヒアリングするということですから、実際はどの程度になるか不明です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53076790X01C19A2NNE000/

また関税率次第ですけれど、EUアメリカへの輸出は中国と比べて金額ベースで半分以下ですから、対中ほどのネガティブさはありません。

一方で、ブラジル・アルゼンチンにも鉄鋼関税を課すとトランプ大統領が宣告しました。ただEUへの話とブラジル・アルゼンチンへの話は毛色が異なります。まずEUに対してはデジタル課税という「売られたケンカ」に対する報復であるという点がまず一つ。

また元々18年3月に自国産業保護のため、各国の鉄鋼・アルミ製品に対する関税を表明しており、ブラジル・アルゼンチン(と韓国)は例外国として除外されてきただけでした。それが今回例外措置が無くなっただけなので(日本の対韓輸出問題のようなもの)、その点で異なります。

そしてもう一つ、このブラジル・アルゼンチンへの追加関税の理由として「対ドルで通貨が安すぎるから」としています。つまりドル高に対する不満が背景にあります。これは上述のFRBに対する利下げ圧力にも繋がっているように、トランプ大統領はとにかくドル高が気に入らないのです。

これは間接的に日本円にも効いています。実際、シカゴ短期筋のポジションがここ3ヶ月ほどで円買いから円売りに変わり、差し引きで9万枚ほど円安方向に振れました。ところがドル円はたったの3円程しか円安になっていません。同じく円売りポジションが3ヶ月で9万枚減った4月以降、112円→107円まで5円動いたのとは倍近く差があります。
http://www.forexwatcher.com/cmepos.htm

今年のドル円のレンジが歴史的な低水準ということもありますが、どうも「見えざる手」によって抑止されているようにも思います。

というわけで、今までは中国が一手にやられていて日本などはむしろ上手く立ち回っている感じがありましたが、最近ではまた「思いやり予算」の増額を求められたとも伝わっており、為替など表立っていない面で日本にもアメリカに対する「おもいやり」を求められているのかも知れません。

チャート的には週足で見ると日経平均TOPIXの動きに乖離が出てきており、特にTOPIXは昨年1月、10月、そして今年11月高値を結ぶ上値抵抗線を陽線で抜けてきた形。こうなってくると素直にTOPIXは1800ポイントを目指してもバチは当たらないように思います。


先日サウジで上場したアラムコは初日ストップ高と上々の滑り出し。市場価格が振れやすい原油一本の企業で、しかもドローンで攻撃される地政学リスクがある銘柄に一体どんな成長性や魅力があるのかというところですが、現実的にはAppleMicrosoftを超えた「世界最大の時価総額」が最大の武器です。

時価総額が最大というだけで、世界の株式に投資するファンドは無条件で組入れざるを得ません。日本郵政(6178)なども上場から1ヶ月間だけ買われましたが、そういった組入れ需要による需給要因があったからです。それ以外に同社を買う理由はほぼ0でしょう。

ただこのアラムコの株価がきちんと回転している間は良いものの、もし下落してくるとどうなるか。世界のファンドが痛んで資金流出が起こり、負の連鎖が・・・となりかねません。そう考えると、これが案外次世代のオイルショックの引き金になってしまうのかも知れません。個人的にはこれが来年の最大のリスクになってくるような気もします。


新興市場も「買い」。金曜は両指数共に堅調。12月IPOが一巡し、全面高モードが終わったところで他の銘柄にも資金が流れてくる形。特に日経JASDAQ平均は年末3営業日前から大納会にかけて26連勝中という強烈なアノマリーがあるので、余計新興市場が買われやすい状況です。機関投資家のドレッシング買いも入ってきやすいのでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は反発。金曜から受渡日ベースで実質新年相場入りでしたから、個人投資家の損出し売り終了→買い戻しが出やすいタイミングと言えます。上述したように機関投資家の年末評価を意識したドレッシング買いもあるでしょう。なお、同社のスリープテック新製品発表は1/16ということで来年の動意に期待です。


日本KFCHD(9873)は反落。後場に今年のクリスマスセールは71億円と前年の69億円を上回ったとの発表があり、それで買いと出尽くし売りのせめぎ合いになりました。ただ中間期の時点で通期見通しを据え置いたのが最も書き入れ時のクリスマス商戦を見極めてからということだったので、上方修正はほぼ確定的なのだろうと思います。既に出尽くし売りも出たので、上方修正での出尽くしも無いでしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は今年最後の12月の成績発表です。ついこの前11月分をやったばかりのような気もするのですが、最後に1000ポイント乗せで終われるのかどうか。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。