KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

故仰木監督を偲んで

先週一番私を驚かせたのが「元オリックス監督の仰木彬氏(70)が呼吸不全でお亡くなりになった」というニュースでした。最初にヤフーのニュースで知ったとき「まさか」と思いました。しかしテレビをつけたら色々なチャンネルで報じられており、誤報ではないことを悟りました。

ついこの前までオリックスで指揮をとっておられたんですよ。非常に残念でなりません。70なら現代ではまだまだお若い。早すぎる死です。

私はオリックスのファンではないですが、仰木監督は大好きでした。名将と称される監督はたくさんおられますが、私が思う真の名将は仰木監督と現楽天監督の野村監督です。

二人の共通の特徴は采配の妙はさることながら選手の育成が上手いところでしょう。仰木監督は新人選手を大物スターに、野村監督は再生工場と言われる程選手の長所を引き出し、一旦はピークを過ぎたと思われる選手を適材適所に配置することによりその素材を生かすというところです。

仰木監督のトレードマークはサングラスにパンチパーマと一見怖い風貌なのですが、その穏和な表情でファンを魅了していました。テレビに映る監督が厳しい表情をされていることはほとんどなく、その裏側に自信に満ちあふれた余裕を感じ、相手チームのファンとしてはそら恐ろしい存在でした。ただ選手に対しては勿論厳しい面もあったようですけどね。某選手が「監督怖い」と発言していたのが意外で印象的でした。

個人的な思い出として仰木監督の一番印象深い試合は2001年9月26日大阪ドームでの近鉄×オリックス戦。その日近鉄が勝てばパリーグ優勝が決定するという大事な試合で、日ハムファンのくせに私はハレー彗星と同じ位の周期でしか優勝できない(と勝手に思っていた)近鉄の優勝の瞬間を見に行こうと足を運びました。当時大阪ドームに自転車で行ける範囲のトコに住んでましたから。そして東京への引っ越しを来週に控えていたので、最後に大阪で思い出作りを、と。

近鉄側のスタンドは超満員でチケットが取れなかったものですから、3塁側内野席で私は観戦しました。当時オリックスの指揮をとっておられたのが仰木監督で、攻撃時は3塁コーチャーズボックスで指揮されるというスタイルでした。ですのでオリックス攻撃時は仰木監督の背中がよく見えました。

9回裏まで試合は進み、流れはオリックスペースでした。点差は3点。しかし近鉄はホーム最終ゲームだったのでここで決めないとファンに申し訳が立ちません。最終回のマウンドに仰木監督は期待の若手、抑えの大久保をもってきました。

その大久保はこういった大舞台の経験がないためか、球場の雰囲気に飲まれ打ち込まれてしまいます。無死満塁まで追い立てられバッターは代打北川。一発出れば劇的なサヨナラです。球場のボルテージは最高潮。仰木監督は勿論マウンドへ行き大久保に一言二言語りかけます。私は大久保交代か!?と思いましたが仰木監督はマウンドを期待の抑えに託します。

しかし近鉄の勢いと大久保の若さから、勝利の女神は北川に微笑みました。劇的な、漫画のような、代打逆転サヨナラ満塁ホームラン!見ていてこんな試合があるんだなーと本当に鳥肌が立ちました。一方、私は仰木監督がこの試合の行く末をわかっていて、敢えて大久保に辛い経験をさせ、成長させようとしたんだなと思いました。一皮むけろよ、大久保と。

勿論このシーンが一番印象に残ったのですが、次に印象に残ったのは実は私はこの前の9回の表、後押し点が入らずに肩を落としてベンチに入る仰木監督の姿でした。深読み過ぎとのそしりは受けますが、その時点で既に仰木監督は本日の敗戦を悟っておられたのではないでしょうか。何で3点差で勝っているのにそんなにがっかりしてベンチに戻られるのか、私はその時の印象が不思議でしたから。

優勝が決まった時の仰木監督はどのような思いでどのような表情をされていたのでしょうか?残念ながら3塁ベンチの中は3塁側スタンドから見えませんから胸中推して知るべしというところですが、私は監督はむしろ笑顔だったのではないかと思っています。自分がかつて指揮し、育てた中村紀洋を始めとする近鉄の選手が、仰木監督に成長した姿を見せるという形で恩返しをしてくれたと感じたのではないかと。

球界の至宝、仰木監督のご冥福をお祈り致します。

さて、湿っぽく始まりました今日のブログですが、日経平均も若干湿っぽい感じです。外資系証券の1000万株以上の大幅買い越しの割には弱いというところでしょうか。

芝浦電子(6957)はチャート上25日線を支持線として意識してもらえたようで、久しぶりに強い動き。ストキャス、RSI共に割安水準まで下落しており、テクニカル的に反発の下地はできあがっている状況。75日線も約4ヶ月ぶりに上昇に転じてきています。直近高値1360円超えは間違いないと思います。

A&D(7745)はしばらく横ばい。ただ、2250円は維持したいという思惑が働いており、簡単には下落をしない感じ。

日本オプティカル(2680)も1500円近辺は維持したいという思惑が働いているようで、なかなか上値こそは取りに行ってくれないものの、安心して見ていられる状況。

日本ライトン(2703)は再度高値更新を伺う動き。四半期決算発表時に押してから一貫して上昇トレンドを、しかも出来高薄く過熱感なく続けており、まだまだホールドで問題ない模様。

ソフトクリエイト(3371)は今日も引き続き順調。板がスカスカなので株価が乱高下しやすいものの、週足で見ても26週を超えつつあり、長期トレンドで見ても上昇トレンド入りは保証されている感じ。

USEN(4842)は順番でいけば今日は「上がる日」に該当するものの、思ったより弱い展開。ただ、下値抵抗帯として3220円〜3350円が引き続き意識されている模様で、こちらもそれ程不安はないようです。

そしてオールアバウト(2454)ですが、先日の予告通り本日120万を超えてきたので短期注目銘柄として再注目。ここまでくると次は上場3日目、4日目にしこった150万まで無難に上昇できると思われますので、目標株価はとりあえず150万で。ただし超短期なので適宜変更される可能性があります。場を見ていられる方は自分の売り時で売却していただいて結構ですが、140万までは大丈夫だと思われます。

フリード(9423)も絶妙のタイミングで注目にできたと自負しております。94万超えから注目ということで、寄り付きの段階で条件を満たしたので短期注目としますが、本日一時ストップ高買い気配まで上昇。ストップ高水準でしこってしまったのが残念ですが、チャート的にはまず上場来高値114万はすんなり超えて、こちらもおおよそ初値の倍まで見ていけるのではないかと思われますので、とりあえず150万を目標とします。やはりオールアバウトと同様超短期なので目標は適宜変更しますのでご注意ください。

いやー、今日は調子が良いですね。つまりは新興市場の時代が来たということです。今までの鬱憤を晴らすのはこれからですから、年末までは調子良くいきたいところですね。

以下、推奨銘柄の動きです。

芝浦電子(6957) 9月13日推奨 1160円→1335円 目標第一目標1400円 第二目標2000円(半年後想定)

A&D(7745) 10月29日推奨 1700円→2265円 目標3000円
一旦売却して他銘柄に移り替えるのもあり。

日本オプティカル(2680) 10月29日推奨 1026円→1493円 目標2000円

日本ライトン(2703) 10月31日推奨 1099円→1529円 目標2000円

プライム・リンク(2720) 11月4日再推奨 70400円→60300円 目標100000円はしばらく時間がかかりそうか?

ソフトクリエイト(3371) 12月2日推奨 3470円→3780円
目標10000円(半年後想定)

ソフトバンク(9984) 12月8日空売り推奨 9800円→10860円 目標9000円
あっさり踏み上げられています。損切りラインは11200円で。目標株価より損切りラインの幅の方が大きいのが心苦しいですが・・・

注目銘柄

USEN(4842) 12月15日注目 3500円→3450円 目標とりあえず4000円

短期注目銘柄

オールアバウト(2454) 12月19日注目 120万→133万
目標とりあえず1500000万

フリード(9423) 12月19日注目 943000円→1030000円
目標とりあえず1500000万