KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

キャッチセールスに注意

何とか昨晩東京に帰ってきて早速仕事です(××)やっぱり何か力が抜けてしまってやる気にならないですが、そう言っててもキリがないので、心機一転頑張るしかないですね。

そんなわけで、久しぶりに株がメインのブログらしく復活しようと思います。今まで辛気臭いブログでしたが、辛気臭いのはまた明日書くとしまして(・・;)株のブログだと思ってメルマガを取ってくれている方にとっては詐欺みたいなもんですからね。よく部数が減らなかったもんだと思って変に感心しています。単に読まれていないだけかも知れませんが(T△T)

日経平均は大幅安。日経平均に関してはしばらくボックス圏の動きとなりそうですが、問題は新興市場です。

そもそも私のポートフォリオのほとんどは新興市場、小型株で構成されていますから、そちらの動きを追わないといけないですね。何故私が新興市場メインでやっているかというとだいぶ前のブログにも書きましたが、おさらいがてらに簡単に言うと、

・新興、小型株のパフォーマンスは大型株のパフォーマンスを上回るという歴史的なアノマリー(理論的に説明ができない現象)がある
・大型株は成熟しきっており、新規事業によりその業績に与える影響が少ない。すなわち成功するにしろ失敗するにしろ、それが与えるインパクトが小さいため、株価の動きにメリハリがない
・大型株は色々な大手アナリスト達の手垢が付いてしまっており、サプライズや個人投資家の予想が入り込む隙間が小さい

・・・等ということが挙げられます。勿論リスクが大きいため倒産リスクも大型株に比べて大きくなりますが、逆に言うと大型株だから倒産、上場廃止にならないかというと、カネボウや西武鉄道を見てもわかる通り全くリスクがないわけではありません。それは当然のことですし、小型株で廃止されている銘柄数はその数十倍になるのも厳然たる事実ですが・・・。

いずれにしても、生まれたての子供が死んでしまう確率と成長性、老人が死んでしまう確率と成長性を考えて、そのどちらに投資をするかと考えると、生まれたての子供に投資する方が理解を得やすいのではないかと思われます。まあ企業に寿命がない以上、この例えはいかがなものかというところですが、株券は将来償還されないことが前提の有価証券ですから、その価値は成長性により大きく左右されることになります。

となると、やはり新興市場の方が成長性があり、株価が上ブレし易いという結論になります。しかも上場間もない会社がすぐ潰れないように融資先の銀行、主幹事の証券会社、上場市場がそれぞれの利害関係の元に一定の条件を持って審査に当たります。それ故、投資家は倒産リスクを最小限に抑えつつ、成長性の部分だけ恩恵を受けることができます。昨今、その信頼性がライブドアを始めとする一部企業のせいで崩壊しつつありますが・・・

さて、その新興市場の指数が崩壊的な下落率です。特にマザーズ指数、ヘラクレス指数はこの一ヶ月で下落率が何と40%となり、それまでにいくら過熱感があったとはいえ、異常な調整と言えるでしょう。

確かに両指数とも設定され3年未満と歴史が浅く(しかもサンプルの少ない最初の1年は飛び飛びで指数としては機能せず)、IPO人気により直近上場銘柄が指数に与える影響が大きくて、これをアテにするのはナンセンスだということは重々承知の上で敢えて言わせてもらえば、マザーズ指数で約2000ポイント前後、ヘラクレス指数で約3000ポイント程度が妥当かと思われます。

つまり、両市場の銘柄とも過度に売られすぎていると、少なくとも私は考えています。ライブドアグループの銘柄を指数に入れないと考えると、更にもう少し上でも大丈夫だと思っています。

今はバスケットに良い銘柄も悪い銘柄も入れてまとめてドン!と売られている状態です。具体的には小型株で構成しているファンドがベンチマークとする指数の下落から、ロスカットを余儀なくされ売却し、そして信用維持率を維持できなくなった信用買いしている投資家が追証発生前に反対売買をするという悪循環が重なっているだけで、つまりは実際の需給均衡点から下方乖離している銘柄が増えているわけです。その中からバーゲンセールに走るおばちゃんさながら、良い商品だけを選び出し、抜き取っていく姿勢が大事だと思います。業績、成長性のある企業が買われるというのは今も昔もどこの株式市場も変わらぬ大原則です。

そういう理由で推奨銘柄に関してはこれだけの暴落があってもほとんど推奨を持続しています。何故推奨を持続しているか疑問の声もあるでしょうが、これも以前のブログで宣言していますが、毎日更新しているクセに中期的な展望のポートフォリオを考えていますから、あまり大規模な入れ替えは由としません。

勿論皆様には皆様のポートフォリオや資産設計があるでしょうから、それに従って行動していただければ結構です。私のブログでは一つのモデルケースとしてポートフォリオを構築しているに過ぎませんので、部分部分共感していただいた所だけ参考にしていただければ幸いです。

さて、久々に張り切り過ぎて長くなってしまった前置きですが、個別銘柄のコメントに移ります。

芝浦電子(6957)はまた買い支えが見られる怪しい動き。四半期決算発表が21日を予定されていますが、これを睨んでの動きか。

A&D(7745)は本日UBSが新規に「Buy2」のレーティングを付与ということで逆行高。徐々に売りに押される展開とはなりましたが、意外に踏ん張ったというのが正直な印象。このままトレンド転換の一撃となって欲しいところ。

日本ライトン(2703)は先日の上方修正にも関わらずかなり弱い展開が続く。確かに以前までは多少過大評価されていた点は否めないが、逆にここまで売り込まれる義理はないというところ。チャート的には損切りポイント上であり、来週の動きがどうなるかというところだが、個人的にはもう少し様子を見たいところ。

日本オプティカル(2680)に関しては一昨日の時点で75日線を割っていたために既に利益確定売り(気分的には損切り)ポイントを迎えていたのですが、不注意で見逃してしまっていました。申し訳ありません。1300円までの戻り売りでも大丈夫だと思いますが、月曜の寄り付きで売却とします。

プライム・リンク(2720)は本日第三四半期決算が発表されましたが、去年末に出た下方修正を追認するだけの何ともない内容。今さらジロー、好きだとジロー♪・・・と鼻歌まじり。

ソフトクリエイト(3371)はホンマに困った奴で、折角減ってきていた信用買い残が今日また激増しています。最悪2500円前後まで見る必要があるかも知れませんが、楽天があれだけ好決算でECサイトの注目度も上がってきているのであれば、この銘柄に対する注目度も否が応でも上がるはず。

SCN(3789)はまたまた上場来安値更新。こちらも20万円台は覚悟しないといけないでしょうが、ソネットエムスリーやDeNAといった優良企業を抱える親会社としては評価不足。

ナルミヤ・インターナショナル(3364)はマーケットメイク銘柄の良さを発揮し、こういった荒れた市場展開に左右されずに泰然と。週足で見ると引き続き良いチャートを形成しつつあります。

ソニー(6758)はまた窓の一部を埋めてしまい、徐々に上昇力を減退していく感じ。ですが、まだ25日線はキープしようとする動きに期待したいところ。

新興市場は残念ながら月曜の寄りも追証発生売りでまた大きな下落が続くと思われます。ライブドアの動きに左右されなくなってきて良い傾向になりつつあるのですが。ただ、IPOに資金が集中するように、個人投資家の投資意欲は衰えていないと言えそうです。基本戦略は前半に書いたように変わらず、資金のある人はそこで細かく拾って、じっくり寝かせておくのが良いかと思われます。目指せ!第二の竹田和平!!(笑)

以下、推奨銘柄の動きです。

芝浦電子(6957) 12月26日推奨 1552円→1424円 第二目標2000円 第三目標3000円

A&D(7745) 10月29日推奨 1700円→2440円 目標3500円にアップしたのに株価はダウン

日本オプティカル(2680) 10月29日推奨 1026円→1250円 目標2000円
推奨は今週まで。

日本ライトン(2703) 10月31日推奨 1099円→1270円 目標2000円

プライム・リンク(2720) 11月4日再推奨 70400円→58000円 目標100000円
増資も完了し、後は本業頑張れ!

ソフトクリエイト(3371) 12月2日推奨 3470円→2930円 目標10000円(半年後想定)
今最も力を入れている銘柄ですが中々期待に応えてもらえず・・・

SCN(3789) 1月20日再推奨 390000円→318000円 目標75万円

ナルミヤ・インターナショナル(3364) 1月31日推奨 280000円→260000円 目標50万

ソニー(6758) 2月2日後場推奨 5800円→5500円 目標7000円