KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

おちおち寝てられません

叔母さんは10年程前にガンで旦那さんを亡くされてから一人暮らし。時々うちに泊まりに来ているようで、昨晩もうちに泊まっていったのですが、母との会話を聞いていると・・・

叔母「実はあなたに怒られるかと思っていることがあって・・・」
母 「何?」
叔母「先日布団の訪問販売やって来て、思わず布団買っちゃったのよ」
母 「幾らの?」
叔母「17万円」
私 「えぇっ!?(××)敷布団だけで?」
叔母「そう、敷布団だけで。でも良い布団なのよ(^^)」
隣で聞いていた私はビックリ。確かに布団で高いものは100万とかするのもあるんでしょうけど、私はとんと布団には無頓着で、一人暮らししている時は1、2万円の安々布団を使っていたものですから、私の布団10枚位買える計算です(・・;)世間的に見て妥当なところなのでしょうか?平均5万円程じゃないかと思うんですけど。

別に高くて良い布団を買うのは構わないんですが、訪問販売で買ったというのがどうも。まあ叔母さんのお金だから別に誰も怒る筋合いはないのですが、一人暮らしで高齢(77歳)ですから訪問販売ってのは詐欺っぽくて怖いですね。今は17万円で済んでいるかも知れませんが、後々変ないちゃもんを付けられて、結果的に高額な料金を請求されたり。

私は「どうせ今うちは父ちゃんもいないし、母と少しの間だけでも一緒に住んだら?」とは言ってみますけれど「自分一人の方が気楽で良い」とのこと。まあ気持ちはわからんでもないですが、年寄りが一人ずつ住んでいるのはやはり危険ですね。最近は他人同士の老人が集まって住むグループホームとかが増えてきていますが、一方で老人各々の個性も尊重しないといけないですし、難しい問題でもあります。

さて、市場各々の個性も尊重したい日経平均は本日反落。中国の証券印紙税率引き上げによる投資抑制策が嫌気され上海、香港共に下落。上海指数は一時6%を超える下げ幅を見せ、日本の株式市場もそれを契機として下げ幅を広げる展開となりました。

投資判断は「中立」。本日で5度目の17800円トライも失敗。未だボックス圏相場から抜け出す雰囲気はなさそうです。今週は17400円を目指す展開になりそうですが、そこに到達した時点で少ない出来高の中、どれだけ反発力があるのか気になるところでもあります。

中国株に関しては「バブルバブル」と言われ、一方で「経済成長率は高いから裏付けがある。バブルではない」とも言われていますが、私はやはりバブルだと思います。中国での口座開設が1億株突破とのことで、毎日30万口座が開設されているとのこと。本当にこれら口座開設してる人々がきちんと株式投資の仕組みやリスクを理解して資金を市場に入れているのでしょうか?私は懐疑的です。そういう人達の資金が市場に吸い上げられ、それが海外や大口の機関投資家に吸い上げられようとしている。今はフォアグラを美味しく食べるためにガチョウに餌をやっている状態。バブルには明確な線引きや定義はありませんが、例えバックボーン(市場の成長率)の裏付けがあったとしても、単に「流行」に乗って稼ごうとする人達の割合が増えて来れば、それはすなわちバブルであると思うのです。

この状況どこかで見覚えがありません?そう、一昨年まで新興市場の賑わいで口座開設(信用口座開設)数が右肩上がりで上がっていった日本と同じような動きを見せているのです。恐らくもうしばらくは大丈夫です。まだ中国株暴落とはならないでしょう。じゃあいつまで続くのか?それは私にもわかりません。具体的にいつまで続くかがわかるのは神様くらいでしょう。歴史的に見て、バブル崩壊の明確な引き金を引くのは政府の大きな政策転換です。そのタイミングがいつかわからない限り、いついつまで続くとは予想できません。ですから先ほど「恐らくもうしばらくは大丈夫・・・」と書いたのは、あくまで体感的なもので、根拠らしい根拠はありません。せいぜいいつ大きな転換が来ても良いように警戒することくらいしかできません。

過熱中に少し水をかけても、たちまち水は蒸発して再度過熱を続けます。加熱器自体が壊れてしまうまでは止まらないでしょう。中国政府はせめて北京オリンピックまでは経済をコントロールしたいでしょうが、バブルを抑制するのは恐らく無理でしょう。これは中国政府が悪いのではなく、バブルを完全に止められる適切な政策や対処法は未だ経済学的に見つかっていないからです。結局は投資意志決定主体である人間の心理や行動原理をそれぞれの立場別に、極力細かくグループ毎に分けて、スーパーコンピューターにでもインプットしないと答えは出てこないでしょう。しかし答えが計算されて出てきた頃には既に遅く、もう別の答えを用意しないといけないという状況になっています。ですから机上でどんなに考えても無駄です。理性的な動きは理性によって対処法を考えられますが、熱狂的な動きはカオス的な要素が強いですから、いくら考えてもダメでしょうね。

新興市場は「強気の買い」。本日は大型株の下落の割には比較的底堅い値動き。マザーズ、ヘラクレス指数にとっては25日線を抜けるかどうか瀬戸際の重要な局面。

スルガコーポ(1880)は続伸。全体安の中、逆行高を見せ高止まり。テクニカル的には5日線の上昇を待っているところ。先日も書いたように2700円割れどころは押し目買いの好機。

日本ビクター(6792)は反発。本日引け後に今期業績見通しと、社長の交代を正式に発表予定。それを期待した先回り買いが出ているようですが、株価水準は既に随分と下げていますから、余程悪い内容が出ない限りはアク抜け感から上昇に転じると思います。テクニカル的にも反発機運は高まっており良いタイミング。

セプテーニHD(4293)は反発。やや胡散臭い動きが続いていますが、一応5日線を下値に反発した動き。警戒は必要。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1870円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→349000円 目標75万円

スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2740円 目標4000円(3分割考慮)

USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→862円 目標1500円

日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→534円 目標未設定

ヤフー(4689) 5月7日より 44500円→42000円 目標5万円

近畿車輛(7122) 5月14日より 525円→468円 目標未設定

セプテーニHD(4293) 5月25日より 122000円→125000円 目標15万円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→59円(15時10分現在) 目標80円

カシオ(6952) 5月25日より 2040円→2005円 目標2400円

売り銘柄

りそなHD(8308) 5月25日より再エントリー 288000円→295000円 目標25万円

新日鐵(5401) 5月25日より 840円→853円 目標750円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。