KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

5月の成績発表

本日は5月の成績発表の日です。個人的には5月、11月の決算発表期のパフォーマンスにはまあまあ自信があるんですよ。一応決算内容の良い銘柄を選んでいるつもりですので。さて、今月はいかがなもんでしょうか?

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 
2005年12月2日後場より3470円→1737円(先月)→1960円(22営業日保有 上昇率12.8%)
万年右肩下がりのこの銘柄にもいよいよ反発の機運が(これで何回こういう事を言っているか知りませんが)。発表された今期見通しは良好で株価は反発。今期は売上100億、営業、経常益共に10億を目指すとのこと。現在新興市場の戻りも支援材料に反発中。テクニカル的な底打ちの確認にはまず75日線をしっかりと抜いてくることが肝要。

ソネットエンターテイメント(3789)
2006年1月20日より 390000円→309000円(先月)→365000円(22営業日保有 上昇率18.1%)
マザーズ市場の雄はマザーズ指数が900ポイント割れのままでも好決算で年初来高値更新。これでマザーズ指数が基準値1000ポイントを超えて来た時にはどれだけ上がってくれることか。親会社ソニーを筆頭にグループ全体で業績好調なため、更なる躍進が見込まれます。同社保有の上場株式時価のみで評価した一株辺りの株価は現在36.9万円。ようやく保有株式のみの価値と同等になった程度です。本業の価値、保有現金を含めるとまだまだ割安感があります。

スルガコーポ(1880)
5月26日より 2413円→2470円(先月)→2910円(22営業日保有 上昇率17.8%)※3分割考慮
同社も決算発表を受けて大躍進。今まで何故下げていたのかわからない程です。目先3000円の節目が第一関門ですが、週足のチャートも改善して長期上昇トレンド入りを示唆しているため、長い目で見れば突破は時間の問題です。

USEN(4842)
1月16日後場より 1251円→1012円(先月)→908円(22営業日保有 下落率10.3%)
ヘラクレス指数の下落を受けてなかなか浮上のきっかけがないですが、昨日は出遅れ感を材料に900円台復活。やや大口の買いも入ってきている模様で、今月の動きに期待。映画「バベル」の好調、Gyaoの不振脱却など、今まで足を引っ張ってきた部門の好転が好材料。

日本ビクター(6792)
2月20日より 629円→532円(先月)→521円(22営業日保有 下落率2.1%)
今週新社長の交代やリストラ策などを発表。次は中期経営計画がいつ出るかというところですが、技術力のある会社ですから、経営がしっかりしてくればかなり強い会社だと思います。

魚喜(2683)
4月27日より 210円→235円(3営業日保有 上昇率11.9%)
テクニカル妙味が高い銘柄として短期間のみの買いエントリー。期待に見事に応えてくれ高パフォーマンス。株価はその後調整し、現在再度復調の動き。食料関連銘柄として再度注目しても良い感じです。

ヤフー(4689)
5月7日より 44500円→42500円(19営業日保有 下落率4.5%)
好決算と好材料を元に株価は安値圏からの脱出。テクニカル妙味が高まってきたところで買いエントリーとしましたが、その後株価は調整続きでした。現在は下方に開いている窓埋めを拒否して上昇トレンド。当面は安泰であると思います。ネット広告関連業がアメリカで買収の対象となっていますが、今年はそうしたブームが日本にも波及するか。

近畿車輛(7122)
5月14日より 525円→482円(15営業日保有 下落率8.2%)
豊富な受注残と生産能力増強により業績面での不安感はなし。ただし期待先行感が強すぎて決算を機に突然の下落。現在は調整も一巡したムードが漂い反発の機運が高まってきています。MACDの好転も見せ、これから。

セプテーニHD(4293)
5月25日より 122000円→126000円(5営業日保有 上昇率3.3%)
テクニカル妙味により参戦。同時にヤフー同様のネット広告関連事業銘柄として注目に値します。値動きはやや怪しいですが、きれいな上昇チャートを形成しています。

オプトロム(7824)
5月25日より 59円→58円(5営業日保有 下落率1.7%)
リベンジ銘柄。ここまで下げた底値圏感とテクニカル的に反発の機運があるところから参戦。ただし需給面、業績面にはやや不安を残します。一方でそういう場合の銘柄が一番上昇率が良かったりするのですが。マザーズ、ヘラクレスがしっかりしてくればセントレックスにも徐々に見直しが入ってくると思います。

カシオ(6952)
5月25日より 2040円→2030円(5営業日保有 下落率0.5%)
テクニカル妙味を期待して参戦。決算もそこまで悪くないのに急落し、日柄調整も十分と思いましたがイマイチリバウンド力が鈍く。25日線に頭を抑えられそうなので2040円で売り予定。個人的な事情としてやや管理すべき銘柄が増えすぎたかなーという面もあり、口減らし的な要素もあります。すみません。

買い売り銘柄

新日鐵(5401)
5月2日より 買い 808円→840円(1営業日保有 上昇率4.0%)
5月7日より 買い 867円→877円(3営業日保有 上昇率1.2%)
5月25日より 売り 840円→853円(4営業日保有 上昇率1.5%)
色々細かく売買しました。昨日は久しぶりに1億株台に乗せ活況。他の鉄鋼株が好調なので出遅れ感もあります。900円3度目トライを目指す動きですが、昨晩のNYダウも堅調だったので、来週月曜878円以下の場面があれば買い参戦、900円目標とします。
(※なお今月は3度売買しましたが、別々に評価をすると攪乱要因となりますので騰落率で差し引きし8営業日保有の上昇率3.5%で評価しました)

売り銘柄

りそなHD(8308)
3月26日より 319000円→272000円(先月)→285000円(17営業日保有 上昇率4.6%)
5月25日より 288000円→300000円(4営業日保有 上昇率4.2%)
基調は弱く、一度目の空売りは大成功でしたが2匹目のどじょうはいませんでした。銀行株の上昇がこれからの日経平均を引っ張る起爆剤になりそうです。(※なお今月は2度売買しましたが、別々に評価をすると攪乱要因となりますので28.5万と28.8万の差額3000円分を考慮、21営業日保有の297000円→272000円 損失率8.4%で評価しました)

JT(2914)
5月1日より 580000円→620000円(17営業日保有 上昇率6.5%)
リベンジ銘柄。しかし2度目のリベンジに失敗。意外に強いタバコ産業。色んなところで自販機が撤廃されても、吸いたい人は意地でも探して吸うもんなんですねぇ。当然といえば当然ですが。

以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると

結果0.31(%/営業日)という結果が出ました。
計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計14で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ちなみにその間
日経平均4/27終値17400円→17958円(22営業日 上昇率3.2%) 0.14(%/営業日) 

TOPIX4/27終値1701→1767(22営業日 下落率3.9%) 0.17(%/営業日)

今月は久しぶりにベンチマークにダブルスコアでの勝利です。あー良かった。先月までが悪すぎただけという事もありますけどね。マザーズ、ヘラクレス指数に至っては先月比マイナスなのに、これだけのパフォーマンスを上げられたというのは良い傾向です。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を推奨した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数127.2ポイント

となりました。

さて6月の値動きですが、まずはメジャーSQを睨んで来週かなり荒れた展開になるものと思われます。出来高が少ない中、先物主導で乱高下するのではないでしょうか。外部環境的にはかなり良好ですが、中国株の不安感は拭い切れません。

今週一時中国株が安かった場面がありましたが日本は底堅い動きで「中国株との連鎖は断ち切られた」という声が多く見られました。しかし本当にそうでしょうか?もしこれから強力な中国株安が発生した場合、日本の市場が影響を受けないわけはありません。特に円キャリートレードの巻き戻しが一番直接的に大きなインパクトとして現れてきます。そういう意味では日本市場は現在非常に不安定な均衡の上に成り立っています。強気一辺倒でいくのは危険で、資産を様々な市場に分散するか、売りポートフォリオの構築も忘れてはならないと思います。現在私のポートフォリオにも売り銘柄はありませんが、逐一検討して組み入れていきたいと思います。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。