通天閣の向こう側は新世界。念のため注釈しておくと「新世界」とは表現の単語ではなく、れっきとした地名です。今となっては串カツのメッカとなっていますが、ここは昔から独特の異世界空間。私が初めて訪れた時にとにかくビックリしたのは「スマートボール」と「ジャンジャン横丁」でした。そんな異世界空間は外部の人間を拒絶するかのようでしたが、それでも「串カツ」と「スパワールド」で新世界も部分的にではありますが、随分と小綺麗になって、外から来た人間も参加できるタイプの街に様変わりしてきたのです。
えー、ここで新世界初心者のための新世界単語講座を開きたいと思います。しかし私も通天閣の真下に住んでいた事があるとはいえ、新世界方面にはあまり近寄らなかったので初心者とも言えますが(;^_^A
まず「スマートボール」とは。ピンボールとパチンコが合わさったようなものだと考えて頂ければ結構かと思います。ボールをピンボールのように弾いて発射し、上手く穴に収まるように狙います。穴に入るとボールが10数個になって払い戻され、その個数に応じて景品が貰える・・・という仕組み。新世界で提供している店は一軒だけですが、いつも不思議とえらい流行っています。ちなみに新世界内にはちゃんとパチンコ屋もあります(・・;)
「ジャンジャン横丁」とは。まるで路地のような幅の狭い商店街なのですが、立ち入るとまるで昭和初期にタイムスリップをしたかのような錯覚に囚われます。個人的に何が一番驚くかというと、将棋屋さんかあるのですが、そこには将棋盤がズラーっと並んでいて、皆そこで将棋をさしている。そこまでは良いのですが、ガラス戸のから店内を覗きみるように大人数の人が見物しているんですね(××)別に名だたる棋士が将棋をさしているわけではないのに、素人同士の将棋を食い入るように皆で見ているのです。どっだけ将棋好きやねん!!( ̄Д ̄;;平成の世の中に信じられない光景です。確かに通天閣と言えば将棋界の奇才阪田三吉が連想される程有名で、ある種ここは将棋のメッカとも言えるかも知れません。
「串カツ」とは。基本明確な定義はないみたいですが、とにかく何でも串に刺して揚げてしまえば全て「串カツ」となるようです。豚肉の串カツがもっともスタンダードな串カツですが、他にも色々なメニューがあります。ソースはアルミ缶の中にたっぷり入っていて各席に一つずつ置かれており、串カツ屋には必ずお約束の断りが書いてあります。「二度漬け禁止」。つまり串カツを各自アルミ缶の中のソースにトップンとつけ込んで、それから食べる方式になっているのですが、一本の串カツを一回浸けたらそれで終わり。「しまった!ソースが足りなかった!」と思っても後の祭り。チャンスは2度ないという厳しい世界であります(・・;)何故二度漬けがダメなのかの理由は私が思うに、皆が使うソースだから一口食べて足りなかったと思ってまた浸けたら、その後他人が使うソースの中に唾が混ざる事になって汚いから禁止じゃい!という事だと思うのですが、まあそうは言っても余程厳格な店でない限り二度漬けしても怒られる事はありませんので初めての方はご安心を(;^_^A
別に串カツは新世界が発祥の地というわけではないのですが、どうやらタレントの赤井英和さんが新世界にある「だるま」という店の店主とお知り合いだったようで、テレビで宣伝をしたら広まったようなんですね。そのお陰で新世界=串カツというイメージが定着し、どんどん串カツ屋ができたようなのです。だから串カツの店は新世界に腐る程ありますけど「だるま」がいわば元祖で、いつも行列が並んでいます。しかも通天閣のすぐ横に支店ができる程繁盛しているようでした(××)
「スパワールド」とは。・・・えーと、これは明日に続けます(;^_^A(またしても突然こんな中途半端なところで続く)
さて、明日に続けたい日経平均は本日続落。朝方発表された7月の機械受注は予想を大きく上回る17%増だったものの朝方市場の反応は薄く。しかし前場中頃から株価は戻りだし、結局は本日の高値水準で引けました。
投資判断は「強い売り」。7月の機械受注は良かったですが、当時は日経平均が「2万円台回復もあり得るか!?」ともっとも盛り上がっていた次期。問題は株価が下がり始めた8月の機械受注がどうなっているかというところ。とりあえず株価は戻りを試しているところですが、16000円から上はまた戻り待ち売り圧力が強いところだと思われます。テクニカル的には窓埋めに動いており、何とかMACDの暗転に抵抗している感じがありますが、出来高が相変わらず薄いため、窓埋め後も下げトレンドが変わる見込みはなさそうです。明日、明後日とメジャーSQが近づくにつれ、先物に振り回される傾向も強まってくるものと思われます。
新興市場は「強気の買い」。しかし3指数共に弱く、マザーズ、ヘラクレス共に安値更新。MACDも暗転しているため正直しばらく下値を探る展開は続きそうですが、絶対的な割安水準である事を勘案して買い継続中。
ソフトクリエイト(3371)は反落。昨日の自社株買い発表から一夜明け、売りに押される展開。ただ出来高が膨らんでおり、売りが一巡すれば反発の兆しはあります(ややクロスっぽい動きでもありましたが)。しかしもう一つの条件として新興市場全体が盛り上がる事が必須です。
新日鐵(5401)は反発。反発局面で素早く上昇し、全体相場の牽引役に。テクニカル的には日経平均同様、昨日開いた窓を埋めに行く動き。ただその後全体相場が上げ幅を広げたところでは伸び悩み、明日以降の株価動向に疑問符を残しています。
楽天(4755)は反落。ここ最近連騰が続いており、本日は不動産株や銀行株といった今まで売られていた内需銘柄が買い戻されたため、同銘柄は一旦売りに押される展開。餅つき相場と言えそうです。ただ本日は5日線を割り込まず上場トレンドに変化は無し。また間もなく25日線と75日線のゴールデンクロスが近づいてきており、長期的な買い安心感もあります。
以下ポートフォリオの動きです。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1691円 目標10000円
ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→290000円 目標75万円
USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→699円 目標1500円
オプトロム(7824) 5月25日より 59円→45円 目標80円
楽天(4755) 9月7日より 42250円→42950円 目標48000円
売り銘柄
任天堂(7974) 8月15日より 51500円→51400円 目標3万円
日産自動車(7201) 8月21日より 1106円→1072円 目標1000円
新日鐵(5401) 8月21日より 775円→770円 目標650円
JT(2914) 9月4日引けより 628000円→613000円 目標59万円
新光証券(8606) 9月5日より 493円→477円 目標450円
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。