KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

疾風のように去って行く

私が高校生位の頃のお話。雪国である富山では、雪に埋まって側溝が見えなくなる事がままあります。そんな冬のある日、どこかの車が側溝にはまってしまい、タイヤを取られて動けなくなっていました。大人が何人か集まり車を押して、同時に運転手はアクセルを踏んでいましたが、車のタイヤは空回り。運転手のおじさんも困り顔。

本屋の帰りにたまたま通りかかった私。
「あんちゃん、ちょっと一緒に押してくれない?」
指名された私も一緒になって押してみましたがやっぱりダメ┐( ̄ヘ ̄)┌それでも諦めずに皆でかけ声をかけて何度かトライしているうちに、タイヤは雪を噛んで、遂に車は脱出成功(^_^)/

押していた我々も「おぉ」とか「よし」とか言って喜んでいたのですが、なんと運転手は礼も言わずそのまま車を直進させて遠ざかり、そして我々の視界から消えて行ったのです(・・;)それには我々お互い見ず知らずの面々も、顔を見合わせて白けムード満載でしたよ。別にブレーキランプ5回点滅「アイシテル」のサイン位してくれとも言いませんが(←気持ち悪いやろ!)、普通一旦降りて「ありがとうございました」とか言うでしょ?百歩譲って窓から顔を出して一言礼を言うでしょ?「押してくれない?」と人に頼んでおきながら、目的が達成したらさっさと行ってしまうなんて、なんて大人だ!\(*`∧´)/寒い中10分近く手を貸したのが馬鹿馬鹿しく思えて腹が立った思い出でした。

話は変わるのですが、つい先日近所で事故がありました。しかもそこは去年母が事故った全く同じ場所(昨年11/8のブログ参照)。どういう経緯かは知りませんが、そのまま橋の欄干を突き抜けて、車があわや冬の川に転落寸前という大惨事だったみたいなのです(××)野次馬根性で見に行った母によると、車をクレーンでつり上げるのも一苦労な状態。運転手は無事だったみたいですが、ショックのあまり車の横で頭を抱えてしゃがみ込んでいたそうです。その橋は地元では立派で有名な橋。結構しっかりとした構造になっています。ですからそこを突き破ったとなると相当な衝撃です(××)

これから冬がどんどん厳しくなっていきますが、路面が凍り付いたりして滑りやすくなります。ドライバーの皆さん、スピードの出し過ぎ等に注意しましょう。

さて、スピードの出し過ぎに注意と言いいたい日経平均は本日続伸。昨晩のNYダウは引け際に住宅ローン大手破産の噂が流れて急落。サブプラ問題が相変わらず影を落とす状況。それを受けた日本市場はまた大幅に下落か・・・と思いきや、寄り前の外資系証券の注文動向は久方ぶりの買い越し。そのお陰もあってか朝方こそ弱かったものの、気合いの切り返しを見せてプラス引けとなりました。

投資判断は「中立」。ようやく底堅さを見せて推移しています。出来高も22億株で売買代金も2兆8000億円と比較的高水準。特にTOPIXは1.5%上昇と堅調。週末のSQを意識する動きもあるようですが、兎にも角にも日経平均で14900円〜15000円までのリバウンドは簡単にありそうです。しかし問題はその後。年末のブログでもお伝えしたように、1月中旬から再度下落相場が始まるものと想定していますので、戻りを狙うのは構いませんが、おっかなびっくり位の警戒感ですぐ逃げる準備をして臨む姿勢が必要だと思います。

新興市場は「強気の買い」。その中で本日またしても日経JASDAQ平均は年初来安値更新。ただし個別銘柄では力強さを見せ始めています。特に新興市場で環境関連銘柄(日本風力開発(2766)、ダイセキ環境ソリューション(1712)等)の伸びが顕著で、ボトムアップによって市場が活況付く手前の雰囲気を醸し出しています。

ソネットエンタテイメント(3789)は続伸。昨日がDeNA(2432)7%の上昇なら、本日ソネットが7%の上昇でお返し。更にもう一つの忘れ去られつつある子会社エムスリー(2413)ストップ高を見せる等、グループ全体に力強さが戻りつつあります。出来高も膨らんで、この勢いのまま突っ走ってくれれば良いのですが、もしこの息切れするようであれば、昨日もお伝えしたように34万円からの上値は重くなるのかなという感じがします。まだ気は抜けない段階。

メディカルシステムネットワーク(4350)は反落。先日お伝えした12万円割れ懸念が現実となり、今までそれでもジリジリと勾配の緩やかな上昇トレンドを描いていたのですが、やや雰囲気が暗くなりました。とはいえ、月足で見た場合の戻り歩調は崩れていませんから、長期的視野のホールドは相変わらずで。

そして今日は新たに一銘柄買いポートフォリオに加えたいと思います。新年一発目の買い銘柄はJR東海(9022)です。

同社は昨年末にリニアを2025年までに国の力を借りずに単独で敷設すると発表し、その負担額5兆円強の重さから嫌気売りを浴びました。

確かに私もその計画はかなり苦汁の決断の結果だと思います。緊縮財政で公共事業は縮小、加えて消費税上げ論議まで出ている中で、国の支援はまず受けられないでしょう。それを待っていたら折角実用化の目処を付けたリニアシステムを夢のままで眠らせてしまいかねません。

しかし5兆円という負担は一企業には重過ぎます。ドル箱路線である東海ラインに敷設するわけですから最終的に回収はできるでしょう。またリニアシステムで結果を出せば、世界に輸出できる技術として今後金の卵となる素質は十分にあります。しかし一時的にどれ程株主に重い十字架を背負わせる結果になるかわかりません。少なくとも一番被害が大きいのはリニアシステムが完成するまでの既存株主です。どうせ株主になるならリニアの利益を受けられるリニア完成後が得策と考えるのも致し方ないでしょう。既存株主は一旦売って、10数年後に買い戻すというのが一番良いかも知れません。

一方で今回の株価下落は買いの好機とも取れます。「悪材料では買い」の典型的なパターンであり、一般企業の大きめな設備投資と捉えれば特段悪材料ですらありません。しかもまだ10年以上先の話です。いくらなんでも織り込むには早過ぎます。

テクニカル的には5日線を抜けてきて、短期的な上値の押さえつけ要因は取り除かれています。ストキャスも好転し、急落で出来高が膨らんだ100万円程度までは比較的簡単にいけるのではないでしょうか。そこを抜ければ窓埋めに突入も考えられ、110万円処が視野に入ります。

とは言え、元々緩やかな下落トレンドに入っていたものですから、それ以上の高値はなかなか難しいのかなという気もします。また一方では、今後全体相場の動向が弱気に傾くならば、ディフェンシブ株に資金が集まる可能性が考えられます。そうなってきた時に真価を発揮できるのではないかなと思います。

そんなわけで色々と強弱感入り乱れていますから、一旦目標株価は100万円に設定。明日の寄り付きからポートフォリオ入れとします。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1535円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→321000円 目標75万円

USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→869円 目標1500円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→30円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→2195円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→119000円 目標20万円

武富士(8564) 12月21日より 2650円→2665円 目標3000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。