KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

遠くの親戚よりも近くのおばちゃん

おしゃれな貸衣装屋さんで決断を促された時も「やっぱりここに決めてしまおうか?」とした世界一優柔不断な嫁さんが悩みに悩んで数日後、ようやく結論が出ました。さてここで皆さんに質問です。皆さんなら「A:おしゃれで遠い親戚な貸衣装屋」「B:ばりばり営業トークのおばちゃん」のどちらを選びますか?

嫁さんが最終的に選んだのは「C:悩んだ挙げ句に借りない」・・・だったら面白かったのですが、「B」のばりばり営業トークのおばちゃんでした(××)てっきり「A」を選ぶもんだと思っていた私にとっては結構意外な展開だったのですが、理由を聞いてみると「どっちの白無垢も大体同じで、値段も同じ。なら何となく客がいなそうだった「B」で借りてあげるのが良いかなと(;^_^A」ということでした(・・;)

まあ私もその気持ちはわかります。「A」の方はファッションショーでお客さんがたくさん集まっていました。元々おしゃれ感があって人気の貸衣装屋さんでもあり、しかも地元では結構テレビCMも打って、わりかしメジャーな貸衣装屋さんでもあります。ですからそこで私らが借りるよりは、あんなに私たちに対して弁舌を振るった「B」のおばちゃんを選ぶのも心情的。遠くの親戚よりも近くの他人・・・というのはちょっと違うか(;^_^A

それにしても嫁さんがそういう選び方をするのも私と似ていて、変なトコで価値観が共通しているなと思います(;^_^A私も「あんなにおばちゃんが頑張ったんだから、そっちを応援したい」とは思っていました。元々「A」と「B」を比較しようとしたのは、少しでも良い衣装があったらそっちを選べば良いと思ったからなのですが、結果的に全然関係のない部分が決め手となりました(;^_^A

ところが実は水面下で密かに進行中の出来事があって、それがまた話をややこしくしたのでした。(続く)

さて、密かに進行中の日経平均は昨日大幅反発。前日のNYは主力株の決算が少しずつ出てきた事でアク抜け感が台頭。中でもメリルの決算を受けて金融株中心で大幅上昇。それを受けた日経平均は朝方から堅調推移。その後も少しずつ上値を切り上げていき、ほぼ高値圏で大引け。戻り高値を更新しました。

投資判断は「買い」。本日の出来高は18億株台とここ最近では出来た方。特にGW前の閑散期にこれだけ出来たのなら上出来という気もします。為替動向も104円台に突入して円安気味。この辺りでようやく長期下落相場は完全に底を打ったと認定して良いのではないでしょうか。今買わなければいつ買うのか、という気がします。

加えて昨晩のNYはマイクロソフトの弱気見通しでナスダックこそ下落したものの、ダウは続伸。アメックスの株価上昇を受けて、引き続き金融セクターに買いが集まっています。相場の主役はいつでも金融株ということでしょうか。来週から日本はGW入りしますが、基本的には強気相場が続くものと思われます。

新興市場は「強気の買い」。昨日も高安マチマチ。主力株が好調な時は新興市場は蚊帳の外。ただ各指数のチャートも相当程度の煮詰まり感が出てきており、GW中にも爆発する可能性が出てきました。特に昨今の相場に乗り遅れている人は要注目。

ソネットエンタテイメント(3789)は反落。一時412000円まであり、25日線付近まで撤退する場面あり。先日来お伝えしているように、三角持ち合いの上限まで達した事による目先の目標達成感が下落の主因。ただ昨日時点で逆日歩が900円発生しているという好需給環境は、上昇トレンド中の同社にとって益々の株価上昇要因として作用してくるはず。GW中にも爆発しそうな予感があります。売り方はGW中どんどん逆日歩を払うのは嫌でしょうから。

オプトロム(7824)は続伸。少しずつ買い板が厚くなってきて、下がらない体質となってきました。恐らく更なる減益決算は既に織り込み済み。四季報通りDVD増強コストがなくなって来期黒字転換への信頼度が高まれば、一気に暴騰する可能性は十分あります。ここにきてようやくまともに投資対象として考えられるような下地ができてきました。最近セントレックス銘柄の動きが良くなってきて、短期資金でも入ってくるだけマシになった雰囲気も追い風。ただもう少し半信半疑ですが。

ソフトバンク(9984)も続伸。中国のチャイナモバイル、イギリスボーダフォンと携帯ソフト共同開発のニュースが出るも、アメリカヤフー買収話の顛末がどう出るかというところで強弱感対立。個人的にはチャイナモバイルらとの提携は、今は単なるソフト共同開発かも知れませんが、今後は株式持ち合い等を含めたグローバル提携に発展する第一歩だと思っています。後々効いてくる布石のあるニュースではないでしょうか。

新光証券(8606)は反発。みずほ証券との合併の再々延期を発表。来春の合併を目指すという事ですが、以前から主張しているように私はサブプラ問題がきちんと決着がつかないままの合併は新光証券側にとって何の利益ももたらさないので、合併延期を支持しています。一方、野村證券の不祥事で機関投資家が離れているという報道もあって一気に攻勢をかけるチャンスなのですが、今この時期特にコンプライアンス態勢を強固にすべきなのはどこの証券会社も共通の課題。これができてないと折角野村離れの顧客を獲得したとしても、不祥事で一気に水の泡になります。ただこれが人間性に頼らねばならない部分で一番難しいところでもあるのですが。

ダイハツ(7262)は反発。1250円まで乗せてきました。ただこの1250円超えがここ一年間で3度トライして失敗している難所。円安が残念ながら同社の場合はあまりプラスに働かないのですが、テクニカル的にはきちんと上値を切り上げている場面で貸借倍率も0.02倍と怒濤の売り長。ここが過去3回のトライと比較して強みな部分。何とか1250円を超えてくれば、上値は一気に開けるはず。

みずほFG(8411)は大幅反発。前日のメリルの決算を受けて日本でも金融株には買いが集まる状況。同社も戻り高値を抜いて50万円を目指す展開。10年物国債先物ストップ安に見られる金利高が銀行株上昇を後押し。優先株価格決定機関入りしておりますが、みずほもその辺りは必死にあの手この手を打ってくるでしょうから、売り残の積み上がり分がむしろ株価暴騰の引き金になるかも知れません。貸借倍率は0.19倍

アクセル(6730)は続落。前日の決算発表を受けて株価は軟調に。上方修正連発から上昇してきた株価ですが、来期の見通しが鈍化する事を受けて利益確定売りのタイミング。しかし個人的には昨今の8割の企業が業績を下方修正するという景気環境の中で、成長するだけまだマシという感じがします。昨日の株価も朝寄り後が安く、その後更に売られる場面もありましたが、何とか前日比変わらず近くまで切り返す展開でした。振るい落としが完了すれば株価は再上昇へ。

任天堂(7974)も続落。こちらもアクセル同様、前日の決算発表での成長率鈍化が嫌気される展開に。ただ成長率鈍化と言っても比較の対象となる分母(前期実績)が大きいわけで、やはりこの環境下で増益見通しを出せるだけすごいと思わねばなりません。あのトヨタでも来期営業利益は2割減ですから。加えて増配も発表。テクニカル的には一旦55000円までの撤退で窓埋めを完了させねばならない場面。その後の25日線を軸にした切り返しに期待したいところ。

ちなみに決算説明会ではWiiやDSの今後の売れ行きに対する疑念を払拭するために理性的な反論がなされていて説得力があります。私も以前までは疑念だらけだったのですが、やや疑念が解消されました。特にDSの「えいご漬け」が他の英語圏以外の国で売れているというのが任天堂パワー恐るべしという印象です。面白い内容でしたから、関心のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

任天堂IRより
http://www.irwebcasting.com/080425/50/index.html

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1020円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→421000円 目標75万円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→31円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→2115円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→115000円 目標20万円

新光証券(8606) 3月24日より 325円→317円 目標450円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1250円 目標1400円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→483000円 目標75万円

アクセル(6730) 4月15日より 369000円→396000円 目標50万円

任天堂(7974) 4月20日より 56800円→56700円 目標7万円

売り銘柄

富士重(7270) 4月13日より 428円→451円 目標350円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。