KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

紫七分

実は「七分袖」という単語を私は随分と長いこと知りませんでした。多分初めて知ったのは二十歳を過ぎてからのことでしょうか。ダウンタウンの松ちゃん(祝!ご結婚!!)がトークで「七分袖」という単語を使った時に、初めて「あー、そんな単語あるんだなー」と知ったのでした(;^_^A

そんな人生にほとんど接点の無かった七分袖ですが、昨年の秋にアメ横で服を選んでいた時のこと。私の行きつけの服屋で「あー、これ良いなー」と思った服を購入。試着もせずに選ぶのはいつものことでしたが、家に帰ってきて開いてビックリ(××)うわっ、これ七分袖じゃん!本当はこれから寒い冬を迎えるにあたって長袖の服を買ったつもりが、なんと七分袖だったのです。

七分袖ってかなり着る時期が限定され、そして応用の利かない存在だと思いませんか?長袖だったら暑くなってきたら腕をまくれば良いし、半袖だったら寒くなった時に上に何か羽織れば良い。しかし七分袖は?どうしたら良いの?┐( ̄ヘ ̄)┌

そんなわけで七分袖は「暖かい時期」に「しかし夜とか少し肌寒い」というような気候にしかフィットしないのです。つまり時期的には4月から6月の3ヶ月程度。この時期を逃すと来年まで着れません。

なので去年の秋に購入した七分袖は今年の春にようやくお披露目となりました。そして元を取るために現在着倒しております\(*`∧´)/「あれ?先週もそれ着てなかったっけ?」と言われてもお構いなし。とにかく元を取らないといけないのですから。

さて、元を取りたい日経平均は本日反落。NY市場がお休みの間にお隣北朝鮮ではまた悪さをする輩が居て、地政学リスクが取り沙汰される動きにも。無視しようとすると目立とうとするし、全く困ったものです。

ただ日本のマーケットは「またか」感が強く、今更円安にも向かいません。特に昨日の地下核実験ですらほとんど影響を受けなかったところは、相当な強さ(耐久力)を感じました。ただ本日の近距離ミサイル発射は海外市場がお休みで手がかり難のところに売りのきっかけとなった模様。とは言っても大したものでもありませんでしたが。

投資判断は「買い」。薄商いの中で買い材料に乏しく、底堅さは感じるものの、かと言って上昇の勢いは感じません。テクニカル的には200日線が重石に見られており、ややけだるさの感じるチャートとなっています。本日発表の信用残高でも買い残が増えており、株の先高感を感じる投資家が増えている証左となっている一方で、需給面での重石になっている点を否定できません。

新興市場は「強気の買い」。本日も3指数共に堅調。マザーズ・ヘラクレス両指数は共に年初来高値を更新し、1部市場と勢いの違いを見せつけています。日本通信(9424)が3月から株価4倍という超強気チャートになっており、1:5の株式分割を行うなんて一体何年前の新興市場の光景か、と思ってしまいます。前回から指摘しているように「為替感応度の低さ」「値動きの軽さ」「出遅れ感」といったテーマ性に乗って、新興市場全体はこれから数ヶ月は圧倒的に旬な時代がやってくると思われます。

ソフトクリエイト(3371)は続伸。昨日から底打ち反転の動きが出てきています。先週末にストックオプションの発行を発表。4月の株価650円固定の動きは、この辺りの力が働いたものと発覚しましたが、既存株主にとっては将来の希薄化懸念に繋がる事もあって残念な話。ただストックオプションが付与されれば当然役員等にも株高へのインセンティブが働く事になるため、一概に悪いことであるとも思いません。逆に株主重視の姿勢も期待できます。差し当たりこの辺りの楔が取れたこともあって、本日は1ヶ月ぶりの650円超え。新興市場株高の動きに乗れば、この株も4倍5倍は十分有り得ると思います。

ダイハツ(7262)は続落。本日は円高や相場安に加えてモルガンの目標株価引き下げも悪材料視される格好に。上昇する短期線(13週・26日)と下降する長期線(52週)とのせめぎ合いの中で、方向感に乏しい動きとなっています。それでも最近の株価推移はトヨタ(7203)やホンダ(7267)と言った「少し前までの勝ち組自動車会社」が25日線を割って軟調気味なのに比べると、底堅い動きとも言えます。

ところで今自動車業界はプリウスVSインサイトという図式で話題をさらっていますが、海外で小型車が注目を集めている事により、今まで以上に小型車(軽を含む)に強い会社が強くなっていくと思っています。恐らく今後一年間でスズキ(7269)の株価とトヨタの株価は逆転するでしょう。あくまで株価であって時価総額ではないというところに誤解の無いようお願いしたいのですが、トヨタ売り・スズキ買いの裁定取引が機関投資家の中で起き、300円という辺りが心理的目標値となり、将来的にはクロスするのはではないかと予想します。一応一年後の証拠としてここに記しておきます。

みずほFG(8411)は続伸。昨日はドイツ証券による投資判断引き下げがありましたが、ものともせず。ただ本日発表の信用倍率は2倍超えとなってきており、徐々に上値の重石要因に。残念ながらもう少し明確に景気回復が意識されてこないと、金融株買いには繋がらないのかも知れません。

ケア21(2373)も続伸。本日は大きな陽線を引いて5万円に接近する場面も。特に本日は15日に一時ストップ高を付けた水準を上回って引けた部分に大きな意味があります。15日に出来たストップ高水準(48000円)でのしこりが上値重石要因から下値支え要因に切り替わり、今後の大きな橋頭堡となりそう。出来高が少なく上昇している部分も過熱感を伴わずに自然な上昇と言え、5万円突破は時間の問題。

昨日の寄り付きよりポートフォリオ入れとなった幼児活動研究会(2152)も続伸。昨日は随分高いところで寄り付いてしまい、お陰で高いところからポートフォリオ入れとなってしまったのですが、それでも本日も堅調推移。この銘柄にしては出来ている方です。週足で見ると13・26・52週線それぞれが上向いてきており、トレンドは明らかに上向き。それでいて2000円までの価格帯出来高は極めて薄く、欲しくても買い辛いという状況を作り出しています。後は注目が集まれば一気に値が飛ぶのですが、この辺り元々長期投資という事でポートフォリオ入れしたので気長に待ちましょう。気長に。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→645円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→210100円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1787円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→122800円 目標20万円

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→908円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→229円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→9000円 目標2万円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→410000円 目標55万円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→897円 目標1000円

ケア21(2737) 5月17日より 45000円→49200円 目標10万円

ダイセル化学(4202) 5月19日より 520円→511円 目標600円

幼児活動研究会(2152) 5月24日より 1390円→1421円 目標2000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。