9/21(月)
翌日起きだして何となく午前様の気まずさを感じつつ、ご両親にご挨拶(;^_^Aご両親は特に咎めもせずに「いつ帰ってきたか全然気付かなかった」とだけ。実際には多分起こしてしまったのでしょうけど。そんな私はお昼だけいただくと逃げるように外出しました。
その日はまた夜に友達と会う事になっていました。ただ夕方までは時間が空いていたので、そう言えば東京に大学時代のバドミントン部の先輩が居るから、春前に一度電話を貰ったこともあったし久しぶりに会おう、そしてあわよくばたかろう・・・と思いつきました(;^_^A
早速先輩と連絡を取ると、残念ながら先輩は逆に嫁の実家の新潟に行っているとの事(××)あらー、見事なすれ違いでした。次回また東京に来たら連絡する事にして、今回は諦めました。
ところでそのまま先輩としばらく電話で話していたのですが、非常にショッキングな事を聞いてしまいました。我々の大先輩が自宅のマンションから飛び降り、自殺されたとのことでした。つい1ヶ月前の事だそうです。
うちの大学の大学院に入り、時々暇を見つけては我々後輩指導にあたってくれた大先輩で、後日私が会社を辞めようと思った時にも親身になって相談に応じてくれた方でした。一体何が原因でそのような事になってしまったのか。若くして出世頭で地位も高く、経済的には困るような事は何もなかったはずです。非常に優秀で頭の切れる方でした。ご病気か何かだったのでしょうか。大変残念でなりません。
私は自分の親しい人で自殺という最期を迎えた人はいなかったので、しばし途方に暮れていました。楽しいはずの東京巡りで、ショックを引きずったまま、東京駅で何とはなく降りてみたのでした。(つづく)
さて、ショックを引きずりたくない日経平均は本日反発。前日のNYダウは予想を上回る企業の好決算を背景に高値を更新。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。しかし為替の戻りが一服したことに同調して上値は重く、買い進むような気概は見受けられませんでした。後場も値幅は30円強と小さく、一日の出来高も18億株台と低調。それでも何とか100円高は維持して引けました。
投資判断は「売り」。なんだかんだで直近安値から日経平均株価は700円ほど戻してきましたが、それでもそろそろ短期的な天井だと見ています。8/26高値10668円と(8/31高値は選挙後の瞬間風速だったため考慮せず)9/24戻り高値10566円とを結んだ上値抵抗線の延長線が大体10500円どころに位置し、これが上値を抑えてくるものと思われます。
以前から言っているように年末までは緩やかな下落が継続し「アメリカ株買い・日本株売り」のペアトレードが有効な展開になってくるものと見ています。日経平均とNYダウの数字が逆転する日も近いでしょう。
為替は国債発行50兆円の報道もあって「悪い円安」に向かいそうな予感です。幸か不幸か諸外国も巨額な財政赤字の状況は同じですから大きくクローズアップされないでしょうが、日本株が敬遠される理由の一つには挙げられるでしょう。プラスには働きません。
やはり本質的に民主党も「バラマキたい症候群」があって、自民党とはあまり変わりませんね(政権交代自体には賛成ですけど)。子供手当を支給して結局はその子供達に借金を渡していく事になりそうです。丁度バラエティ番組にある、風船が膨らんでいる間にどんどんクイズに答えていって最期に風船を持っている人間のところで破裂するような、そんなゲームを想起させます。
そんな国債はいずれダレも買わなくなります。ババを引きたくありませんからね。そうなった時に日本はどうなるか?そしてそうなると日本だけの問題では済みません。今の世界経済は、どこかの国が破綻したら連鎖的に麻痺するような一蓮托生の状況にあります。国債の国際的な持ち合いがそのような状況を作り上げているのです。それは以前も書いたのですが三国志で出てくる「連環の計」のようなもので、小舟同士鎖で繋げば揺れは小さくなりますが、一ヶ所に火が付いたら全体に燃え広がるような危うさを秘めているのです。
夕張市のような状況が、多分私の生きている間に日本全国で発生するのかなという気がします。早く宇宙とかに脱出しないといけませんかね。最悪脱出できなくても自分の資産は自分で守れるように、今のうちから色々と手を打っておかねばならないでしょう。株式投資の経験を積むのもその一貫になると思います。
新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。日経JASDAQ平均・マザーズ指数は概ね戻ってきましたが、ヘラクレスはまだ厳しさを残しています。これも以前から言っているように、ひとしきり決算が出てこない事には反発のきっかけが掴めません。明後日のWindows7の発売も、個別には影響を与えそうなものの、ネット関連銘柄という枠では直接的には影響がなさそうです。
ソフトクリエイト(3371)は反落。急落からゆっくりと値を戻してきましたが、10/2急落時の窓を一つ埋めたところで一服感。それでもテクニカル的にはMACD・パラボリックが好転し、これからというチャートに。
ソネットエンタテインメント(3789)は続伸。前回「来週にも大幅高が見られそう」と書きましたが、一応本日の上昇にて結実しました。まだまだ物足りない感じも受けますが、この銘柄にしては大きく上がった方。テクニカル的には75日線を突破し一目均衡表の雲も抜けたため、トレンド転換の兆し。20万超えで52週線も明確に抜けてきたら、いよいよ昨年5月からの長期下落トレンドに終止符が打てそうです。
ソフトバンク(9984)も続伸。こちらもテクニカル的に一目均衡表の遅行線が実線を上抜き、日足は雲を抜けて強気なチャート。8/14高値と9/11高値を結んだ上値抵抗線の延長線上も突破してきて、年初来高値2150円トライの動き。本日発表の信用倍率も1.3倍と改善。ここから相場の主役に躍り出そうな雰囲気が出てきました。
東芝(6502)は反落。朝方はアップルの好決算から昨日に続いて年初来高値更新の動きとなったものの、昨日既に材料視されていた部分もあって、次第に出尽くし感が台頭。ただ本日発表の信用倍率は1倍割れと、踏み上げ相場本格化の動きが強まってきました。当面5日線を支持線とした上昇トレンドになるでしょう。
ところで最近個人的に気になっている銘柄があります。ただポートフォリオ入れとはしませんがご紹介だけ。オプトロム(7824)です。
だいぶ昔に当ブログでも取り上げて、何とか無事売り抜ける事に成功しましたが、その後はずっと株価が低迷して解散価値を下回っている状況が続いています。同社はDVDのメディア等を制作する会社でしたが、DVD全体の業界縮小から株価は低迷。
その後の打開策として筆頭株主のIR会社フィナンテックの助言を受けて、既存の事業とは180度方向転換してエネルギー関連商品を開発・販売しています。その時流時流のテーマに合わせた商品開発・発表をしており、正直ちょっと胡散臭さは否めません。末期的な印象すら感じます。
そんな現在はLED照明の手前に位置する「CCFL蛍光灯」なるものを販売しています。それは今のエコに合わせた商品で、現在使用されている一般的な蛍光灯よりも消費電力は半分、寿命も10年と長持ちな部分が売りです。
正直大手によるLED照明参入によって、CCFLは歴史の狭間に埋もれてしまうのかなー・・・と思ったのですが、意外にもここ最近のIRを見ると導入事例が増えてきているんですね。会社の方も(と言うよりも筆頭株主が)株価を気にかけて、株価20円割れが現実味を帯びてくると立て続けにIRを出して、好材料を演出しています。それに合わせて株価も30円にまで回復してきました。
正直業績にどの程度影響を与えるか微妙なところですが、株式の世界は投資家に夢を与える銘柄が強いです。まして名証セントレックスに上場している同社のようなところは、ちょっとお金持ちが本気を出せば大きく動く市場ですから、個人投資家好みとも言えます。
最近の動きを見ていると30円から離れたくてうずうずしている感じです。もし31円を抜けてきたら、突然高の展開もあるかも知れません。こういう企業は好IRが連発するものです。久しぶりに面白そうな動きが出てきました。
リスクが高く玄人向けの銘柄ですからポートフォリオ入れとはしませんが、市場の膠着感に合わせて低位株が動意付く相場になった時に強いかも知れません。参考までに。
以下ポートフォリオの値動きです。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→816円 目標6000円
ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→196700円 目標75万円
ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2115円 目標3000円
メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→665円 目標1000円(200分割考慮)
ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→958円 目標1500円
みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→182円 目標700円 (1000株単元変更考慮)
SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→12990円 目標2万円
東芝(6502) 8月18日より 455円→525円 目標700円
三井海洋開発(6269) 9月10日より 1933円→1906円 目標2500円
ヤクルト(2267) 10月3日より 2240円→2350円 目標3000円
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。