今日は3月の成績発表です。3月は右肩上がりの好調相場でした。ところが私のポートフォリオは・・・。早速検証してみましょう。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371)
2005年12月2日後場より 3470円→920円(先月)→899円(24営業日保有 下落率2.3%)
予想通り3月期末の配当・優待権利獲りが済むと急落。ただ前回の権利落ち後に比べると底堅いです。上昇トレンドには変化無くこのまま1000円を目指せると思いますが、為替が円安傾向にある今は内需銘柄よりも輸出銘柄に妙味があり、上値は重いのかも知れません。今更新興市場株高の影響も波及してきませんし。出遅れ感は強いので、上場来高値更新のタイミングを図りたいところ。
ソネットエンタテインメント(3789)
2006年1月20日より 390000円→232000円(先月)→232800円(24営業日保有 上昇率0.3%)
週足の三角持ち合いを脱してから上昇トレンドは維持。ただこちらも内需系銘柄という事で動きは緩やか。グループ各社の上値も直近総じて重いので、面白味に欠けます。それでも手堅い上昇はもうしばらく続きそう。恒例の上場株式のみで評価した一株当たりの株価は44.7万円。
ソフトバンク(9984)
2007年10月5日より 2400円→2327円(先月)→2338円(24営業日保有 上昇率0.5%)
一時は三角持ち合い下放れから下降気味となるも、ソフトバンクモバイルの携帯電話基地局倍増計画の発表により電波状況の改善による顧客離れ抑止効果から、ここにきて株価も元気を取り戻してきています。
また子会社ヤフー(4689)が中国のタオバオとネット通販サイト相互接続というニュースを受けて、日中最強連合が誕生するとの思惑から株価が堅調。やはり内需系銘柄という事で目先上昇力は弱そうですが、需給好転によりトレンドは上向き。
メディカルシステムネットワーク(4350)
2007年10月15日より (200分割考慮)585円→680円(先月)→685円(24営業日保有 上昇率0.7%)
引き続きつまらない相場展開になっています。こちらもやはり内需系。特段材料も出ないため動き辛く、割安感だけが頼り。それでも高値圏でキープしていますから、上放れの動きが出れば目立ってくるでしょう。
ダイハツ(7262)
2008年3月25日より 1141円→849円(先月)→894円(24営業日保有 上昇率5.3%)
株価はもみ合い症状で900円を挟んだ値動きが続いています。週足で見ると08年10月と09年11月の安値を結んだ下限と09年8月と今年1月の高値を結んだ上限に挟まれた三角持ち合いの中にあり、今はその上限に接する状態。ここを上抜ければ1100円越えの波動となるはずです。円安により自動車関連株が強く、突破は時間の問題。
みずほFG(8411)
2008年4月15日より (1000分割考慮)433円→172円(先月)→183円(24営業日保有 上昇率6.3%)
配当落ちを通過して、現在は下値を固める過程。ストキャスも好転間近ですから、間もなく再反転してくると思います。また4月は同社の増資懸念が再び首をもたげてくるものと思われますが、株価持ち直し過程における増資発表は影響も軽微に済むでしょうから、もし実際に発表されるのであればむしろアク抜け感に繋がるでしょう。
ところでTOPIXもようやくリーマンショック後高値を更新してきたため、いよいよ銀行株の出遅れ感が強く意識される段階になると思われます。第一生命(8750)上場のために換金売りも意識されましたが無事通過。4月は決算シーズンとなって企業の業績改善傾向が再認識されれば、資金の出し手である銀行の利益も伸びてきます。テクニカル的には52週線と200円という上値の突破が実れば、一気に300円というのも夢ではないと本気で思っています。
SEH&I(9478)
2008年5月28日より 13000円→9750円(先月)→10990円(24営業日保有 上昇率12.7%)
このところ何故か株価が底堅く、個人的には不気味に感じています。新興市場高の出遅れ物色と片づければそれまでですが、11100円に鎮座する330株の売り板に怯む事がない動きは、突破後の大幅高を意識させてくれます。ちょっとキナ臭いですがXデーは近いと見ています。
コメリ(8218)
1月4日より 2579円→2406円(先月)→2435円(24営業日保有 上昇率1.2%)
こちらも現在の上昇相場の中で物色圏外の銘柄に。週足の三角持ち合いは煮詰まりつつあり、後は上下どちらに放れるかの問題ですが、信用倍率は優待のタダ獲りの影響があるとは言え売り長の状態ですから、上放れる事になるでしょう。為替が円安に向いている間はやはり相対的に魅力が薄いですが、次の決算発表は期待できそう。今月下旬発表予定になっていますが、その前に上方修正が出るか。
トヨタ(7203)
3月4日より 3390円→3775円(20営業日保有 上昇率11.4%)
リコール問題による急落からのリバウンド狙いでポートフォリオ入れ。現在のところ順調に回復軌道にあり、実売に関してもアメリカでの3月の販売台数は前月比40%超の急回復に。連日報道されていた問題もメディアによる捏造疑惑で一気にトーンダウン。勝手なものです。
為替の円安に歩調を合わせるような形で上昇が続いていますが、まだまだここからが本番です。日本株の上昇はトヨタに合わせた形となって続くでしょう。
ヤーマン(6630)
3月11日より 2230円→1857円(14営業日保有 下落率16.7%)
久しぶりにやってしまった銘柄になってしまいました。ポートフォリオ入れ直後は大幅高だったのですが、直後に発表された決算の中身が投資家の失望売りを誘ってしまった格好に。個人的にはそこまで売り込まれる筋合いは無いと思ったのですが。もう少し戻りを待ちたかったのが本音ですが、これだけ上昇している銘柄がたくさんある中で、敢えて戻りを待つのも得策ではないと思い損切りとしました。無念。
売り銘柄
JT(2914)
2月9より 319000円→322500円(先月)→340000円(15営業日保有 上昇率5.1%)
国内の喫煙に対する締め付けから売りポートフォリオ入れとしたのですが、底堅い動きを続けました。ディフェンシブ性もあって相対的に弱いと思ったのですが、それなりに上昇を続けています。その結果損切りラインに到達してしまったので損切りとしました。残念。
以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
結果−0.01(%/営業日)という結果が出ました。
計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計11で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。
ちなみにその間
日経平均 2/26終値10126円→11286円(24営業日 上昇率11.5%) 0.45(%/営業日)
TOPIX 2/26終値894→989(24営業日 上昇率10.6%) 0.42(%/営業日)
今月はベンチマークに大敗。全体的に内需系銘柄の多いポートフォリオだったこと、そして決算直前のヤーマンを入れてやられてしまったところが痛手でした。折角の上昇相場に乗れなかったのが非常に悔やまれます。
そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。
KA指数340.7ポイント
となりました。微減ですがベンチマークのパフォーマンスを考えると、本来は10%以上上がらなければいけなかったのです。非常に残念。相場全体の読みはほぼ完璧に当たっていたのですが、森を見て木を見れませんでした・・・
気を取り直して4月の日本株の推移ですが、引き続き非常に良好な相場環境がしばらく続くと見ています。決算発表シーズンが始まると少し勢いは止まりますが、調整らしい調整は日柄のみで、何か政治的な大事件が起こらない限りは急落の心配は無いと見ています。
よく騰落レシオや移動平均乖離率を用いて過熱感が指摘されますが、基本その辺りは心配ご無用。本格的な上昇相場において過熱感は当たり前の事で、むやみにその辺りを心配したら乗り遅れるだけです。リーマンショック後の急落の方がよっぽど「過冷」でしたから。
目先の目標は多くのアナリストが指摘するように12000円が妥当なところと見ています。12000円までは真空地帯のため、面白いようにスルスル上がっていくでしょう。それでも12000円到達後はさすがに一服感が出てくると思います。とりあえず4月中には達成できるでしょう。
その後は軽い調整を経て、5月・6月と上昇が続くと見ています。それは各社の決算が出そろい、為替の円安などを背景に回復基調を鮮明とした好業績見通しが続出するからです。「今の株価推移が既にそれを見越してのものだ」「含んでいる」という見方もあるでしょうが、私は更にそれを上回る期待感が高まってくると見ています。
為替も100円を突破してくるでしょう。明らかに相場はどれをとっても上げ潮ムード。これに乗らない手はありません。新興市場も併せてまだまだまだまだ上昇が続くものと見ています。今までの下落相場を見れば、この程度の戻りで過熱とは言えません。各市場は24ヶ月線を超えてきており、いよいよ今度こそ本当にライブドアショック以後の呪縛から解き放たれる時が来たのだと見ています。
そして今回はそんな新興市場を代表する銘柄ACCESS(4813)を買いポートフォリオ入れ銘柄としたいと思います。かつての主力商品だった携帯向けブラウザはiPhoneやグーグル携帯等のスマートフォンの躍進で、シェアが縮小しています。今はパッケージ型ソフト開発にシフトしつつあり、業績は復調傾向。今期も黒字を予想しており、新興市場と同じく長きに渡る下落トレンドからようやく脱しつつあります。
テクニカル的には75日線を超えて上値を抑えている部分を突破。そして一目均衡表の雲からも抜け出ました。まずは1/25急落時の窓を埋めに行く動きになるでしょう。週足で見ても2008年安値の93000円と今年2月安値101200円がダブルボトムとして意識され、一目均衡表の雲のねじれ部分に向けて上昇が期待されます。
また新興市場銘柄の中では出遅れ感が目立っており、これから耳目を集める可能性は高いです。目標株価はひとまず18万円。
もう少し文字数に余裕があるので日本海洋掘削(1606)も買いポートフォリオ入れとします。先日は「オバマ大統領が東海岸沖合の油田・ガス田掘削を容認」とのニュースが出て、関連銘柄として買われました。そのお陰で上場以来続いていた下落相場に終止符を打ち、25日線を突破。反転攻勢の狼煙を上げました。
目標株価は6000円。両銘柄共に月曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。