KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

奈良ならでは その4

東大寺を通り過ぎて二月堂へと向かいます。二月堂は「お水取り」という行事が有名で、3月上旬になると闇夜に松明を煌々と輝かせて、非常に幻想的な雰囲気を醸し出します。元々は若狭井という井戸から観音さまにお供えする「お香水」を汲み上げる儀式で、この行を勤める練行衆の道明かりとして松明が灯されるとのことでした。残念ながら我々が行ったのは3月下旬だったので、普通の二月堂を見学するだけでしたが(;^_^A

また二月堂に昇ると奈良市内が一望できました。こうやって1300年前の僧侶も奈良盆地を見渡していたのでしょうか。奈良の歴史の移り変わりを見守ってきた場所でもあります。

それにしても他にも三月堂、四月堂はあるのですが、残りの月の堂は?(・・;)謎だったのですが、帰ってきてからネットで調べると、それぞれその月に大事な行事が行われる堂にそういう名前がそれぞれ付いただけなのだとか。だから別に12月まで全部が揃っているわけではないようです(;^_^A

ところで「堂」と言えば「風味堂解散」のニュースが本日伝わってきました(T_T)ファンだった私はとても悲しい(T△T)全く関係無いですが・・・

気を取り直して休憩所で少し休憩し二月堂から降りると、見知らぬおじさんにカメラのシャッターを押して欲しいと頼まれます。ブログの写真を見て貰うとわかる通り、私は撮影があまり得意ではありません(;^_^A最新式の手ぶれ機能も受け付けないピンボケっぷりですし、アングルや人と景色の対比の決定などにセンスがありません┐( ̄ヘ ̄)┌ですから「いいですよ(^^)」と引き受けるのは良いものの、いつも内心ドキドキします( ̄Д ̄;;

特に最近ではデジカメですから、撮ったその場で写真をチェックできます。なのでそれをチェックしたおじさんの顔がどう変化するかをいつも伺います。それはまるでレポート提出後の教授の評価を待つ学生のよう(・・;)「ありがとうございました(^^)」と笑顔で言われますが、内心何て思っているやら(-。−;)我々が見えなくなってからまた誰かに撮り直しを頼んだりされると傷つくので、しばらくその場に止まっておじさんの影を見送ってから我々は移動しました(-。−;)

二月堂を過ぎると我々はぐるっと回って春日大社へと向かいます。(つづく)

さて、ぐるっと回ってGW明けの日経平均は本日大幅反落。連休中の海外市場がギリシャを巡る混乱やPIIGSの格付け不安を受けて大幅下落となった事を受けて、連休明けの日本株にも売りが殺到。いきなり10700円台での攻防となりました。

前場こそその水準でのもみ合いでしたが、後場にはアジア株安やアメリカ雇用統計などに向けた様子見ムードが高まってジリ安の展開に。結局引けでは10700円割れの水準となり、嫌な5月のスタートとなりました。6日新甫の5月はどうなるのでしょう?

投資判断は「中立」に。前回にも書いたようにアメリカが完全に下落トレンド入りしてしまったため、投資判断を一段階引き下げせざるを得ません。テクニカル的には一目均衡表の遅行線が実線を下回ってしまい、短期上昇トレンドは明確に終了。雲上限に乗っている格好になっていますが、いつまでこの水準を維持できるのかどうか不透明です。

ギリシャ問題は完全にトレンドを下方転換するきっかけとなってしまいました。一時はギリシャなんてGDPも小さいし大した問題にならないという声も挙がりましたが、いつまでもくすぶり続ける火種となっていて、この辺りの推移がサブプラ問題の時と似ています。あれも当初は大した問題にならないと言われていましたから。

ただサブプラで十分傷ついてそこから何とか這い上がってきた世界は、今回の問題でリーマンショック程の衝撃を受けないと思います。各国首脳は、今のグローバルリンクの経済では各国で協調してすら金融危機は抑えがたい事を学んだので、少なくとも事態が破綻する前に協調しないと大変な事になると理解しているからです。ドイツを含めユーロ圏各国の立場・主張は当然ですが、最終的には先進国は勿論のこと、PIIGSから縁遠いはずの新興国まで含んだ超大型支援が合意することで、騒動は一段落すると見ています。

問題はそれがどれ位の期間でまとまるかという部分。もたもたすればそれだけ傷口が広がるため、各国首脳の政治力が問われる問題となりそうです。早ければ抑えられる危機も遅れれば手遅れになりかねません。ドバイショックは近隣の仲の良い金持ちが融通してくれますが、ヨーロッパ各国は格好こそは良いものの、内情はどこも火の車です。

個人的な感想として、ギリシャ国民に対してある種の同情は禁じ得ません。「13兆円以上支援してもらうつもりなのに甘い」という声もありますが、今までギリシャ国民はこれだけの末期的な症状を「いや、まだ大丈夫だから」と半ば隠すようにアナウンスされて、だましだまし生活してきたのです。それを反故にされたわけで、その不満が爆発してもおかしくはないでしょう。

それは翻って日本にも同じ事が言えそうです。日本の国債発行額だって既に危険水域。でも「日本は国民の貯蓄でまかなえているから」というロジックで押さえ込まれています。それが一度決壊したら、ギリシャの比ではありません。同じような事態になった時、世界中から非難されて皆さんは我慢できますか?

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。朝安後切り返す動きが出たものの、結局は売られてしまいました。ヘラクレス指数はダヴィンチ(4314)やコマーシャルRE(8866)といった不動産銘柄の上場廃止が相次いだ事によって、不動産関連銘柄の多い同市場は下げ幅が大きくなった模様。

このところ少しダレてきた形の新興市場ですが、まだ25日線は上昇トレンドを継続中という事もあってまだ東証1部市場銘柄に比べると勢いがあります。新興市場はまだこれから決算がポツポツと出てくる段階なので、引き続き個別銘柄の値動きの良い銘柄を狙い撃ちする作戦になってくるかと思います。

ソネットエンタテインメント(3789)は反発。朝安後は子会社DeNA(2432)の好決算を受けた8日続伸という堅調相場に連れ高。孝行息子がいるものです。ただ孝行息子の株価はこれで目先天井と言わざるを得ないでしょう。上場来高値を更新できればもっと勢いが付いたのでしょうが、そこまで買い進めなかったところが重石に。

一方同社の方はまだ出遅れ感が強く、循環的に買われる可能性が高いと見ています。テクニカル的にも包み陽線を出してきました。少なくとも短期的には来週発表の決算に向けて、期待感が高まる展開となりそうです。

メディカルシステムネットワーク(4350)は続伸で東証2部上場来高値を更新。朝方4/30に入った信用買いのクロス取引と見られる売買をこなし、その後は薄商いの中で高止まりでした。クロスのあった780円はしこりにならないので、引き続き800円を目指す動きになりそうです。トレンド維持のこのままホールドで。

みずほFG(8411)は大幅安。債権不安を背景に世界の金融株が下げ、日本の金融株にもその順番が。テクニカル的にも週足のパラボリックが暗転してしまったため、当面は上値の重い展開が続きそう。信用買い残も多く、世界的な合意による金融株の反発が出るまでは動き辛いところ。

トヨタ(7203)は反落。日本株を代表するコア銘柄の下げは当然ながら、本日は為替の円高傾向により自動車株全般的に売りが膨らむ展開に。3日に出されたアメリカ自動車販売台数が3位に転落してしまった事も逆風。増加率も市場予想を下ブレてしまいました。4/23の安値を下回ってしまった事からも短期下落トレンドは継続中なものの、一方為替も次第に落ち着いて来ようことから、ここからそれ程激しく下落する事はないと思います。しばらく様子を見たいところ。

ファーストリティリング(9983)は続落。引け後に4月のユニクロ既存店売上高を発表。前年比12%減という事で、天候不順による衣料品販売の低迷がくっきりと出てしまった格好。新型ブラトップの発表もあり、またGWは全国的に晴れ、気温も随分と暖かくなってきましたから、5月からは売れ行きも戻ってくるでしょうが、とりあえず目先数週間は下落が続く事がほぼ確実となったと見ます。

そんなわけで目標株価を12000円にまで引き下げます。昨年10月に開けた窓(12210円〜12910円)を埋めに行く動きになると思いますので。

本日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとなったJT(2914)は反落。ただ一時プラス圏に戻す程のディフェンシブらしさを見せつけました。一方テクニカル的には25日・75日線に跳ね返されるという弱さも示した格好になっていますから、当面安心して売り目線で見ていけると思います。

ところで前回のつぶやき銘柄キトー(6409)はイマイチパッとしませんが、板を見ているとプログラム売買的なものが活発に入っている事からキナ臭さを感じます。来週月曜位までは様子見。

そして本日のつぶやき銘柄はセルシード(7776)。悪決算と同時に出た特許IRによって値を飛ばしました。決算内容の方はバイオ関連銘柄の赤字はある種自然ですから、気にする必要は無いと思います。

本日の寄り付きを下回ったので需給面は弱そうですが、VWAPとはそれ程乖離していないですし、初値を上回っている事もあるので、5日線タッチ→反転上昇は十分望めると見ています。もしそれで上場来高値を抜けてくるような事があれば、トランスジェニック(2342)のような値動きも期待できます。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→920円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→249000円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2074円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→779円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→869円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→174円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

トヨタ(7203) 3月4日より 3390円→3550円 目標4800円

ACCESS(4813) 4月3日より 156000円→154900円 目標18万円
 
売り銘柄

ヤクルト(2267) 4月14日より 2508円→2395円 目標2300円

ファーストリテイリング(9983) 4月18日より 14300円→13870円 目標12000円

JT(2914) 5月2日より 320000円→323500円 目標30万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。