KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

[[今週のお題]] 2丁目の朝日 その1

日曜に大学時代の友人の結婚式が東京で行われ、それに参列してきました。というわけで土曜〜火曜まで東京に行ってきました。例によって旅日記とすると共に、また私らしいネタもたくさん仕入れてきましたので、長くなるとは思いますけれどお付き合いいただければと思います(;^_^A

9月11日(土)
15時頃。新幹線で上野駅に近づいてくると、建設中の「スカイツリー」が見えてきました。スモッグがかかる東京の空に突然浮かび上がるスカイツリーは、まさに摩天楼。旅行客を歓迎してくれています。私が3年前に住んでいた時にはなかった人工建造物の、そのスケールのでかさにまず圧倒されます(××)さすが大都会東京。

私は当日は結婚式会場である九段のホテルに宿をとってもらったので、まずは電車を乗り継いでホテルへと向かいました。ホテルに到着するといきなりフロントで今回の結婚式の新郎である友人と出くわし、二言三言挨拶。

とりあえず夜に他の大学時代の友人達と前夜祭めいた感じで飲み会をするとのこと。それまで時間があるため、私はスカイツリーを間近で見てこようと思いました。

というわけで九段から最寄りの押上に・・・といきたいところですが、いきなりスカイツリーの真下に到着するのは何だか味気無い┐( ̄ヘ ̄)┌なので錦糸町の駅から歩いて、少しずつ近づくにつれて大きくなっていくスカイツリーを堪能し、その醍醐味を味わおうとしました。これでこのスカイツリーとの対面を、より一層効果的に演出しようと。

総武線で両国に近づいた辺りからスカイツリーが見えます。よしよし、これは良いロケーションだな。やがて錦糸町に到着し、北口から出ます。

・・・全然見えんやん!!( ̄Д ̄;;高架の総武線からはよく見えましたけれど、降りてしまうと駅前のビルが高くて、どちらの方角にツリーがあるかもわかりません┐( ̄ヘ ̄)┌富山にある「クロスランドおやべ」のランドマーク「クロスランドタワー」なんて118mの高さですが、数10km離れた場所から余裕で見えます。その数倍高いのに見えないなんて・・・(T_T)

そんなこんなで早速東京砂漠の洗礼を浴びた私は、全く醍醐味もへったくれもない状態で、トボトボと20分歩いて押上の方に向かいました。(つづく)

さて、トボトボと歩いていきたい日経平均は本日反落。前日のNYダウは経済指標の伸びが鈍化したことを受けて上値の重い展開でしたが、ここ最近底堅い動きを続けてセンチメントが改善されてきていることから堅調推移。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日は突然の為替介入に湧いて為替、株式市場共に急反転を見せましたが、日銀は欧州外為市場でも介入を実施。一気呵成の反撃に出ている流れが朝方も持続しました。ただし為替がこれ以上円安に振れないところを見ると、上値が次第に重くなる展開に。

ジリジリと上値を押されて後場はマイナス圏スタートとなると、前日終値を挟んで一進一退の動き。結局は9500円は維持したものの、小幅安で引けました。

投資判断は「強気の買い」。しばらくお休みをいただいている間に代表選は決着し、為替介入というビッグイベントがありました。私は先週末のメジャーSQから流れが変わると書いていましたが、今回の為替介入に関しては予想外でした。そしてこれもやはり以前から書いているように介入によって流れが変わるとも思っていません。

なので株価は上がっていくだろうけれど、それは介入の結果ではなく、タイミングとして反発のタイミングと重なっただけ、という認識です。

為替介入はよく言えば「政府の姿勢を示す示威行為」となりますけれど、実態は為替取引参加者に対するバラマキ以外の何者でもありません。

まして今回は2兆円規模の介入を既に行ってしまいました。逆に言うとこれ以上の介入は考え辛くなってくる事から、円買いポジションを新たに立てる筋を勢い付かせる事にもなりかねません。

ですから大筋では私は今回の介入に否定的です。ただし起きてしまった事に文句ばっかり言っても詮無いですし、公平に良かった点についても言及すると、今までの介入と違って実力以上に買われ過ぎていた円に対して、円買い投機筋に対する威嚇射撃をしたという点です(それでもカラスはまた集まってくるのですが)。

過去にあった介入場面は、円が妥当な水準だったのに産業界に気遣って行った「無理な」介入。今回は買われ過ぎの円を是正するための「需給を正す」介入。そういう背景の違いがありますから、過去の介入と比較すると正当性や効果の面で評価できる部分もあります。

また金額の大きさも正しいと思います。やるなら一気にドカンとやった方が良いでしょう。昔の戦争での兵法ですが、相手方に自国の兵力がどれだけあるか知られていない状況において、戦場に援軍を小出しにしていては効果がありません。自国に予備兵力を残す事無く、城を空にする位の大胆な援軍を一度に用いる事で「これだけ援軍に来るのであれば、相手の兵力はいかほどのものなのか?」とビビらせることにより、腰を据えていない相手方の戦意を喪失させ、退却に追い込む事が可能なのです。

ここで重要なのは2点。こちらの兵力(=資金力、本気度)が知られていないこと、相手方が腰を据えて攻めてきていないこと(=実需の円買ではなく、単に時流に乗ってみただけの円買いが多い)です。これらが揃っている時には思い切った額の介入が有効です。

特に今回は菅政権が確立し、市場にとってはマイナスな印象を与えた直後の介入だったので、タイミング・金額はバッチリこれらの投機筋を駆逐するには適切なものでした。

というわけで、今回の介入に対する今回の私の意見を総合すると「すべきではなかったけれども、中途半端な形ではなかったから一定の評価はする」という感じでしょうか。

ただし私はあまりこの言葉好きではないのですけれど「本質的には何も変わっていません」。日米の金利差や金融緩和の姿勢が変わったわけではありません。そんな中での介入は、時間でならせば今無理をした分、より円高になる可能性を孕んでいます。また統計的にも9月下旬辺りから約一ヶ月間は、夏場の円高局面に続いてもう一度円高に振れやすい時期でもあります。

と言うわけで介入は単なる時間稼ぎにしか過ぎません。勝負はむしろこれからで、どれだけ有効な一手を日本が打てるか、あるいはアメリカが打ってくれるかで、円安転換か円高継続かが決まります。

一方で株式市場の流れを見ると、為替介入の影に隠れてしまっていますが、株式の需給に関する指標が先行きを示してくれます。例えば空売り比率は相変わらず25%近い水準をキープしています。これは前回も書きましたけれど陰の極によく見られる比率であり、逆に言えばこれだけ空売りが入っていても下げ渋っているという見方が正しいのかも知れません。

出来高も18億株台と、上旬に比べて膨らんできました。メジャーSQ通過後の需給の好転も見逃せません。一応ラマダンも明けましたし、ここからもうしばらく円高に向かっていくと見られるのであれば、円高による資産価値の上昇を見込んだ外国人買いが入ってくるチャンスを、今回の介入による円安は提供しているのかも知れません。そちらの方が輸出企業の業績に与える好影響よりも、直接的に株式市場にとって好影響を与えるでしょう。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。為替の変動が激しい今週は、新興市場も蚊帳の外という感じです。昨日IPOのフーマイスター(3165)も公開価格割れのスタート。本日もセカンダリーでの盛り上がりも見られません。やはりM&Aで新興市場が買われるというような目立ったきっかけが出ないと、動き辛い市場でもあります。

ポートフォリオ銘柄】
ソフトクリエイト(3371)は反落。月曜引け後に10円増配を発表。その後は期末権利取りの動きも強まって、上放れの動きが出てきています。増配によって9月中間期の好業績も暗に示した格好。週足もMACDが好転して、中期的に買いの流れ。

それにしてもようやく同社も動いてきました。総資産の半分が現金性の資産であり、財務面では全く心配の無い会社ですから、自社株買いか何かして欲しいところでした。以前から四季報で「増配か?」と書かれていましたが、今回の四季報発売に合わせてようやく動いたという感じでしょうか。そんな四季報の予想を上回る10円増配としたところが憎いですね。あとは1部上場が目標でしょう。

ソフトバンク(9984)は続伸。前回「再度年初来高値を目指す動きになりそう」としましたが、一本調子で更新してきました。本日はユーロ建て社債の早期償還を出してきましたが、一段と有利子負債を削減する姿勢を見せています。多分より円高になるところまで引っ張って、できるだけ安く済まそうと思っていたのでしょうけれど、政府の介入に慌てて償還を決めたのでしょう。

いずれにせよ、財務体質改善はプラス材料として認識されているようです。テクニカル的にはもう一頑張り欲しいところで、今の水準から一旦下落してしまうと三尊形成と認識される可能性があり、先々株価推移的に苦しい展開となってきます。各指標は短期過熱感を出していますが、せめて終値ベースで7/28の2625円超えを見せて、新値足の陽線を抜き出して欲しいところ。

みずほFG(8411)は小動き。バーゼル委員会自己資本比率規制「バーゼル3」の内容決定を受けてアク抜け感が出たものの、相変わらず上値の重い展開に。信用買い残はなかなか減りません。

ただ度重なる金融危機に大きく傷ついた海外の銀行が大きく動けない一方で、傷の浅い邦銀は海外に打って出るチャンスでもあります。リーマンショック以後、海外の銀行に次々出資してきて、今まで周回遅れだった海外での融資業務などにおけるシェアを獲得してきました。利益水準も急回復を見せて、リスク的な投資を制限されつつあるアメリカの金融機関などとの差を埋めてきています。ここからの日本の銀行は、もう少し積極的にリスクを取っていく事で、世界に名だたるギガバンクに生まれ変わる事も可能だと思います。

・・・そんなわけで久しぶりに調子に乗ってたくさん書いたら文字数制限に引っかかってきましたので今日はこの辺で。

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