KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

2丁目の朝日 その2

前回の東京話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20100916.html

錦糸町から押上方面に歩いていくと、時折ビルの隙間からスカイツリーが垣間見えます。しかしてっぺん部分がチラッと見えるだけで、何だかやらしく焦らされている感じがします(-。−;)

そしてようやく到着したツリーの足元から見上げると・・・デカッ!!(××)やっぱりその高さ尋常じゃありません。私が人生で見た人工建造物で、一番高いものです。

足元には現在の高さが表記されていました。448m by大林組。元々は高さ世界一の610mの予定で建設を始めたところ、お隣の中国で同じく610数メートルの電波塔を作る計画が持ち上がり、負けじと634メートルに変更したのだとか。「武蔵」にちなんで語呂が良いので634メートル、と(;^_^Aもしこれが国民の税金を使っているのであれば蓮舫議員に「No.2じゃいけないんですか!?」と言われていたのかも。

それにしても真下から見上げると、大空に吸い込まれていくバベルの塔です。しばらくその偉丈夫に圧倒されて、ただひたすらあんぐりと首を持ち上げて眺めていました。そして工事自体は休日のためお休みのようでしたが「あのてっぺんに乗ってるクレーンが落っこちてきたら死ぬな(-。−;)」と思ったりしました。

もしスカイツリーを見に来るのであれば、晴れた日の青空とセットで見るべきだと思います。私は夕方のまだ少し空に青さが残っている17時頃に到着しましたが、その青空とツリーの壮大なコントラストがたまりません。

・・・という私の興奮を、同じく結婚式に出席するため広島からやってくる友人にメールをしたところ「んじゃ品川着いたらホテルに寄らずにそっちに直行するよ」と返信が。この建設中のツリーの麓で数年ぶりの再会を果たす事になりました。

彼が到着するまであと30分位あったので、私はもうしばらくツリーの下でその壮大さを眺めたり、写真を撮ったりしていました。しかし空は段々と暮れていき、友人は残念ながらこの素晴らしい青空とのコントラストは拝めそうにありませんでした。(つづく)

さて、コントラストの大きい日経平均は金曜反発。前日のNYが堅調持続だったことを受けて朝方から買いが先行。後場には新内閣の陣容が次々と明らかになると、期待感から買いが継続。3連休前にもかかわらず、ムードの良い終わり方を見せました。

投資判断は「強気の買い」。足元では為替介入が効いて反転上昇している格好。すると今まで「単独介入なんて効果がない」と言っていた各ストラテジストも手のひらを返して「だから私は介入すべきだと言っていた」なんて厚顔無恥にも言っています。

そんな私は誤解の無いよう、今までブログで書いた履歴を見て貰ってもわかるように「それでも介入はすべきではない」論者です。この論を曲げるつもりはありません。

時間軸を長くとって見ると、介入による反発は単なるトラッキングエラーにしか見えません。市場という巨大な生き物を世界各国の政府が一致団結しても制御できないことは、リーマンショック後の市場の混乱を見てもわかります。それを市場に直接資金を投入するという荒技で何とかしようというのは、単なるプロモーション以外の意味はありません。

今回使用された2兆円という資金は税金であり、無論将来反対売買によっていくらかは返ってくるでしょうが、今までの歴史を見ても著しい損害を受けます。それも前回も書いたように輸出業者へのバラマキであり、原料等を輸入する会社にとっては営業妨害であり、それを見切ったヘッジファンドやFX投資家へのボーナスにしかなりません。

介入というのは安直な世論に負けた政府・日銀の愚策と思います。一時的な痛みを緩和するためのモルヒネに過ぎませんが、その根本的な痛みをとる治療をしないと、続けて何度もモルヒネを投入する必要があり、そうこうしている間に患者が弱っていく、という事になりかねません。

ただ別の意味で、つまり9月末決算企業に対するドレッシング買いというニュアンスでは「我ら民主党は企業にも優しいよ」という宣伝ができたのではないでしょうか。つまり民主党にとって、産業界の支持を取り付けるためのプロパガンダになった、と。そんな票集め的な駆け引きよりも、本質的な不況に対する解決(=出口戦略に向けた政策)を急いでもらいたいものです。

それはそれとして株価はメジャーSQ通過後の今週は強い動きを見せました。出来高は相変わらず16億株と低水準でしたが、テクニカル的には75日線に吸い戻されないように踏みとどまっている形になりました。一目均衡表の雲の上限にさしかかっていますが、薄いですからすぐにでも突破できそうな感じです。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に堅調。東証1部市場に支えられた動きとなりました。ただし引き続きJASDAQの値上がり率上位銘柄は低位株によって占められています。相変わらず消去法的な銘柄物色しかなく、一部の短期筋の投資家にしか選ばれない残念な市場から脱却しなければなりません。

ポートフォリオ銘柄】
ソフトバンク(9984)は続伸。無事年初来高値を更新してきました。全体相場の上昇と高値更新が上手くかみ合った結果でしょう。

テクニカル的にはこれで上値の節目を突破してきたので、次の節目を探すわけですが、今回の上昇波動における第二波の上昇率は7/1の安値2252円 →7/28高値2629円だから16.7%。第三波動の起点を9/8の安値2377円に当てはめると、高値は2775円という数字が出てきます。というわけで、この流れは来週まで続くのではないかと思います。

みずほFG(8411)は反発。足元ではメガバンク各社は中間配当取りの動きもあって堅調推移ですが、同社は残念ながら中間配当がないので、あまり買いに向かう動きはありません。

それでも典型的な内需銘柄であり、これから少しずつ再度円高に向かっていくという仮定のもとで考えると、外国人が買ってくる可能性も十分に考えられます。円高になれば、放っておいても資産価値も増えますし。国際的な金融株のポートフォリオを考えると、相対的に健全で成長余力が感じられる日本の金融株の比率を増やすはずです。

トヨタ(7203)は続伸。為替介入よる円安反転メリットとして最も分かり易い形が同社の上昇です。ただテクニカル的には75日線と一目均衡表の雲が上値を抑えにかかる場面で、この3000円台キープが一つの正念場。一方PBR1倍割れの国際優良銘柄ですから、やはり外国人買いがあれば、力強い上昇が見られるでしょう。信用倍率で見る需給は比較的良好。

プロミス(8574)は反発。足元は全体相場が堅調な中で比較的弱い動きが続いていましたが、金曜は武富士(8564)の8月の利息返還請求が前年同月比35.1%減という報道から同社の株価が堅調。それを受けてその他金融に属する他の銘柄も上昇し、金曜の業種別値上がり率は1位となりました。

いつものパターンであればこういった好材料は長続きせず、一過性のものとして終了してしまいます。今回もその可能性は高そうですが、年初来安値を付けた6月以降、中期的には下値を切り上げた上昇が続いていますから、目先は600円前半が短期底値圏と見られ、短期反発を期待しても良さそうな局面でもあります。

ソディック(6143)は大幅反発。今週は強い動きが続いて、週間で20%以上の値上がりを見せました。先週出た工作機械受注の好調が今週になって好反応に繋がったようですが、本日は放電加工機の新製品をアメリカで安価に販売というニュースが買いのきっかけに繋がっている様子です。

ただ個人的にはどちらも後付のような理由な気がします。実質的にはPBR等の指標の割安水準訂正の波が、今まで溜まりに溜まった鬱憤を晴らしている感じでしょう。

足元の勢いは急ですけれど、テクニカル的には一目均衡表の雲に突入し、三役好転に近い形となっています。75日線に少し上値を抑えられそうですが、来週はもみ合いを経て、再度上昇に向かっていくものと期待しています。


【注目銘柄】
スクウェア・エニックスHD(9684)は大幅高。中国でのオンラインゲームに本格進出という事で「FF14」の独占販売権を中国での提携先に与えるとした事が好材料視されています。ゲームショー開催も後押し。

中国や韓国などのアジアは日本とは比べ物にならない程オンラインゲームが流行っている地域で、俗に言う「ネトゲ廃人」が頻出し、やり過ぎで死亡者まで出ている程。またアメリカではFFでの利用料徴収法が訴訟にまで発展するなど、海外でのオンラインゲーム事業は日本に比べ物にならない程、ユーザーを虜にしている事の裏返しでもあります。

そんな中で出遅れていたのがゲーム大国であるはずの我が日本。文化圏の違いもあり、ゲームもガラパゴス化するものと任天堂(7974)のソフトのように広く世界で受け入れられるものもありますが、一般的にRPGと呼ばれるジャンルは日本での人気の割には世界ではなかなか受け入れられてきませんでした。

今回のFFもRPGですが、前述のようにアメリカでは実績があります。ただしそれがアジアで受け入れられるかはまた別。コーエーテクモHD(3635)が出すような歴史シミュレーションゲームが素地として受け入れられ易いという声もあります。

ともかく国内だけでは少子化の影響などもあってゲーム業界は頭打ちです。ゲームメーカー各社の決算発表ではこぞって「海外展開」が口に出されますが、各社の取り組みはここからが本番。今回のFFの成否が各社にとっての試金石です。

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