KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

[[今週のお題]]

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★10/29 バイタルKSKHD(3151) 590円→662円  上昇率12.2%
★11/9  アクセル(6730)    1760円→1945円  上昇率10.5%
★11/12 ダイフク(6383)    440円→500円  上昇率13.6%
★11/17 アクロディア(3823)  35000円→40500円 上昇率15.7%
★11/24 インフォテリア(3853) 70800円→80400円 上昇率13.6%
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本日の日経平均は続落。前日のNYダウはバーナンキ議長の経済に対する弱気発言が重石となって小幅安。一方でNASDAQは堅調に推移しました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。為替が82円とやや円高に振れる中で、本日も商いは盛り上がらないだろうというような観測から利益確定売りが上値を抑えました。一日の値幅は70円程度で、5営業日連続で100円未満のレンジは半年ぶりの出来事。TOPIXも5営業日ぶりに反落となり、相場全体的に力がありませんでした。

投資判断は「強気の買い」。今週は週末のメジャーSQに向けて、もっと先物にかき回される展開になるかと思っていましたが、今のところ大人しいです。あと明日・明後日の二日間で、週末10150円辺りに照準を合わせて来るのかなと思います。

一方未だユーロ圏の不安がかき立てられて海外株は慎重な値動きですが、なんだかんだでユーロ圏企業の決算を見ると7〜9月は53%増益とのこと。結局企業単位ではユーロ安で潤っている姿が見て取れます。

この結果を見ると、財政不安をかき立てているのはユーロ安誘導のための自作自演なのではないかとすら感じてきます(無論それは飛躍ですが)。企業が元気であれば税収も確保できるわけで、であればやはりユーロ不安なんてものは過度に悲観する必要は無いでしょう。

確かに優等生のドイツにおんぶに抱っこな状況をドイツがどこまで我慢してくれるかというところですが、今更ドイツもユーロから離脱はできません。世の中の組織というものは何事も2割の優秀な人が残りの8割を支える構図になっていますから、ユーロ圏も例に漏れずというだけです。

どこかの国が最終的にはババを掴まなければなりません。一方でユーロ安の恩恵を一番受けているのもドイツであるわけで、片方では旨味も確かにあるのです。貸したお金が返ってこないと決まったわけでもありませんし。であればそんな何回も「今度こそオオカミが来た(ユーロが今度こそ崩壊する)」と叫ぶ少年には付き合う必要はありません。

一方、国内に目を向けても昨日の日経では「ネット証券の11月の売買代金が15%増となった」と伝わっており、個人投資家の株式回帰の姿が少しずつ現れています。また「少額株式投資の非課税制度拡充を検討」というニュースも出てきて、ここにきてようやく個人投資家を市場に呼び戻せる環境が整ってきた印象を受けます。

未だ様子見を決め込んでおられる方は、少なくとも今年中には投資に関心を起こすべきでしょう。週刊誌や新聞が「今こそ株式投資の時代」と書き始めてからでは遅過ぎます。またいつもの合い言葉「今買わなければいつ買うのか」です。

新興市場は「強気の買い」。本日は日経JASDAQ平均はプラスと堅調を持続しました。やや新興市場の方には買い疲れ感も見えてきていますが、水準的にはまだまだ出遅れ。一度大きな振るい落としの下落に見舞われるかも知れませんが、基調は引き続き上向きと見ています。先行した銘柄のうち回転の効いているものは買われて、それ以外は一旦利確という流れが続くものと思われます。

ポートフォリオ銘柄】
ダイハツ(7262)は続落。本日はモルガンの目標株価引き上げがあったものの、全体相場が弱いところで軟調推移。為替の円高も自動車株にはマイナスに働いています。

テクニカル的には25日線、一目均衡表の基準線に下値を支持される形。短期的な水準訂正はこの辺りまでだろうと思いますが、動き出すのは今週末のメジャー SQを通過してからでしょう。本日発表の信用倍率も0.5倍とやや悪化したものの、それでも売り長の状態には変わりありません。

ファーストリテイリング(9984)も続落。テクニカル的には25日線、また10月の戻り高値が位置する12740円まで下落した後反発となり、短期調整の一巡感が見えています。こちらも引き続き圧倒的な売り長となっており、本日発表の信用倍率も0.43倍。この辺りからの反発に期待。

新日鐵(5401)は反落。マッコリーによる投資判断の引き下げ、目標株価290円ということで上値の重い展開。今の相場は大型株よりも小型株の相場なので、やはりメジャーSQ通過までは値動きが乏しそう。

そしてまた一銘柄買いポートフォリオに入れる銘柄を取り上げます。SBIHD(8473)です。

全体相場が戻りを試す中で、未だ戻りの鈍い金融株から取り上げます。傘下にはSBI証券もあり、これから上がっていく株式相場に沿って上昇するであろう証券株という位置付けも期待できます。

丁度今の株価水準は6月に実施した公募価格11834円近辺で、既にしばらくもみ合いを経過していますから、そろそろ方向性が出てくるものと思われます。そして今の市場の雰囲気を考えれば、その方向性は上向きであるのはほぼ間違い無いでしょう。

テクニカル的には12000円を超えると13000円辺りに位置する200日線まで特に目立った抵抗線が無く、特に12000円〜21000円までは5・6月の二ヶ月間で一気に下落したゾーンですから、実質的には真空地帯とも言えます。ですから、逆にこのゾーンに入り込めば上昇も早そうです。

また、今回の株高によって、SBIネットシステムズ(2355)を始めとする上場子会社も値を戻しつつあります。資本関係は無いもののソフトバンク(9984)も3000円を超えて強含んでおり、グループ全体で株高の恩恵を受け続けると言えましょう。

四季報速報を見ると四季報予想は下方修正されているものの、この辺りの業績悪化は既に織り込んできたものと思われます。目標株価はとりあえず13000円で。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
本日は有料メルマガにて買いで取り上げ中の7銘柄のうち6銘柄が上昇するという全面高の絶好調でした。今回はその中から最古参の日本電産(6594)を取り上げます。7950円の買いから、足元順調に値を上げてきて、遂にこちらも10%高超え。目標株価に向けて上昇中です。

例によって11/4に取り上げた時の根拠の抜粋です。当時のチャートと見比べながら読んでいただければと思います。
「モーター製造。カリスマ経営者主導による強気の経営が目立って、最近は海外企業の大型買収があったことでも注目を浴びる。先月末に示した決算で通期見通しを上方修正し、株価は10%近く上昇。

足元は8000円での値固めを終え、高値圏を維持。エネルギーを溜めて上昇しようという動きが見て取れる。本日は前面高の背景もあって、直近高値8020円を超えて寄りついたものの、5日線・前営業日終値・窓埋めのそれぞれを満たす値となる7950円まで調整完了。ここから再度反転上昇の流れになるものと見られる。

需給は良好。足元で日証金の倍率は1倍まで改善。また信用倍率も2倍台となり、半年前に付けた高値期日は先月の段階で通過している。そのタイミングで付けた10/12安値6890円から、回転が効いて上昇をみせている格好だ。その結果7000円というレベルで7月〜10月は下値を固めた形。中期的には調整が一巡したと見られる。

下落基調が続いてる75日線も、現水準をキープできれば、一両日中には上昇に転ずる見込み。また終値ベースで8000円を超えて来れば、一目均衡表の雲を遅行線も脱する事になり、三役好転を達成させる。そうなればボリンジャーバンド+2σを拡大させながら、上昇基調は継続していくだろう。週足でも雲の中に突入し、パラボリックも好転。特に昇り調子である雲下限は、株価の下支えも期待できる。

為替動向はここからの円高も限定的と考えられ、外需銘柄に買い戻しの動きが強まる可能性は極めて高い。同社を取り巻く雰囲気は良好と言える。

目標株価は今年1月〜3月の上昇局面、6月の戻り局面での抵抗線となったこと、またその辺りに週足の一目均衡表の雲上限も位置するため9000円に設定。7000円から8000円までの上昇幅1000円も一つの目安となろう。

損切りは最近の戻り下値7800円割れで。中期的な上昇トレンドはそれでも維持されるが、7800円を割れてきたのであれば、一旦戻り場面を伺いたい。」

このほか11月に取り上げた銘柄のパフォーマンスをまとめて見たので、また一度ご確認ください。12月に入ってからも相変わらずの絶好調が続いています。


http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance201011.html

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。