KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

今週のお題「私の節電術」
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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は金曜続落。前日のNYは欧州銀行をめぐる資金繰り不安、新規失業保険申請件数や製造業業況指数といった出てきた指標がリセッション懸念に繋がり大暴落。各指数共に一時5%以上の下落となって、下値での買いも限定的でした。各国首脳が休みで行政機能が停滞している間に売り仕掛けられた形。

それを受けた日本株も朝方から売りが集まる展開に。ただ意外にドル売り円買いが進んでいないこと、後場の日銀ETF買いに期待できること、昨日既に幾分下げていたことなどもあって、暴落の程度はNYや他の国々程には至りませんでした。

しかし引け間際に東北地方で強い地震が観測されると、あの恐怖が蘇り先物は一段安。その流れで安値を付けると、安値圏での引けとなりました。

投資判断は「中立」に。前回「日米共に比較的底堅い動きが続く」としましたが、あっさりと外れてしまいました。上述のように、各国の行政機能が停滞しているうちに一度は仕掛けてくるかも知れないと思ってはいたものの「QE3があるかも知れない」という空気の中では売り方も売り辛いだろうと思っていたのですが。

もっともQE3は無いと思いますが、市場は露骨な催促相場になってしまっています。ジャクソンホールで「QE3やるかもよ」的な発言か、それ以外の将来を期待させるような何かが出ればガラッと雰囲気は変わると思うのですが、それまでは売り方・買い方の根比べのような状況が続きそうです。

日本も無論値下がり銘柄数などを見ると下落の方が圧倒的に多いのですが、体感的には相場が悲観されるほどではないような気がします。むしろ日本以外のひどさが目立ち、日本は相対的に穏やかな印象すら受けます。

例えばお隣韓国は、5%以上株価が下落したことによってメーンボードのプログラム取引を停止されました。前日のDELLに続きHPも通期見通しを引き下げて、ハイテク株全般の先行きが暗くなったためのようですが、他にも中国や台湾の下落率よりも日本の下げ幅はマイルドでした。これで引け際の地震がなければ、もう少しマイルドだったと思います。

テクニカル的には引き続き日経平均TOPIX共に5日線を割り込んで、底が見えなくなっています。終値ベースでは共に震災以来の安値を更新し、MACDは暗転持続。寄り付き前の外資系証券の注文動向を見ても売りが止まらず、7月までは外国人買いが相場の下支えだった日本市場は、一転外国人の売りが上値を抑える形に。

そして金曜のNYは続落。投資家の不安心理が収まらず、再度底値を割るかどうかの瀬戸際まで来ています。まだ先日の安値は各指数共に割り込んでいないので来週からの相場反転には期待が残りますが、ドイツのDAXなんかは混乱の渦中にあって安値を割り込んでしまっています。

来週頭の動きに注目で、まず週末に何らかの支援材料が出てこないか淡い期待を持たないといけません。為替相場は遂に75円台をNYで一時付けましたから、いよいよ再介入のタイミングが近づいていると思います。効果は一時的にせよ、産業界からの催促がある以上は政府も無視するわけにはいかないでしょう。

前回の暴落は8/2の債務上限引き上げ合意までの綱引きで、それまで売り仕掛けられて大きく値を崩しました。今回は来週末に控えるジャクソンホールでの会合までに再度安値を割ってくる可能性が出てきました。もし来週アメリカも安値を割り込んでくるようなら、少なくとも来週いっぱいは買いは大人しくしておいた方が良さそうです。

新興市場は「強気の買い」。金曜も両指数共に軟調。ここまで値を保ってきた主力のネット関連株が前日に続き売られ、他に行き先がなくなった資金は手垢の付いていないバイオ株に流れるなど方向性の見えない展開に。

指数のチャートは東証1部同様に底が見えない感じになってしまっています。この辺り世界の株式市場の混乱が落ち着くのを待つ他無く、リスクの強い新興市場を受け入れるだけの余裕が投資家に出てくるまで、時間が少しかかりそうです。

ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は反落。さすがに全体相場には抗えず下落となっていますが、子会社のエムスリー(2413)や大株主になっているDeNA(2432)は好調を持続しており、同社の株価も比較的安定しています。

中でもエムスリーはマッコーリーが投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を60万円から77万円にまで引き上げ。売上予想の上方修正や構造改革効果を背景に、今期以降3期間の年平均営業利益成長率を22%から26%へ上方修正しているとのことでした。

それぞれ内需好業績銘柄として引き続き引き合いが強く、需給的にも過熱感のない上がり方をしていて安定的と言えます。ダメなのは親会社ソニー(6758)の値動きだけ。この全体試合の影響を受け辛いというのは今最大の強みです。

みずほFG(8411)は小動き。金融株が世界的に売られる中で、同社株も当然無事ではありません。一時112円を付け、年初来安値に顔合わせの場面がありました。

ただ、逆に言えば先進国の銀行株の中で買えるのは日本の銀行株くらいとも言えそうです。その辺りの兆候が出ているのは実は地銀株。本日も値上がり率ランキングの上位を見ると、確かに目立った値上がり方はしていませんが、それでも地銀が多く名を連ねてしっかりしていました。

これは最も欧米の債権の混乱を受けにくい邦銀株のうち、更に影響度合いの薄い地銀株が金融株を買いたいという資金の受け皿になっていることを示していると思います。混乱が落ち着きを取り戻せばリバウンド狙いの資金はまず欧米の銀行株に向かうでしょうが、それが一巡した後に見直されるのは邦銀でしょう。相対的に海外の銀行株よりもアウトパフォームした株価になると見ています。

ジェイアイエヌ(3046)は続伸。引き続き強い値動きが続いています。本来こんなに連日コメントするつもりはなかったのですが、スルスルと上値を取る動き。金曜も一時5%を超える値動きになりました。

結果的に流動性も付いてきたようで、私の持論「流動性の低い銘柄も高値を付けることで流動性が出て、それがまた高値を呼ぶ」を体現してくれています。雰囲気的にはこのままもう一段高ありそうですね。上手くいけば今月中に目標株価到達もあり得そうです。

【注目銘柄】
ソディック(6143)は続落。こちらは昨日も書いたように14日(日)に売り銘柄として有料メルマガにて配信し、金曜に無事目標株価に到達しました。結果、下落率は13.9%とかなり短期間で大きく幅が取れました。

お約束通り配信した内容をそのまま掲載致します。日曜に読んだつもりでチャートなどと合わせてご確認ください。
「▼ソディック(6143) 東証2部 売買単位100株
539円 1435000株

8/15売値 560円以上
8/26までの決済目標 500円

放電加工機世界2位。中国・台湾に強みを持つ。工作機械の需要はアジアでの設備投資の拡大によって順調に伸び、9日発表の7月の工作機械受注も前年同月比34.6%増と絶好調。しかし前月比では11.9%減と3ヶ月ぶりのマイナスに転じ、目先のピークアウト懸念なども強く出てきている。結果同業の森精機(6141)や大阪機工(6205)など、工作機械主要8社は総じて値を崩している。

同社は中でも決算発表が遅かっただけに、期待感もあって比較的高値圏を維持していた。そして11日に出てきた決算は中間期予想に対する営業利益進捗率が64%と好発進だったことから、翌12日は買い先行のスタートに。しかし期待値までには届かなかったとの見方から寄り付き後間もなく売られ、その後は雪崩をうった下落に。

足下の下落からのリバウンド場面を捉えて、戻り待ち売りの場面を探りたい。金曜の日証金は貸し株残が20万株の急増。対して融資残は18万株の増加であり、差し引きでは大したことはないが、一般的に暴落局面では買い残が増えるか、もしくは買い残が減るのが普通で、ここまで極端な売り仕掛けはなかなか見ない。よって、一旦は戻り場面があることを想定する。

ただテクニカル的には大きな包み陰線を示現してきたので、下落基調はまだ続くものと見られる。5日線が上値の重石となって、下値を切り下げていく形になるのではないか。一目均衡表の雲も明確に下回り、トレンドは明らかに下落転換している。

PERなどで比較すると上述したような同業他社に比べて割安感があるものの、株価の過去1年の上昇率を比較すると圧倒的に同社が高く、その分下値余地が大きくなっている。

最終的には4/18に開けた窓460円〜477円を埋めに行く動きとなりそうだが、ひとまずは200日線を少し割り込む500円を目標に。売値は分足で見ると8/9の寄り後から560円で抵抗が感じられ、75本線も重なってくるのでその辺りに。損切りは600円超えで」

そんな有料メルマガは以下URLからご確認の上、お申込ください。こんな相場環境の中でも
おかげさまで引き合いが最近特に増えています。やはりこんな相場だからこそ、売りヘッジは欠かせませんね。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。