KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は続伸。前日のNYは欧州危機に対する不安が和らいだことで、4営業日ぶりの大幅反発となりました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。寄り前の外資系証券の注文動向が29営業日ぶりに買い越しに転じたことや、為替が77円台で安定していることも買い安心感に繋がりました。ちなみに売り越しの連続記録は歴代3番目の長さだとのこと。

ただ今晩に控えたオバマ大統領の演説や明日のメジャーSQを控えて次第に様子見ムードが台頭。後場には一時マイナス圏に沈む場面も。出来高は14億株台、売買代金は1兆円を割り込んで、商いは低調でした。

投資判断は「中立」。とりあえず今晩のNYの動きを見て、明日のメジャーSQを通過しないと明確な方向性が決められないため、もう一日だけ中立としておきます。ただ個人的には前々から言っているように、NYは8/9の安値を底値にして、昨年同様バーナンキ議長のジャクソンホールでの講演以降下値切り上げの展開が続いていますから、大きな下落はもう無いと見ています。

テクニカル的には25日線に上値を抑えられた恰好ですが、これは今晩の海外市況、また明日のSQ値次第でどうにでもなるので、あまりアテにはならないでしょう。

一応、オバマ大統領が今晩の演説で3000億ドル規模の雇用対策を行うと既に伝わっていますから、これは素直にポジティブに受け入れるべきだと思います。株式市場的には短期的に出尽くし感の方が強く出てくるでしょうが、オバマ大統領にしてみれば「これ以上何をどーせーっちゅーねん」という感じではないでしょうか。私がオバマさんなら間違いなく言います。

無論かける予算の大小ではなく、未来が開けるような具体策がセットになっていることが大切ですが、目に見えて相対評価ができるものは何と言っても数字ですから、数字の大きさも一つのパフォーマンスと言えましょう。

一方で日本も早く復興に向けた具体策を示してもらいたいものです。特に今年は震災に加えて、近年で最大級の台風被害もありました。復興という大義名分があるにもかかわらず、復興費用も満足に捻出できずもたもたしている政府に国民の不満は募るばかりですが、内閣も替わったことでまずはスピード感のある復興策を期待しましょう。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。為替が円安に向く中で内需銘柄中心の新興市場は東証1部銘柄よりも相対的に魅力が低下しています。特にJASDAQの値上がり率上位を見ても低位株ばかり物色されている格好。

この辺りは本日の地合では致し方ないですが、明日以降も東証1部銘柄よりも注目度は薄い印象。テクニカル的には両指数共に煮詰まりが感じられ、上下振れた方にトレンドが決まる要所でもありますが、もう少し持ち合いが続きそうな感じです。


ポートフォリオ銘柄】
ロート製薬(4527)は続伸。少しずつですが上値追いの状況が続いています。同社の持つディフェンシブ性が、安全資産を求める資金の受け皿になっている様子。需給的には売り長の状態が続いており、逆日歩も点灯中。週足でも52週線を明確に上抜けており、長期上昇トレンドの確立へ。

GCAサヴィアンG(2174)は続伸。昨日の日経に「国内上場企業、M&A検討93%、民間調査、電力不足や円高受け」という日本M&Aセンター(2127)の調査結果が出ていました。たださすがにこの手の報道に新鮮味は無くなってきているようで、反応はイマイチ。それでも事業環境の良さは間違いないですから、この業態はやはり強気で見ていくべきです。

さて、本日は一銘柄売りポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはエヌ・ピー・シー(6255)です。

太陽電池モジュール(後工程処理で数十枚の太陽電池を直列に結線する)では世界首位の同社ですが、ドイツのマイヤー社を買収し太陽電池事業の強化を図るも、期ズレや追加費用の発生、また見込んでいたドイツでの需要減少が響き下方修正を繰り返しています。本来加速をつけるべき買収が、マイヤー社の高コスト問題や製造期間長期化問題、また太陽電池そのものの価格下落による収益力低下で裏目に。

そのマイヤー社の黒字化報道を受けて、8月末には反発局面入りするような動きを見せましたが、結局7月末の決算で急落した際の窓を埋められず、再度調整の流れとなっています。背景にはアメリカで太陽光パネルメーカーの3位が破綻、その他太陽電池メーカー2社も8月に破綻と、にわかにグリーンニューディール政策の失敗が現実化してきていることが挙げられます。

会社側は売上計上の期ズレによって今期での利益計上を見込んでいるものの、遅れれば遅れるほど利益率の低下を招く悪循環に。今期の黒字転換は問題無いとしても、投資家の期待を満たすだけの実績はあげられなさそうな印象。

逆にここまで太陽電池というプレミアに対して人気化していた分、上値でのしこりが大きい状態です。足下の株価は上場来安値に再接近で、分割考慮での上場時安値も接近。しっかりと業績を積み重ねられるまでは、株価は上値が重い展開が続きそうです。

テクニカル的には08年6月を高値にした長期下落トレンドから需給はずっと悪いままの状態が継続中。特に3月に続いて7月にも下方修正が行われ、反発の芽をことごとく摘んできました。7月の下方修正以降は世界的な株安も背景に戻りを拒否した格好で、5日に25日線を再度割り込むと、本日はその25日線に跳ね返された格好で陰線に。

結果MACDが暗転。ストキャスは好転したものの、パラボリックでも売り転換しており、中期的には下落トレンドが顕著になっています。一目均衡表では三役暗転の形となってから久しく、遅行線が実線に抑えられる形でまだまだ下落が続きそう。ボリンジャーバンドでは-2σを目指す流れになっていて、その-2σは860円と上場来安値ゾーンにあります。

需給面では信用倍率は2倍台で安定しており、上場来安値に接近している現株価水準ではほとんどのしこりが上値に位置している状態。特に直近では7/29以降の出来高が一段と上値を重くしている格好。

目標株価は上場来安値割れの800円で。名目的にも上場来初の赤字転落であり、今期も大きな回復が期待できない現状では上場来安値を付けることこそが自然でしょう。明日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
日産車体(7222)は続伸。昨日の後場にセゾン情報(9640)が、旧村上ファンド残党のファンド「エフィッシモ」による大規模買い付けの意向表明書を受け取ったとされ、買い気配スタートでストップ高比例配分まで。今後も追加で最大33%までの議決権を取得すると宣言されたとのこと。

これを受けて昨日の後場に有料メルマガにて「エフィッシモ大量保有銘柄」の中のトップピック銘柄として、参考までに同社の名前だけ挙げました。同社もエフィッシモが20%近く取得済みの銘柄です。残念ながら明確な波及買いはありませんでしたが、本日も円安を背景に日産(7201)が上昇し、連れ高の流れとなっています。

エフィッシモ側としては、親子上場解消を迫るための取得とされており、今後も思惑含みの値動きが期待できそうです。異常な信用買い残は気になりますが、長期的にはPBRの0.6倍も下値を支えてくれる材料になりそうです。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。