KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

今週のお題「ちょっとしたぜいたく」
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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は金曜続落。前日のNYは欧州首脳会議での債務危機解決に向けた決着が26日まで先延ばしと伝わると、方向感に乏しく高安マチマチ。

それを受けた日経平均も前日終値を挟んだところでの小幅推移となり、方向感に乏しく。一日通じての値幅が50円未満と、超閑散相場に。売買高は13億株で売買代金は今年最低の8000億円割れ。今週は一週間通じて一日も1兆円を超えることがありませんでした。

投資判断は「中立」。残念ながらこれだけ相場が動かないと投資判断もへったくれもなく、とにかく各社の決算が出て、欧州で何らかの結論が出る26日までは、このような流れが続くものと思います。

特に仕手株もそこまで極端に目立った動きがなく、本当にプレイヤー不在という感じです。強いて言えばオリンパス(7733)や東電(9501)が短期資金のターゲットになっていて、この2銘柄だけで売買代金のシェア14%を占めています。何と225採用銘柄が仕手株の標的になっているという事実は、恐らく一年前には考えられなかったことでしょう。

最近は先物もほとんど値動きがなく、日中よりもむしろイブニング取引の方が盛り上がっている始末。日本に主導力がなく、完全に海外マーケットに依存している構図が読みとれます。このような状況下ではテクニカル的な論点も効果がなく、コメントのしようがないですね。

金曜のNYは大幅高。EFSFを巡るEUトップのドイツ、フランスの妥協があって解決に向かうとの楽観論から大きく上昇してきました。ただ特に何らかが決まったわけではなく、またダウは直近高値を抜けてきたものの、その他の指数はまだ明確には抜けきっていないため、まだ警戒は必要です。

一方で為替が円高に進んで、ドルは75円台に入り戦後最高値を更新。この辺り為替に関しては例年「10月下旬まで円高が進む」とした通りの動きになっています。ところが、逆に言えばそろそろ円高は終焉を迎えます。そして1月の中頃まで約3ヶ月間円安に向かうので、相場の転換もそろそろ近いのではないかと思います。

そう考えると、来週中にも投資判断を一段階引き上げても良いような下地は出来上がってきました。以前から言っている相場転換の条件「商いの回復」はむしろドンドン遠ざかっていますが、波乱の10月は少しずつ終わりに近づいています。

私は2番底を付けるならば日柄的にも10月中と考えていたので、こんなダマシダマシな状態でも通過できれば、上値が開けてくると思っています。ただし円高で決算が悪いのは織り込まれているとして、どの程度企業側がそこからの回復を見込んでくるか。タイの洪水被害も重なって、素直に楽観論が台頭するにはあまりにも厳しい状況とは思います。

新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に軟調。主力株中心に引き続き弱い動きが続いていますが、新規上場した日本管理センター(3276)は初値形成後に強い動きを見せました。一方で木曜のIPOシンバイオ製薬(4582)が下げ止まらず対照的ですが、来週も引き続きIPOが続々出てきますから目が離せません。久しぶりに盛り上がっている感じです。

ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は反落。前回「一旦は75日線などの抵抗線で足踏み」とした通り、調整の場面が続いています。ただ来週は26日に子会社エムスリー(2413)の、翌27日には同社の決算が予定されており、なまじ高値圏にいると出尽くしが強く出てしまうので、この辺りでウロウロしていた方が後々良さそうです。

みずほFG(8411)は反落。GSでは、グローバル経済減速の反映などストレスシナリオを織り込んだとしても、銀行株は依然として割安であると評価。銀行セクターのカバレッジビューを「アトラクティブ」としており、メガバンクには支援材料になりましたが、同社は小動きに止まりました。

やはり依然として高水準の信用買い残が上値を抑え、なかなか買い上がれないようです。個人的には買いとしながらも、全体相場が上昇に転じるまではもう少し下がると見ています。

金曜より売りポートフォリオ入れとなったソフトバンク(9984)は反落。朝方から売りが先行しましたが、後場切り返して下ヒゲを付けてきました。ただ陰線は免れなかった格好です。

金曜は引け後に子会社ヤフー(4689)が決算を発表。会社計画の上限で着地しており、四季報予想よりは若干下程度という毎度毎度のまあまあ良い決算というところで、株価には毒にも薬にもならないような感じです。

一方、そのヤフー株をアメリカヤフーが放出するという話が出ていて、その場合同社に優先買取権があることから、孫社長が取得に向けて動くというのがもっぱらの見解です。その際当然資金が必要で、時価相当で買い取ると仮定しても5000億規模の資金が必要になってきます。

全部取得しないにしても、あと10%程度は欲しいでしょうから、2000億円程度は必要になると思います。それだけの金額規模になるとさすがに借入などが必要となってくるでしょうから、またしても有利子負債が膨らむことになります。

ヤフーにとっては意志決定の迅速化などでメリットがあるでしょうが同社にとってはややマイナスのシナリオでは無いかと見られます。

テクニカル的には下値切り下げの展開が続いており、5日線と25日線がデッドクロスしてきましたから、上値は重い状態が続きそうです。とりあえず決算に対する観測記事辺りが日経に出てくるまでは、この緩やかな下落相場が続きそうです。

【注目銘柄】
ジェイアイエヌ(3046)は大幅高。こちらは8月に当ブログで取り上げて今年一番のパフォーマンスをあげてくれました。その後一旦調整に入った後に、ここ最近はあの野村やコスモ証券などがレポートで強気を表明し、一段高となっています。正直新興市場であまり流動性の無い銘柄だけに、ここまでの注目は異例と言えるでしょう。

同社もタイの洪水被害を発表しましたが、今のところは需給の良さに隠れている格好。さしあたって分割後の上場来高値850円まで後少しのところまで上がってきましたが、ここまで来ると株式分割の発表なども期待でき、まだまだ目が離せないと思います。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。