KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ようやくの反発も、動きは鈍く

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日経平均は反発。前日のNYはダウ構成銘柄の決算は良かったものの、Appleの失望を誘う決算で高安マチマチの展開に。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ、キヤノン(7751)の業績下方修正が、輸出企業のユーロ安ショックを想起させ上値を重くする展開に。一時マイナス圏に沈む場面もありました。

それでも久しぶりの買い戻し相場でテンションの上がった金融株を中心に、TOPIXは上げ幅が拡がる形。後場にはJFEHD(5411)が決算を受けて、とりあえず増資が否定されるなど安心感が拡がると一段高に。

本日は珍しく先物主導ではなく、個別株のそれぞれの事情の集大成として株価が反発した感じでした。売買高は19億株、売買代金は1.1兆円と、ここ最近では膨らんだ方。上述のキヤノンが22年ぶりの出来高3000万株超、売買代金780億円超が大きく寄与した感じでした。


投資判断は「中立」。本日は何とか反発となりましたが、TOPIXは昨日まで下がり始めた7/5以降、実に1勝13敗という負け方になっており、振り返ってみれば本当に今年も見事な七夕天井、そしてジブリの法則が成り立ってしまいました。すっかりやる気を無くした個人投資家も多く、市場には漫然とした諦めムードが漂っています。

残念ながら、現段階では私は8月もこんな感じが続くと思っています。以前書いたように「7月がダメなら8月もダメ」な流れになりやすいからです。そもそも、各国首脳自体にやる気が無い。ドイツのメルケル首相なんて早々に夏休み。日銀も日本政府も相場に刺激を与えるようなサービスをしてくれませんから、これで株式市場だけ上がってくれ、と言っても無茶な話です。

前回「今週は売りの方が優勢ではあるでしょう。ただ、月曜に追証の投げが出るような下落が出れば、火曜もその流れが続いて、水曜辺りから反発の芽が出てきてもおかしくありません。もっとガツンと明確な暴落が出れば、むしろ売り一巡感を期待できるのですが」としたように、大体良いところまで下がってきたので、日本も自然と反発できました。

明日からは実質8月相場入り、来週月曜、火曜はドレッシング買い期待・・・と続くので、とりあえず今月残りは強気でいって良いと思っています。厳密に言えば金曜だけ小反落するかも知れませんが、ここまでの下げの一定量は戻してくれてもバチはあたりません。

なので、8月は下落の月になるにしても、少なくとも目先のリバは取りに行って良いでしょう。足下で信用評価損率は19.6%と陰の極を示す20%に接近し、空売り比率は最高水準の31%となっている模様。

前回30%台だったのは6月上旬だったこともあり、これらの数字を見る限りはそろそろ売りも陰の極という頃合いです。追証の投げ売りも一巡感が出ました。売買代金もとりあえず2日続けて1兆円は超えてきました。

ただ、残念ながら今の買い材料はそれしかありません。TOPIXが1勝13敗ならいい加減上がっても良いだろうとは思いますが、それはあくまで体感的なものに過ぎず「これだけコインの裏が続くのだから、そろそろ表が出ても良いだろう」という程度のものです。

そんなわけで上述の話をまとめると、いずれにせよ今日で目先の下落トレンドは一旦収束。少なくとも今月いっぱいはリバウンドが続くと見ます。8月に入ってからまた8月以降のことを考えたいですが、このリバが終わるとまた下落に向かう形と現段階では思っています。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。ただしJASDAQの売買代金は今年最低の100億円割れとなり、本日のところは個人投資家の資金を東証1部のリバウンドに取られた格好のようです。

ここまでは何とか個人投資家の資金の受け皿となってくれていましたが、上述のように目先は東証1部銘柄のリバウンドが取れるのであれば、優位性が続くのもとりあえず明日までかも知れません。

8月にはまた為替が円高に振れそうなこともあり、その場合は再度新興市場が選好されるかも知れませんが、まずは本日それなりの好決算を出してきたサイバーエージェント(4751)が明日どう動くか。それを見て新興市場の今後の動きを占いたいところです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は大幅反発。本日はようやくの相場反発局面を捉える形で、証券や金融株の買い戻しが殺到。キヤノンの決算で輸出株などが買えない中で、内需銘柄で既に決算が伝わって安心感のある同社などに選別物色が入りました。

ただ正直この上昇に継続力があるかというと懐疑的。当面は115円〜130円の間の推移となりそうで、夏場の閑散相場が終わるまでは明確な方向性が出ないものと思われます。


GCAサヴィアンG(2174)は続伸。昨日は地合が悪い中で堅調な動きが出ましたが、本日もしっかり。明日の決算発表を控えて期待感が高まっている格好に。

特に本日はテルモ(4543)によるオリンパス(7733)との統合報道が出たり、昨今の世界の株安を受けて、企業間の合併連合の動きが出やすい時期になってきた様子。であれば、注目されるのは同社のようなM&Aアドバイザー。ここまで約1年半売られてきた同社も、そろそろ買い戻しの機運が出てきても良いと思うのですが。


任天堂(7974)は反発。昨日に第一四半期決算を発表。出てきた数字は減収ながらも赤字幅が縮小。

ただ「ドラクエ10」の発売が近づいたことや、3DSの逆ざや(製造費用の方が販売価格よりもかかる)の解消ができたことなどがプラス要因に。また為替の歴史的な円高水準にもかかわらず、想定以上に赤字が拡大しなかったことが買い要因となりました。

こちらもかなり絶望的なところまで売られましたから、逆に戻り出せば早いでしょう。まず9000円まではすぐ戻ると思います。


マネックスG(8698)は大幅反発。こちらは昨日の昼に決算発表となり、昨日はほぼ無反応でしたが、本日地合の改善と共に急反発。一時10%を越える上げ幅となりました。わけがわからないですね。

それで出てきた決算自体は、売上こそ買収効果もあって大きく伸びたものの、利益は償却負担の増加などで海外事業の販管費増により大幅減益。まあ過去の数字が悪いのは地合が悪いので仕方無いとして、足下でも世界的に株式を始めとする投資の流動性が一段と細る中、中間期も大幅な改善は望めそうにないですね。

それはともかく、本日は久方ぶりの反発相場が証券株の買い戻し圧力に大きく寄与する格好で、業種別値上がり率ランキングでは証券株が1位に。その最たるものが同社という形になりました。決算が出てしまった安心感もあったものと思われます。

テクニカル的には下値で大きな陽線が出たので、底打ちのサインは出た格好に。とりあえずこの短期リバウンドで13000円くらいまでは戻してくれるのではないかと思いますが、そこから更に一段高となるには買い戻しだけでは限界があります。何とか株式市場に盛り上がりが戻ってくることが、株式投資参加者全員の切実な願いです。


【注目銘柄】
サンリオ(8136)は反発。前回も当欄で取り上げたように日曜の有料メルマガにて売り銘柄で取り上げましたが、昨日の時点で無事目標株価到達。下落率は3日間で10%以上に達しました。

そんなわけで、恒例の目標到達記念で、以下に売りの根拠を掲載しておきます。

「▼サンリオ(8136) 東証1部 売買単位100株
2809円 出来高337000株

7/23売値 2770円以下
7/31までの買い戻し目標 2500円
損切り 2830円超え

【評価】
業績    良い
テクニカル 悪い
需給    良いとも悪いとも言えない
同業他社比 割高
その他ポイント ユーロ安

ハローキティなどのキャラクタービジネス。ライセンスビジネスの徹底により利益率は急速に良くなってきているものの、主戦場のユーロ地域においてユーロ安の影響が懸念される。今期も増収増益の公算ではあるものの、株価は既に業績の好調を織り込む形で過去2年間上昇を続け、既に6倍化。ここから更に一段高を望むのはなかなか厳しそう。

テクニカル的には75日線に頭を抑えられる一方で25日線にかろうじて支えられているところではあるが、ここを割り込んでしまうと後がない感じ。4/26高値3615円→6/14安値2301円の半値戻しが2958円に該当するが、6月末にそこまで戻した後は上値が伸び悩み。ここで買い上がれないのであれば、再度下値を伺う流れになりそう。

MACDパラボリック、ストキャスは暗転。一目均衡表は雲下限まで距離があり、遅行線も基準線に上値を抑えられる流れになりそう。週足ではMACDが安値で好転しているところはあるものの、その他の指標は悪い。特にストキャスは高値暗転で、一目均衡表は遅行線が雲上限に抑えられている点が厳しそう。

需給面では今年に入ってからは下落トレンドであり、全体的な需給バランスは崩れている感じ。特に6月末の戻り高値で上値を追い切れなかったことで、好転のチャンスを逸した格好。信用残高は差し引き66万株程度の売り長で、最近は商いが薄いことで買い支え材料になっている。そのため株価が上値でキープされている感がある。

予想PERは18.4倍でアメリカウォルト・ディズニー (DIS)の17.7倍との比較で割高。またPBRも6.7倍で既に十分割高水準である。

売値は先週木曜、金曜の安値を割り込んで25日線の割り込みもを確認できる水準で。目標株価はさしあたって31日の決算発表までに下落できるところまで、というようなニュアンスで。損切りは木曜の高値を抜いてくるようであれば、一旦外して様子を見たい」


ここまでの下落は指数的には大きかったですが、一方で薄商いの中ダラダラと下げてきましたから、一転戻りも早いものと思われます。なので売り銘柄に関しては小幅で我慢し、なるべく短期間で逃げられるような作戦で行かざるを得ませんね。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。