KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドラギマジックで買い戻しが続く

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日経平均は金曜続伸。前日のNYはECBドラギ総裁の「ユーロ圏を守るために何でもする」という発言を受け、ユーロ危機が後退したと受け止められて急騰。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ここまでユーロ安を受けて売られていた外需銘柄の買い戻し中心に値を上げ、ディフェンシブセクター以外の銘柄が買い戻される全面高に。今までの下落の鬱憤を晴らすような動きになりました。

ただ来週から8月入りし、月初にはFOMCやECB理事会などの重要イベントが控えていること、また週末要因から積極的に買っていく流れは見られず。一日の値動きは50円未満、売買代金は再度1兆円を割り込んで、力強い買い戻しとは言えませんでした。


投資判断は「中立」。金曜のNYは第二四半期のGDP速報値が概ね市場予想通りの低成長だったことから、追加緩和期待が高まったことで大幅続伸。それを受けて日経平均先物も8700円に乗せる形になっています。少なくとも来週は買い先行のスタートとなるのは確定的な感じ。

また今月はそれなりの陰線になってしまいましたから、月末のドレッシング買いも期待できます。なので、月曜はとりあえずプラスはプラスを維持できるでしょう。

ところが足下のNYの反発は、以前から指摘しているようにチャート上の単なる周期的なリバウンドであり、あくまで「戻るタイミングにそれっぽい反発の材料を見付けてきた」だけの話。例えばアメリカ市場はダウ、NASDAQ共に5/23,6/11,6/25,7/11安値辺りで引ける下値支持線に達し、それ故反発してきたと見れます。

その周期説で言えば、それぞれ直近高値をひとまず抜いてきたことで、次は下がる順番となります。下がる理由はおそらくこうでしょう。「ドラギの言っていることは何の実効策も示していない」と。実際、ユーロはどんどん買い戻しが進むような感じにはなっておらず、97円を付けてからは再度50銭ほど円高に。

金曜のアメリカの上昇要因が「GDPが程々だったから緩和期待で上がる」なんて解釈は虫が良すぎます。現時点では口先や期待感だけで、相場の流れが変わるような実質的な政策は何も出てきていません。商いも世界的に薄いままです。

足下はとにかく危機の根っこ、ユーロの金利政策に一番注目でしょう。ユーロが回復すれば、ユーロ相手が主要の貿易国である中国も連鎖的に回復します。そして中国が回復すれば、資源国のオーストラリアも潤います。今までは負のスパイラルだったところに、買い安心感が出れば、一気に色々な世界の問題・不安感が好転することになります。

ただ一つ明るさが見えてきたのは、8月にも相場の反転タイミングが出来てきた、ということ。従来はめぼしいイベントも無いし、8月もこのまま下がるしかないか・・・と思っていたのですが、1日・2日のFOMC・ECB双方による金利政策発表で、相場が変わる可能性が出てきました。

なので、来週の値動きのイメージとしては月曜は上がるかも知れませんが、後場あたりからだれてくることで、8月1日まで様子見の調整になる流れを予想します。本来「金曜は小反落するかも知れないが、今月いっぱいは上昇する」と思っていたのですが、金曜が予想以上に強かったので、その分水準的には既に良いところまでリバウンドをこなしてしまいました。

買いの主体は明らかに信用取引によるものでしょう。追証の投げ売りが止んで売りの力強さが弱ったところに、最高水準に達していた空売り筋が耐えきれなくなった。歴史的な水準というものは、歴史的な転換点を生み出すものです。

それを本当に歴史的な転換点にできるかどうかはFRBとECB次第。来週は雇用統計もありますが、それの数字を見込んで1日にFOMCの政策金利が出てくるでしょうから、今回の雇用統計自体はあまり材料視されないでしょう。つまり水曜の時点で織り込んでくるものと思います。

それらによって翌週の日銀の金融政策が変わってくるでしょうから、情けないことに相変わらず主導権は日本にはありません。それで外国人買いの復活が確認できれば完成型。おそらく今週で買い越しに転じたとは思いますが。

何とか上値でこれらの材料が上手く作用してくれれば、チャート上の上値抵抗線も抜いて、8月連続安の悲観シナリオは払拭される可能性があります。来週は後半の8月の入り方、日本時間では木曜以降にとにかく注目です。


新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズ指数は主力株であるサイバーエージェント(4751)のストップ安比例配分を受けて急落となりました。個人的にはそこまで悪い内容とは思わなかったのですが、株価がここまで地合悪の中で上昇していたように、市場の期待値はかなり高かった模様。

それによる証券会社の投資判断格下げや、間の悪いことにアメリカのSNS銘柄であるZyngafacebookの決算の悪さ、それに伴う株価急落がダブルパンチ。その結果、グリー(3632)やDeNA(2432)といった国内SNS銘柄も軒並み大きく売られました。SNS銘柄の多いマザーズ指数は、その影響が色濃く出ました。

また、ここまで全体地合が軟化する中で、個人投資家中心に比較的しっかりした値動きとなっていましたから、東証1部の外需銘柄に力が戻ると、相対的に換金売り圧力が働きやすい感じになっていました。これらの悪条件が全て重なってしまい、金曜の急落が演出されました。

これで気になるのが、個人投資家の信用評価損率。一方で他の銘柄が戻っているので追証発生とかの売りは無いと思うのですが、SNS関連は個人投資家に人気ですから、個別ではやられた方も結構おられるのではないかと思います。

特に今回の決算シーズンは、決算を受けて急落する銘柄が多い印象です。無論まだ決算発表は始まったばかりですし、ケースバイケースなのですが、全般的に決算を受けて買われる銘柄よりも売られる銘柄の方が目に付きます。なので余程自信がある場合でなければ、決算またぎは危険な時期と言えましょう。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は反落。こちらはマザーズに連動性の強い銘柄でもあることから、上述のように売り圧力が強まった感じ。ただ金曜引け後に出た子会社エムスリー(2413)の決算は相変わらずの好決算。本当にどこまで成長し続けるのか、という気になります。

数字自体は恐らく市場コンセンサス程度くらいなので、これで好感されるかどうかは微妙です。MICメディカル(2166)買収による通期上方修正も最低限期待されていたでしょうし。ただ株式市場的には純粋に3分割の発表がプラス材料。時価総額で見ればとっくの昔に親子逆転されて久しいですが、本当に良い孝行息子を持ったものです。

来週はそんなエムスリーの動きも気になりますが、同社自体の決算も注目。ただ、これでエムスリー分の数字が組み込まれてしまったので、ハードルは上がったのではないかと思います。ちょっと決算には警戒が必要な気がします。


みずほFG(8411)は続伸。金曜は引き続き地合の好転を背景に証券や金融株の買い戻しが継続しました。ユーロ高による外需の買い戻しが中心でしたが、ユーロ圏の金融安定を背景に金融株にも安心感が拡がった格好。

ただ前回も示したように、同社に関しては「当面は115円〜130円の間の推移となりそう」です。というのも、130円は10年7月の公募価格、114円は昨年8月の公募価格だからです。130円を超えてくると、次の増資懸念が台頭してくるため、積極的には上値が追い辛くなります。

一応、3月にも一度上回っていますし、本来は過剰に心配する必要は無いかも知れません。ただ、昨年・一昨年と7月・8月に公募を実施しているので、時期的にも夏場は警戒されやすいです。

ちなみに個人的には近々の増資は無いと思います。増資をしたいのは山々でしょうけれど、足下で川崎汽船(9107)、ANA(9202)と大型公募を実施し、さらにJALの再上場も控えているとあって、市場からの資金調達は難しい環境にあります。また、せめて130円を超えてこないと、10年公募組に対する理解が得られませんし。

いずれにせよ、特に昨今商いが薄いですから、明確な材料がないと上放れも難しいでしょう。ただ国内外の金融緩和でサプライズが出れば、それを材料に突破する可能性は十分あります。


GCAサヴィアンG(2174)は続伸。引け後に中間決算を発表。出てきた中身は前年のファンド分が剥落していることで大幅な減益が続いていますが、本業ベースでは増収増益確保でしっかり。

ただ四季報予想などは下回ったことで、ちょっと期待ハズレの内容です。例年第二四半期は売上が小さくなる季節性がありますが、それにしてもHPの実績一覧などでは順調に案件が積み上がっていただけに、通期上方修正の期待すらありました。

結局、案件は増えるけれども競争激化で単価の下落があるということなのでしょうね。直近決算期待が高まった分、週明けの反動が懸念されます。一応株価水準自体は十分低いので、かさにかかって上場来安値を割り込むことは無いと思いますが、少なくとも反転のきっかけは逸した感じです。


任天堂(7974)は大幅続伸。ユーロの持ち直しが好感され、引き続き大きめの上昇に。前回示したように9000円回復までは当然として、まずは9000円台をきっちり維持していけれるかどうかに注目です。


マネックスG(8698)も大幅続伸。こちらも前回「テクニカル的な底打ち感から13000円くらいまでの戻りは早い」とした通りの動きになっています。やはり証券株のリバを受けて月曜に13000円回復はあると見ますが、そこから上は8月の各国の金利政策から、強含みの動きが出るかどうかにかかります。


【注目銘柄】
・・・のコーナーはまた例によって色々書きすぎたので、文字数制限の関係上割愛です。また次回をお楽しみに。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。