KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

シンガポールスリリング その24~マリーナベイサンズカジノ

カジノ話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141214.html


初めてカジノでスロットをやってみた感想。全然面白くも何ともない私は株の方が100倍面白いと思いましたまあカジノは完全にギャンブルですが、株はやり方によってはギャンブルにもなるし、運用の手段にもなりますから、心情的には必ずしも同列に扱うべきではないとは考えていますが。

その後もう一台別のスロットをやって、そちらはあっという間に瞬間蒸発して計30Sドル(約2800円くらい)お布施して終わりました私のカジノ体験これにて終了

悔しいので、負けた分のコーヒーをタダ飲みして元を取ろうと思いましたが、お腹がタプタプになって眠れなくなりそうなので、お互いの利益のために止めました

で、後はどんな感じなのかとカジノ全体を色々と見て回りました。その感想を。

まず、大人の社交場というようなダンディズム(?)は特になく、普通に鉄火場という感じでしたただ大声をあげたり怒声をあげたりするような人はおらず、皆淡々とやっているという感じ。そういう意味では紳士淑女かも知れません私のイメージでは特に中華系の人は、もっと熱っぽく大声をあげるイメージがあったので逆に皆本当に面白いと思っているのかなー、とすら。

一番印象的だったのは、ある中華系のおばちゃんが足を組んでつまらなそうにスロットのボタンをポンポンと押していたのですが、大当たりで画面と音が大盛り上がりになっていましたところがおばちゃんは「ふーん」という感じで、表情一つ変えずに全く意に介せずえっ、多分何十万とか何百万とか儲かってますよ

やはり中国人の富裕層が使う金額は桁が違う様子統計によると平均一日10万円は使うのだとかだからマリーナベイサンズ側も中国人を最重要顧客とみなして、私のような3000円程しか使わないケチケチ日本人は相手にされません

これらを考えると、もし日本でカジノを作る場合、やはり中国人の富裕層をいかに取り込むかが成否の鍵を握ります。ですから、外貨獲得の手段とみなすのであれば、中国人観光客の選好に合わせた立地を選ぶ必要があります日本人側の都合で、例えば東北の復興に使うために東北に作るとか、地方自治体が空き地の有効利用で作るとか、そういうことを考えるとまず成功しないでしょう。

東京がダメなら中国人の好きな横浜とか、あとは北海道か沖縄という感じになるでしょうか個人的にはマカオとかと変わらなくなるので、沖縄ではない方が良いと思います(実際、沖縄の知事は作らないと言っています)。北海道に作れば、スキーと暖かいカジノのセットが受けそうな気がします。北のカジノってあまり無いですからね

一方、カジノを作ったからといって儲かるかどうかというと微妙です。実際、マリーナベイサンズも最近は業績が落ち込みがちとのこと結局、主要顧客の中国人さんの財布がどうかに大きく左右され、本国で贅沢が慎まれると一斉にカジノも厳しくなります。(つづく)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/141125/mcb1411250500011-n1.htm