KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

テレビ討論会を控えて薄商いが続く

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本日の日経平均は続落。金曜のNYは原油減産の合意がなされないという報道が出たこと、またアメリカシェールオイルの掘削リグ数が2月以来の高水準となったことから、WTI原油価格は4%近い急落。エネルギー関連株中心に売られる展開になりました。またAppleや広告時間の不正が指摘されたfacebookなどのIT株も売られました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。その後も断続的な売りが続いて、じり安の展開になりました。後場も日銀のETF買いが入ったとみられますが、執筆現在では一段安。売買高は13時半の段階で10億株に届かず、薄商いとなっています。

投資判断は「やや買い」。大きなイベントとしては、これで残すところ年内はアメリカ大統領選挙と12月のFOMCのみになったと言い切ってしまっても良いような感じです。

その大統領選挙も本日テレビ討論会がありますが、ヒラリー氏の勝利、FOMCも利上げがそれぞれほぼ確実というシナリオに沿って動いていくであろうことから、不透明感という部分は今までのイベントに比べてだいぶ小さいと言えるのではないでしょうか。なので、世界的に株価はだいぶ落ち着きを取り戻すと思います(勿論、イベント直前ではザワザワするでしょうけれど)。

そうは言ってもヒラリー氏は健康問題も出てきて、支持率もトランプ氏とだいぶ接近してきたし・・・ということですが、確かに不安ですね。私はトランプ氏が大統領になったら、昔の粗野で大雑把なアメリカ人像がまた世界に広がることで「アメリカ人は何てアホなんだ」というレッテルを貼られかねず、アメリカというブランドの失墜を招くと思います。

恐いのは確かに実現性があるということです。あんな場当たり的な発言を繰り返す輩に騙されるなんて、そんなにアメリカ人は皆アホなのか、というところですが、この前アメリカ人(ニューヨーク出身)の方から色々なるほど~と思うことを聞きました。

まず(アメリカから見て)海外の人はアメリカという国が単一国家だと考えがちだが、一つ一つの州が州法や州兵などを保有してそれぞれの統治をしていることから、そもそも成り立ちから考えても200年程前に出来たEUのようなもの、各州毎に千差万別だとのこと。

それが昔の個々の権利意識が乏しい時代に成立したから、それが当たり前のような感じに受け入れられて、今まで上手く機能しているのだと。(逆にEUの方は第二次世界大戦後の各国の権利意識が高まった後に実現しているので、上手くいかないのだと。)

もう一つはそのアメリカの国民性は大きく分けて3つに分類されるということ。一つはニューヨーク、ワシントンを核にする経済的にも文化的にも洗練された北東地域。もう一つは西海岸の温暖な地域で裕福なロサンゼルス、サンフランシスコを有するカリフォルニア。

そしてその他全てがテキサスに代表される貧しくて、体格が太っていて、銃が好きな、いわゆる「粗野なアメリカ人像の典型」のような人々。例えばテキサスの人は銃を2丁も3丁も持っているが、ニューヨークの市民はほとんど所持していないということです。

ここにアメリカ人の大多数が属していて、今の一部の金持ちが支配するような資本主義に疑問を持ち、今の貧しさを誰かのせいにしたがるような人々がトランプ氏を支持しているのだそうです。しかし拝金主義的なトランプ氏を支持する辺りが皮肉と言いますか・・・。

なので一人一票の投票権による直接民主制で大統領を選ぶ(正確には支持政党に投票する)今のアメリカの選挙制度において、トランプ大統領実現の可能性は十分あるということでした。イギリスのBrexitもそうですけれど、それが将来どういう結果を招くのかと考えていない、感覚的に好き嫌いで判断する人にも等しく一票あるという現民主主義制度が、必ずしも国の将来を正しい方向に導くとは限らないということですね。

そういう点で予断は許しませんが、ただ先日の国連総会において、安倍首相はヒラリー氏と会談しました(トランプ氏とは行っていません)。これは一つの賭けなのか、それとももう日本はヒラリー大統領誕生と見切ったのかよくわかりませんが、日本国政府として真剣に分析した結果、やはりヒラリー氏が勝つだろうという結論にはなったのでしょうね。本当に僅差の勝負でわからないなら、現段階でどちらにも会わないのが正解でしょうし。

また、実際にヒラリー氏が勝つとしても、今の段階でヒラリー氏圧勝となると「じゃあトランプに入れてみよう」ということになりかねませんから、程々に「危ないんだ。だから皆、一生懸命支持して投票にきてね」という方が戦略的には正しいです。実際、地元の市議会議員選挙の時にも候補者が「うちは危ないんだ」と繰り返していて、蓋を開けたら圧勝というパターンがありました。(※なお、私の地元は今話題の富山市ではありません。あしからず)

ということで、まあ当然断定はできませんけれど、私はなんだかんだでヒラリーさんが大統領になるとは考えています。ただこればっかりはわかりませんけどね。Brexitの時も事前予測報道や、ブックメーカーもアテになりませんでした。

事前にトランプ氏優勢と伝わった方が逆に安心できるかも知れませんね。それでも予想する以上、どちらの可能性が高いかを考えてやっていく必要がありますから、メインシナリオはヒラリー大統領で考えています。

FOMCに関しては以前も言ったように年内1回の利上げは必要でしょうから、丁度前回利上げから1年経過の12月にあるのでしょう。まだオバマ大統領の任期ですから、やるなら今のうちです。足元の景気はピークアウト感が出ているものの、追加利上げできない程悪いわけではありません。

市場も既に長期金利が上がっていて、現実的には利上げされていますしね。しかし、日米共に中央銀行の発言は信用できませんね。こちらも逆に捉えた方が正しいのかも知れません。

そしてようやく先般の日銀金融政策決定会合の結果ですが、個人的には「総じて良かった」と評価しています。マイナス金利を深掘りしても景気が全然良くならない、為替にも効かないことはもう明らかなのですから、総括という形で目を覚ました点は正解だと思います。

一方、金融緩和を続けるということで、長期金利の固定化を引き締めと捉えられないようにしたところにも配慮が見られます。異次元から現実策に舵を切ってきたというところですね。

とりあえずこれで今後もマイナス金利の深掘りという可能性はだいぶ小さくなったと思います。今回「総括」という前フリがあってマイナス金利の深掘りをしなかったのですから、今後深掘りするならもう一度総括する必要があります。

また、2年で物価上昇2%という目標を断念し、無期限の目標として2%を掲げたということで「一段と市中にマネーを流す策は思いつかないけれど、現状少しずつ増えているし、今のまま時間をかけてゆっくりやっていくよ」という意思表明でした。この辺り、既に外国人にも「日銀に打つ手無し」と見透かされてこれまで散々売られてきたので、一段の失望を招くということはないと思います。

なので、今回はサプライズに頼らず正攻法で微調整(国債ETFの買い方を変えた)だけしてきたという点は評価しています。マイナス金利も一応残しておけば、民間銀行に対するプレッシャーになりますしね。今後これでしばらくやってみれば良いのではないかと思います。


新興市場も「やや買い」。本日は各指標共にしっかりで、東証1部が弱い中での受け皿となっています。本日もバリューデザイン(3960)が新規上場で公開価格を2倍以上上回る好スタートとなりましたけれど、今週マザーズで5銘柄上場するということで、また短期資金が集まってきています。

その他ノーベル賞の発表が近いことで、その思惑が絡んだことや、円高耐性が強い銘柄が多いことも材料視。個人投資家の資金は比較的元気に回転している感じです。


ポートフォリオ銘柄】
日本プロロジスリート投資法人(3283)は続伸。先般の日銀金融政策決定会合ではマイナス金利の深掘りもREIT買い付け枠の増額は無かったものの、アメリカFOMCで利上げが無かったことで、アメリカ市場ではREITがしっかり。それに合わせて日本のREITも底打ち感が出ています。まあとりあえずREIT市場もしばらく延命されそうです。


売りポートフォリオ大東建託(1878)は反落。中間期の連結経常利益が前年同期比6%増の650億円になりそうと先日日経が報じたことで金曜は買われて始まりましたが、その後伸び悩みの格好になっています。円高が原料コスト減に繋がり会社予想は上回ったものの、市場コンセンサスは下回っての着地。

今回の日銀金融政策決定会合の結果を受けて長期金利が下がらないのであれば、住宅金利が上がる前に駆け込み需要というのは短期的にあるかも知れません。ただ長期的には建設の需要をドンドン奪っていく形になりますね。配当利回りが高い銘柄ですから、とりあえず権利落ち後の明後日以降の下落に期待します。



・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。