KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

中国の貿易収支を受けて円高に

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日経平均は本日続落。前日のNYは注目された9月のFOMC議事録の内容が公表されたものの、特段利上げ時期に関する見方に変化が無かったことから高安マチマチ。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ドル円は104円台を回復してきましたが、影響は限定的でした。その後17000円台回復を目指す動きもありましたが、中国人民元安が下げ止まらないこと、また11時に発表された中国の貿易収支が予想よりも弱かったことから、一気に1円近く円高方向に振れる展開に。

前引け段階の下げ幅では後場日銀ETF買いが期待できないレベルだったため一段安。14:15現在の売買高は12億株台と低調。


投資判断は「やや買い」。遂にアメリカ大統領選挙まで一ヶ月を切り、第二回目のテレビ討論会の泥仕合の結果、クリントン氏勝利と見た有権者が57%、トランプ氏が同35%となった模様。今回は一般人の質問を受けるという趣旨の討論会ですから、大統領の対応力が問われる形でしたが、トランプ氏側の「不適切な」過去が次々と暴露され一層ダークなイメージに拍車がかかっています。

ただ最近どうも嫌な予感がしています。クリントン有利の報道が出れば出る程不安になると言いますか。アメリカのマスコミは100社中100社がクリントン支持派です。なので、出てくるニュースも当然クリントンサイドにバイアスの傾いたものしか出てこないと考えるのが自然です。
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/164/d73c9b398a24a9836253b5ef354b4d11.html

以前オバマ大統領が立候補した時「Yes,we can」という日本人にも耳心地の良いキャッチフレーズがありました。今回トランプ氏には「Make America great again」という、保守的なold thinkingの人々にとって耳心地の良いフレーズがあります。一方、クリントン氏そんなキャッチフレーズがあるか?・・・と言われると、特に思いつきません。これは結構大きな差だとも思います。

結局昔からどの世界も既存勢力と新興勢力との綱引きです。昔が良かった、今が良いという人VS今に不満があり、(良いことも悪いことも関わらず)変革しようとする人々。株式市場だってそうですね。既存株主VS売ろう、買おうとする人々。昔の鉄鋼株などのOld economy VS ネットや新興市場などなど。トランプ氏のフレーズは、懐古主義の古いアメリカ人にとっては非常に気持ち良く賛同できるものになっているのが今回の最大の武器とも思います。

株式市場的に問題なのは、万一のトランプ大統領誕生リスクを織り込んでいないこと。私の中では10月はそれを織り込み始める時期と考えていましたが、テレビ討論会を経て、益々クリントン大統領誕生の方に株式市場は傾いてリスクオンの状況になりました。

方向性としては正しく思う一方、うーん、これで万一トランプ氏勝利になると、織り込んでいない分、かなりの暴落が待っているようにも思います。Brexitショックはまず上回るでしょうね。日経平均先物の制限値幅などから一日で12%くらいの暴落は想定しないといけません。

ただ市場の良いところは、不確実なリスクに対応する術はある、ということ。予測できないことと、それに対応しようとするリスク管理力とは別個のものです。なので大統領選挙直前にはオプションをやっている人なら日経平均のプットや先物の売り、現物株のみで勝負するならポジションを一旦は軽くするか、もしくは日経ダブルインバース(1357)や国際のETFVIX(1552)辺りを保険として買っておくべきだろうとは思います。

私の中での現在のメインシナリオは、そうは言ってもクリントン氏勝利→リスクオンで1年近い上昇相場(以前書いたように24000円を目指す波動)になると今のところ考えています。ただそのシナリオの場合、1年後にはこの「中央銀行バブルの破裂」→クリントン政権第一期の任期が終わるまで下落基調で、奇しくも2020年の東京オリンピックに向けて日経平均も半減と考えています。

一方、万一トランプ氏が大統領になった場合、その中央銀行バブルの崩壊が1年分前倒しとなると思っています。つまりどっちになったとしても、足元過剰に買われている世界同時株高は、遅かれ早かれ一旦暴落を迎えるとは思います。トランプ氏がなったら何故崩壊するかといえば、今更言うまでも無いかも知れませんけれど、最も大きい点はこの足元のバブルを作っている現在の中央銀行を否定しているわけですから、当然逆戻り現象が生じるということです。

そういう背景がありますから、株価が上がっても「持たざるリスク」というのは台頭し難い感じになっています。それが今の相場の閉塞感でもあり、もし本当に10月の好スタートからドンドン買われるというのであれば、もっと日経レバレッジETF(1570)などがガンガン買われて出来高を増やしてもおかしくないはずです。

ただいつまでも「リスクに備えろ」では、じゃあ一体いつになったら買えるんだ?ということになりますから、ざっくり言えば「大きく下がり始めるまで買ってみたら?」というのがあります。今はメインシナリオで想定しているように、今後一年間でリーマンショック以降の上昇相場の集大成、最後っ屁のような上げがあると思っているので、そこの値幅は取りに行きたいというのが中心軸です。

足元で大きな援護射撃となったのは原油高。これでオイルマネーが再度落ち着きを取り戻し、日本株を現金化する必要に迫られなくなりました。また、9月まで外国人は過去最大となる6兆円売却してきましたが、見方を変えれば「外国人がこれだけ売ってきたのであれば、今後は買い余力に繋がるのでは?」という思惑も働きます。

また、日銀によるマイナス金利も深掘りの必要が無くなります。先般黒田総裁が「現状追加緩和の必要性は無い」と発言しましたが、結局足元で原油価格が上がってきたら、自動的に物価も上がるから、更なる金融緩和の必要が無いでしょ?という背景があったと思われます。以前であれば追加緩和は株高に反応しましたが、今では相手にされていないのはご存じの通り。

金曜はSQがありますが、先般のメジャーSQすら盛り上がらなかったので、今回もほぼ無風な感じになるのではないかと思います。むしろ案外注目なのが金曜夜のアメリカ9月小売売上高。最近これの善し悪しが結構アメリカ株を動かすので、個人的にはここの着地は気にしています。ただ既に9月FOMCも終えて、次の利上げタイミングである12FOMCまでは時間的距離がありますから、それ程影響は無いかも知れませんね。


新興市場も「やや買い」。本日は高安マチマチ。マザーズは引き続き直近IPO銘柄などは強いですが、ミクシィ(2121)やCYBERDYNE(7779)と言った指数寄与度の高い銘柄が足を引っ張る格好。決算発表シーズンがある程度通過するまでは、例年通りこういった動きが続くのだろうと思います。


ポートフォリオ銘柄】
DMS(9792)は大幅高。昨日「SD export」で協業しているラクーン(3031)が「北米やオーストラリアの小売店舗の登録数が増え、SD export登録ショップが1万件突破」と昨日昼にIR発表。それを好感する動きがちゃんと同社に出てきました。昨日の段階では無反応でしたが、一日過ぎて注目された格好。

これでようやくスイッチが入った感じですし、全体相場に膠着感が続く中、超軽量級の小型株が乱舞していますから、地合に乗った感じです。PBRは0.5倍で配当利回りも2%超。本業の物流事業も好調で、流動性の向上から見直されれば適正な価格まで買い上げられると思います。


キーエンス(6861)は反発。昨日まで連日で最高値更新の動きになっていますが、本日は及ばず。それでも案外高値圏をしっかりキープしています。超売り長銘柄ですから、下落相場耐性がありますね。自社製品の提案力が強く、それを背景にした高利益率が売り方を黙らせています。引き続き高値追いの動きに期待。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。