KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

後場は日銀来たりて笛を吹くか

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本日の日経平均は反落。昨日のNYはトランプ政権によるロックタウン緩和期待感が高まり3指数共に上昇。特にNASDAQが連日の強含みとなり、2月高値→3月安値の半値戻し水準8235ポイントを一気に回復してきました。VIX指数は37.8ポイントまで低下。一方、WTI原油は一時20ドル割れとなりまた下値を試す展開に。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日急騰の反動もありましたが、一方で大きく売り込まれる感じでもなく。107円割れの円高も重石になりましたが、薄商いの中で前日終値を意識した推移となりました。前引けが△0.54%というところで終わり、後場は日銀ETF買いが見込まれます。売買高は前引け段階で6億株台と低調。


投資判断は「やや買い」。アメリカ株が上がってVIX指数が下がっているのは素直に好材料です。ただ難しいのは以前も書いたように「VIX指数が下がったからといって株価が下がらないわけではない」という点。リーマンショック時は90ポイント近くまで上がった後に半値の44.3まで下がったものの、3週間後にもう一度80ポイント超えがありました。

そこでようやく株価は2番底を付けたものの、その後VIX指数が低下する中で4ヶ月後にまた3番底を付け、ようやく大底となった経緯があります。なお、結局大底を付けるまでの間でVIX指数の安値は36.9ポイント。ですからまず50を下回ったことは一息は付ける状態になりましたが、次はせめて35ポイント割れまでは引き続き油断できない状況が続きそうです。

当時のS&P500指数の1番底→3番底への下落率は2割ほど。個人的には今回そこまで酷くなるとは思いませんが、実際町から人が消え、不必要な消費が一切消滅したのですから、それを見て株を買おうという人はなかなか現れません。

結局あとは時間軸をどの程度とるかで投資方法は変わってくると思います。恐らく皆「少なくともコロナは1年後には終息、あるいは経済活動は戻っている」と考えているでしょう。そうなってきたら、各国が打ち出した巨額の経済対策や金融緩和策で、少なくとも2年後の株価水準は今よりは高いだろうと思っているでしょう。

であれば2年間持ち続けられるだけの余力がある長期スタンスの投資ならば、この辺りを買っておいて放置でも良いわけです。例えばジュニアNISAなどで子供の保有する株を選ぶ場合、結構銘柄選びも簡単なはずです。配当や優待の良いところを選んで持ち続ければいいわけですから。

ところが目先は下がって来たとはいえ、引き続きVIX指数の水準が高く値ブレが大きいので、数ヶ月単位での投資は非常に難しいところです(逆に値幅も取れるわけですが)。ですから買い手がせいぜい「個人投資家の長期投資スタンスのごく一部の資金に限られる」という辺りが、買い手不在の状況を作っています。一方売り手も日銀買いが怖く、結局手が引っ込んで売買代金の低下に繋がっています。

一応売買代金が低下すれば日銀買いの寄与度が大きくなります。さすがに2000億円から低下したものの、一日1200億円の買い付けはこれまでの700億円から見ると1.7倍。また2000億円買い付けしていた時の売買代金は4兆円超が続いていましたから、日銀の占める割合は5%程度でした。ところが例えば昨日の2.2兆円レベルになると、1200億円の買い付けでも5%ですから、理屈的には同じだけの効果はあります。

確かに日本株も3月期末を通過したことで保有株の減損を迫られる企業が出て来ましたが、欧米などに比べてキャッシュポジションが多いところが多いことから、配当支払いを抑制されるところが少なく、やはり相対的な優位性があるように思います。利回りを重視できる程に市場が落ち着いてくると、4月の外国人投資家による買いは期待して良いのかも知れません。

新年度頭の特徴としては日経レバレッジETF(1570)よりも日経ダブルインバース(1357)の方が売買代金が大きい日が続きました。今は戻りましたが、この逆転現象は少なくとも私は初めて見ました。今までは大体レバレッジETFの方を空売りすることで下落を取りに行こうとする人が何故か多かったのですが(確かにこれまで流動性レバレッジETFの方が大きかったのですが、逆日歩などのコストは多い)。

理由はハッキリとはわかりませんが、現物で買う需要があるということで考えると、新年度から長期下落に備えよう、あるいはヘッジ目的で持っておこうということでしょうか。ただこういうレバレッジ系の商品は価値が少しずつ時間低減しますから、長期保有には適さないのですが・・・。

ともあれそういうヘッジ目的の売りが新年度頭から膨らんだのだ・・・とすると、市場はだいぶ二番底に備えがあり、場合によっては二番底は実現せずに戻すパターンもありそうです。

最後に毎週毎週暗い話ばかり続く中「BCGワクチンが新型コロナウィルスに有効ではないか」ということで、オーストラリアの研究機関が臨床試験実施というのは光明です。私が知る限りネットで3/25頃から「BCGワクチンを打っている国の感染率が低い」と話題になっていました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200327/k10012354671000.html

もっとも、BCGワクチンが暫定的に有効だとしても、そろそろ国が「国益」や「イニシアティブ」を意識したり優先したりしてくる時期でしょうから、一直線に全員にワクチンを接種してめでたしめでたしにならないというリスクもあります。実際、人数分揃えるにはまた相応の時間は必要です。

あと、世界的な感染症となった100年前のスペイン風邪の際には、リセッション期間は7ヶ月だったのだとか。そしてその年のNYダウもプラスで終わりました(ただし第一次世界大戦終結ということが大きかった説はあります)。

当時より世界のリンク率や人権が高まっている反面、医療技術の精度や情報技術の発達、景気対策に対するスピードは上がっていると思うので、7ヶ月よりも早く立ち直れると考えれば、半年先読む株式市場はそろそろ安定感を持ってもおかしくないかも知れません。なお毎回繰り返しますが景気は決して良くならないけれど「不景気の株高」が起こるという気持ちは揺らいでいません。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。為替の影響を受け辛い銘柄が多いことや、ALBERT(3906)が新型コロナウィルス感染予防をビッグデータ支援で連日大きく買われAI関連株の刺激材料になりました。時価総額の大きなSansan(4443)が下方修正決算だったにも関わらず、連続高となっているのも、やはり指数を牽引し相場を温めています。


ポートフォリオ銘柄】
日本KFCHD(9873)は続伸。外食などの小売株が全般的にアク抜け感が出る中で、持ち帰り比率が高く業績不安感の薄い同社が買われる展開になっています。東証2部というところも、余計な売買が入らないことで需給不安定要因が無くプラスメリットと言えそうです。


ホクト(1379)は続伸。各移動平均線を上回って、25日線も伸びてきました。全般的に食糧危機や野菜価格上昇に対する認識が拡がってきたような印象を持っていますから、ここからの伸びに期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。