KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

東京とNYでの感染拡大止まらず

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日経平均は金曜大幅反発。前日のNYは新規失業保険申請件数が歴史的な増加となったものの、織り込み済みで株は上昇。FRB議長がテレビ出演し「政策手段は尽きることはない」と発言したことも好感された格好に。長期金利は上昇したもののドル安の流れになって、一方で金価格は下落。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ間も無く買いが一巡すると、ドル円円高方向に振れるにつれて値を消す展開に。19000円を割り込んで前引けとなりました。

後場は買い優勢のスタートとなり、19000円を意識した推移が続いていましたが、14時半以降に権利取りの動きや配当再投資の買いが入り、引けにかけて一気に急騰の高値引けとなりました。売買高は23億株台、売買代金3.9兆円台と膨らみましたが、特に引けで0.9兆円出来ました。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは引き続き新型コロナウィルスの感染者数が増加する中で、週間での戻りが強かった反動が出て軟調。VIX指数は65.5ポイントと高水準を維持しています。長期金利は0.7%台を再度割り込み、ドル円は108円割れ。それらを受けた日経平均先物は18550円となっており、月曜の日本株は大幅反落のスタートが見込まれています。

アメリカ株が落ち着くには、まずVIX指数がまず落ち着いて、市場に安定感が出る必要があります。投資家が最も嫌う不確実性を示すバロメーターがVIX指数ですが、実際、これまでの緩やかなアメリカ株高はVIX指数をある種意図的に押さえ込んだ(VIX売りと株買いを同時に行う)パリティファンドという投資手口が幅を効かせていました。

不思議な感じがしますが、VIX指数も案外チャートに沿って動きます。1/28のブログでも言及していた「昨年8月、10月、12月の高値を結ぶ上値抵抗線」を2月に入ってから突破してきた時点で市場の不安定さが高まりました。VIX指数そのものにも先物取引があるので、結局チャートに沿った動きをしやすくなるという傾向はあります。

なお、一昨年にパリティショックが発生した際には3/26にかけて二番底を取りに行きました。当時はその後10月まで一貫した上昇基調が続き、高値を取りに行く動きにはなりましたから希望は感じられます。

勿論リーマンショックの過去が、経験済の投資家の頭には苦々しく残っています。中国は少しずつ動き出して既に9割の工場は復旧したそうですが、日本も特に消費活動が止んでしまいましたし、感染拡大が世界規模で止まりません。不確実性は少なくとも世界規模ではぬぐい去れていません。

ただリーマンショックはまずサブプライムローンという「どこにどういう金融商品が入っているかわからない」という不確実性と、リーマンブラザーズやAIGを見殺しにしたというセーフティーネットの欠如のダブルパンチがあそこまで酷くなりました。

今回少なくとも世界規模で金融緩和、景気対策が行われています。VIX指数で示される「株式市場の」不確実性は食い止められると思います。

下記の記事を読むと「中国は大丈夫だけど欧州金融不安がこれから心配だ」という論調です。個人的には勿論こういう可能性は念頭に置いておくべきだとは思いますが、究極的にはアメリカが無事かどうかが全てだということは、以前から繰り返している通り。EUはこれまでの危機を幾度無くセーフティーネットで救い、遂にあのギリシャ国債が今年1%割れというところまでありました。
https://jp.reuters.com/article/column-nana-otsuki-idJPKCN20M1G4

Brexitで離脱派が勢い付いている中で、EUがイタリアを救わなければ分裂待ったなしになりかねません。しかし感染拡大が続くイタリアから自由に往来されてしまう、だけどイタリアを経済的にも支援しないといけない、となると難民問題以来の国籍的なEU分裂大問題に発展する可能性があります。これは新型コロナウィルスが産み出す副次的な不安材料です。

今回の新型コロナウィルスは単純に致死率が低く、8割以上の人が感染しても無症状、あるいは軽症で済むものですから、過度に騒がず受け入れるしかありません。共生しながら暖かくなって自然鎮火するのを待つ他手段は無いと思います。実際、中国はもう全体的にそのような感じになっています。

本当に暖かくなったら自然に沈静化するのかという疑念はあります。ただ拡大続くイランは中東でも案外寒く、日本と同じくらい。また国内でも北海道は100名以上感染者がいるのに、沖縄では現状4名のみ。中国や韓国からの観光客があんなに多いのに少ないです。

「いや、真夏の南半球や赤道直下でも感染が拡がっている」との反論はごもっともですが、私がドバイやシンガポールに行った時に思ったのは「建物の中は無茶苦茶寒い」ということ。つまり大勢の人が集まるようなところは快適な空調になっていますから、そこではウィルスが活性化します。そういう意味では完全な終息は望めませんし、インフルエンザだって夏にかかる人もいます。

勿論、持病や高齢者の方は気が気ではないでしょうし、特に日本は高齢者が多く消費の大部分を担っているので影響は甚大です。ただ繰り返しになりますが、インフルエンザ同様にできる限りの予防策をとって普段の生活に戻らないと、むしろ二次被害者の方が多く出るであろうことは想像に難くありません。


新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に堅調。やはり権利取り妙味の薄い新興市場東証1部市場に比べると上昇率はどうしても弱い形です。ただ日銀の買いが入らず、公的の買いも薄いと見られる新興市場も安値から22%上昇していることは、非常に勇気づけられる展開になっていると言えます。


ポートフォリオ銘柄】
トッパン・フォームズ(7862)は大幅高。ポンポンと値を戻し3/9以来の水準に戻して来ました。経済対策が商品券から始まり、お肉券、魚介券、寿司券・・・などなど、相変わらずレベルの低い漫才を続けていますが、現金給付ではなく何らかの商品券であれば同社の出番になります。

ただ、最も期待していた凸版印刷(7911)による完全子会社の道のりが、足元で企業によるキャッシュ囲い込みの流れが出てきて遠のいたことで、ここは利益の出ているうちに月曜寄り付きで利食い終了としたいと思います。取り上げ以後順調に伸びていたのに残念です。


そして今回は買いで一銘柄ポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはサニックス(4651)です。実は現在有料メルマガの方で取り上げている途中なのですが、長期的な視点で見ても今がボトム圏でもあると思うので、こちらでも取り上げることにします。

昨年もブログでも取り上げていたことがあり、急騰した銘柄でしたが、廃プラで好業績に加え、足元では病院洗浄関連というテーマ性も加わりました。今回のコロナ騒動で売上が減るような部類ではなく、一緒くたに売られた今は仕込み場だと思います。他にも色々根拠はあるのですが、それはまたおいおい。目標は400円に。月曜寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。