KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

山本メジャーのスピリット~♪

前回の山本昌氏の講演会話の続きです。

高校3年の秋。授業中に教頭先生に呼び出された山本昌氏は校長先生から「中日ドラゴンズがお前を5位指名してきた」と伝えられたとのこと。プロのスカウトの影を感じ無かったことから、青天の霹靂とばかりに驚いた山本昌氏。

ただ地元の英雄原辰徳氏と巨人の大ファンだったし、当時は教員になろうと思っていて断ろうと考えていたそうです。が、大の中日ファンだった父親があまりにも「断るのは勿体無い」という秋波を送ってくるので、父親を喜ばせるために「やるだけやってみよう」と入団を決意したそうです。自分が控えで試合に出なくても毎回毎回試合を観に来てくれていた父に対して、恩返しにでもなれば、と。

しかしルーキーイヤーに小松の親分や鈴木孝政氏など、当時のドラゴンズの主力投手のピッチングを見て圧巻されます。「随分場違いなところに来てしまった」と。実際に入団から4年間は1軍で一勝もできず。5年目はクビを覚悟の背水の陣でのシーズンでした。

当時の星野監督に志願してオープン戦初日に先発をしたのですが、初回からボコボコに打たれてKO。「死ぬまで走っておけ」と言われ、400mグラウンドを100周したところでようやく許され、次に告げられたのは「アメリカに行け」と。当時ドジャースと業務提携し、野球交換留学に選出されたとのことでした。

本人曰く「これはポテンシャルから選ばれたのではなくて、体の良い口減らし」。シーズンが開幕するずっと前の2月に言い渡されて、そのままシーズン終了の11月までアメリカにいろ、というわけですから戦力としては考えられていないのだということ。ただ当然断る権利も無いですし、考え方次第ではクビが一年延びたという見方もできるので、渋々了承したいということでした。(つづく)