KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

山本スクリュー渦を巻く~♪

山本昌氏の講演会話の続きです。

山本昌氏は自身の性格を評して「モチベーションがいつも高い」のがウリということです。ところが、このアメリカ行きだけは本当にまいったそうで、最初の一週間はとにかくやる気が無かったのだとかメジャーの4軍ともいえる「1A」の所属で、誰にも期待されない自分。落ち込んで自棄になっていたようです

そんな山本昌氏に付いてくれたのが、ドジャースオーナーの補佐だった日本人のアイク生原氏。テンションの低い山本昌氏に親身になってあれこれと指導してくれたのだとか。最初は「プロとしてのプライドから聞く耳を持たなかった」山本昌氏でしたが、根気強く山本昌氏の尻を叩き続けてくれたこと、また「1A」でも他のメンバーが腐らずに「優勝する」と頑張っていたことに改心し、また野球へのモチベーションを取り戻したそうです

ただなかなか成果が出せずに悩んでいたある日、チームメイトの内野手スクリューボールを投げて遊んでいたのを見て「教えてくれ」と頼んで教えてもらい、それが彼のピッチングと人生を大きく変える転機になりました。「投手が内野手に変化球を教えてもらうなんて」と自嘲気味に話しておられましたが、それだけ藁にもすがる思いだった模様。

試しに投げてみると思いの外よく変化したので、キャッチャーに「ここぞという時にスクリューボールのサインを出してくれ」と言ったら、相手の強打者を三振。それが確信に変わって、彼を代表する変化球になりました。

その後、あれよあれよと成績を上げていき、遂には「1A」のオールスターゲームにも選出される程に活躍元々11月まで滞在する予定だったところに、急遽8月に球団から国際電話がかかってきます「マサ、日本に戻って来い」

しかし山本昌氏にも意地があり「(戦力外扱いしたのに今更)何言ってんですか、ボクはまだ帰りません」と突っぱねたのだとか。ところがそれから数分後、また電話が鳴って、交換手の女性の声が切り替わった後に耳に届いたのは、聞き慣れた男性の声。星野監督が「マサ、日本に帰ってこい」と。彼に言われたら有無は言えず、二つ返事で「はい」と答え、日本に緊急帰国したのだそうです(つづく)